hue and cry

またいっしょに歌える日まで

しばらくブログを書くのを怠っていましたが、そろそろ再開していこうと思います。

震災に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。被災地の一刻も早い復興をお祈り申し上げます。

そう書かなくても誰もが真剣に思っていることですし、そう書いてしまったそばから、思いやりが消費されて、なにかの引用句のように冷たく映るように思えて、震災のことを書くのをずっと思い悩んでいました。

凄惨で残酷な出来事を前に、できるかぎりの節電と、じぶんなりの寄付でしか役に立てないじぶんがあまりにも無力でなにもできないことに愕然としました。世界で流れる音楽を広めることはぼくにはできても、鳴り止んだ音楽をふたたび鳴らすことはぼくにはできないから。

ぼくのレーベルの作品は、かなしみを決して忘れないために鳴らされた音楽ばかりです。あなたの世界の音楽がまた鳴りはじめたならば、タマス・ウェルズのうたが届けばいいのにと思っています。

こころに余裕があるならぜひこの映像をご覧ください。先日の日本でのライヴの映像です。

みんなにコーラスを担当してもらった「I’m Sorry That The Kitchen Is on Fire」。このひとの笑顔には不思議な力があるんです。こころに刺さったとげを一本一本やさしく抜いてくれる。姿は見えなくても暗闇のなかからみんなの声が聞こえてきます。「わたしのこころはあなたとともにいます」ってこういうかんじ?

またいっしょに歌える日が来るまでずっと待っています。

最後に、ぼくのかわりにタマスのメッセージを記しておきます。

「日本のみんな、この災害が起きてぼくはみんなのことをいつも考えている。ニュースであらゆる悲劇を聞いてとても悲しい・・・みんなやみんなの家族や友人がみんな安全であることを祈ってるよ」

2 Responses to “またいっしょに歌える日まで”

  1. 3月 25th, 2011 at 01:38

    うどんげ says:

    寝る前にニュースをチェックしてたらこんな記事が・・・

    【ミャンマー東部でM6・8の地震、1人死亡】
    (2011年3月25日00時57分 読売新聞)
    http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110324-OYT1T01159.htm

    正確な被害状況はこの記事がアップされた時点ではまだ把握できていないようです。
    あちらの建物は日本ほどタフじゃないだろうから、この規模の地震でも心配になります。
    タマスが祈ってくれたように、僕も現地の人たちが無事であることを祈っています。

  2. 3月 25th, 2011 at 16:21

    sin says:

    ぼくもそのニュースを知って、とても驚きました。
    ニュージーランドの地震よりも大きいですよね・・・。心配です。

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