Liricoニュー・リリース The Lesiure Society『Into the Murky Water』〜にごった水のなかで鳴らされた希望のうた〜
お待たせしました!
4/21発売のThe Leisure Society『Into the Murky Water』のインフォメーションをLiricoウェブサイトにアップいたしました。
The Leisure Society『Into the Murky Water』
http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/LIIP-1510.html
The Leisure Societyアーティスト・プロフィール
http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_artists/leisure_society.html
ここに書いてあることはすべてプロモーション用におおげさに盛っているわけでは全くなくて、むしろ控えめに書いたぐらいです。
タマス・ウェルズがブログで書いた「ソングライティングについて」において、京都で共演したシャロン・ヴァン・エッテンに対して次のように述べています。
「ソングライティングは、あるときはチャレンジしても完全に失敗するのに、また別のときはチャレンジしなくてもすばらしい何かが見つかってしまうような、形を持たないものなんだ。どこかそこに秘密があるとすれば、たぶん、Sharon Van Ettenはそれをすでに知っていると思うよ」
ソングライティングの秘密を生まれながらにして知っているソングライターもいれば、それを知ることもないままいなくなるソングライターもいます。The Leisure Societyのソングライターであるニック・ヘミングは20年にもわたる音楽キャリアのなかでようやくその秘密を知ったのだと思います。そう、このバンドはまだほんの新人だと言えますが、彼のキャリアはもはやベテランです。タマス・ウェルズの一歳上。タマスもそうでしたが、遅咲きですね。
ニック・ヘミングは次のように語っています。
「ぼくらは未来のクラシックを作りたくて、この作品にアプローチしたんだ。すべての音符、すべての楽器にいたるまで執着したよ 」
20人もの参加ミュージシャン、30種類以上もの楽器。ポップ・ソングを愛するものならば、彼らのこの作品におけるポップに対する執着心は恐怖感すら覚えるものかもしれません。イギリスでベストのソングライターになろうとする強い意志。ありとあらゆる音楽が鳴らされてしまったこの時代において、ここまで明確にポップソングで希望を鳴らしたバンドがいたでしょうか。
幸福にも彼らを応援するミュージシャンが何人もいますが、ブライアン・イーノもそのひとり。今回、コメントを寄せてくれています。
「ザ・レジャー・ソサエティの1stはまさに宝石で、その年のベスト・アルバムのひとつだった。毎朝聴いていたぐらいだよ。2ndはさらにすばらしくなっているね。彼らの音楽はフレッシュで、輝いていて、高揚感がある。釣り人のバッグよりキャッチーだよ」(ブライアン・イーノ)
発売まで一ヶ月を切りました。この希望の音楽とともに、多くのひとの止まってしまった時間が、生活が、また動きはじめればいいなと願っています。
Tags: The Leisure Society
This entry was posted on 2011年 3月 25日 at 15:57 and is filed under The Leisure Society. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.