hue and cry

Scott Matthewと『ショートバス』

弊社はお盆がちょうど夏休みだったのですが、5日間休みをもらい、実家にも帰らず、スコット・マシューの入稿前だったこともあり、時間をかけて対訳の最終稿を作っていました。もちろんずっとそれをやっていたわけでもなく、昼は暑すぎたので真夜中にサイクリングなどして夜の生活を楽しみました。

で、マシュー研究もかねて、彼が音楽を提供し出演もしている映画『ショートバス』を久しぶりに見直してみました。『ヘドウィグ~』のジョン・キャメロン・ミッチェルがセックスをテーマに作ったこの作品は有名な俳優は一切起用せずに、オーディションで選ばれた俳優たちと行ったワークショップを元に脚本を書き上げて行った作品で、スコット・マシューもワークショップの時点から関わり、作品のテーマを理解したうえで曲を書き上げました。ちなみに本国の映画のポスターには彼も写り込んでいます。

彼の曲は全部で5曲使用され、うち2曲は彼が弾き語りしていますが、なかでも「In The End」はクライマックスの場面で大々的に使われていたので、印象に残っているかたも多いはず。曲がいいのは言うまでもないですが、使われ方が本当に素晴らしい。この曲をみんなで合唱する大団円のフィナーレは何度見ても鳥肌がたちます。特にスコット・マシューについて詳しく知ってからこの映画を見直してみると、さらに大きな感動を得るんじゃないかと思います。個人的には『ヘドウィグ』より断然『ショートバス』のほうが好きですね。好き嫌いはあると思いますが、ぼくはとても美しい映画だと思います。

ぜひ、アルバム発売前に一度観てみてください。

http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/LIIP-1505.html

Tags:

コメントする