ピアニストではないアーティストが音の断片をコラージュしてピアノ作品を作り上げたらどうなるだろう。本名名義でリリースした2013年のデビューアルバムがErased Tapesより再発。新作『Spells』と同時リリース。ニルス・フラームがシンセ/ミックス/マスタリングで参加。
■今後誰に聞かれても、これが本当のピアノだと答えるよ – ニルス・フラーム
■何かの始まりのように鳴り響いた、静けさとデリケートさを
持ち合わせた作品。音の暖かさと深さは毎回私を魅了してくれる – ジョン・ホプキンス

散りばめられたピアノや弦楽器、ライブ録音のサウンドをコラージュして作りあげたピアノアルバム。元々はHECQ名義でアンビエントやブレイクコアを制作したが、2013年リリースの今作からピアノアルバムを制作。ニルス・フラームが『Spaces』で挑戦した時間軸を越えた音の断片の融合をほぼ同時期に行っていた。手触りが伝わってくるピアノのサウンド、ドラム、シンセサイザー、それらが細かくアレンジされそれぞれに配置されたサウンドは聴き手にはまるでライブレコーディングを聴いてるかのような錯覚に陥る。まるで魔法にかかったようにキラキラと輝き出す音の断片。HECQとしてデジタルサウンドで制作してきたからこそできる生の音とデジタルサウンドの融合。この再発と共に最新作『Spells」が同時発売されます。

 

Track :
1.Only In The Dark
2.Nocturne 1
3.To The Hills
4.You’ll Miss Us One Day
5.Gravity
6.Eos
7.Nocturne 2
8.The Behenian Gospel

新作『Spells』はこちら