Alva Noto
“UNIEQAV”
アルヴァ・ノト
『ユニ・イーキュー・エーヴィー』
¥2,400 + 税
PDIP-6576
国内CD + DLコード
2018年3月30日リリース
レーベル : p*dis
■国内盤特典
ダウンロード・ボーナストラック「Uni Blue (Live Version)」
ライナーノーツ / 解説:畠中実 (ICC)
坂本龍一とのコラボレーションで知られる天才サウンド・アーティスト、アルヴァ・ノトことカールステン・ニコライが、『UNITXT』、『UNIVRS』 に続く《Uni シリーズ》最新作にして3部作完結編となる『UNIEQAV』を完成!
アルヴァ・ノトが数十年前に東京のクラブ ”UNIT” にブッキングされた際、その環境に応じたサウンドを作り出そうとしたのがきっかけで始まったのが、よりリズミカルなダンスフロア向け作品の出口である《Uni シリーズ》。本作 『UNIEQAV』は、《Uni シリーズ》の前2作『UNITXT』(2008 年)、『UNIVRS』(2011 年)のコンセプトをさらに発展させた続編で3部作を締めくくる作品。それぞれに特徴がありながらも大局的見地の一部である3部作としてのコンセプトは、各アルバムのアートワークにも反映されており、3枚並べるとアルファベットで ”UNI” と綴られる。
「音響的に潜水を表現している』とニコライは今作について説明する。数学、データ、単位システム、グリッド、リズム、コード、 テキスト、言語、スポークン・ワード、DNA、化学技術、自然、そのすべてをインスピレーションと制作に用いて、今作でもアルヴァ・ ノトの持ち味である芸術的で概念的で科学的な深さのあるサウンドを提示する。また、前2作と同様、フランスの音響詩人アン=ジェ イムス・シャトンとのコラボレーションがトラック 9「Uni-Dna」で行なわれている。前2作では、先にシャトンがボーカルトラックを書き、その後ニコライが作曲していたが、今回は順番を入れ替えて、ニコライが先に作ったトラックに、DNA 分子を構成するアミノ酸の情報を朗唱するシャトンのユニークなボーカルアプローチを付け加えた。
煌めくデジタルのスパーク、シンプルで情緒感のあるメロディー、密やかなベースライン、複雑なリズムパターン、重低音ビートな どを、卓越したセンスとテクニックで立体的なサウンドデザインで構築し、ミニマルでメディテイティブな側面とダイナミックでダンサブルな側面が完璧なバランスで混在する唯一無二の音響空間を生み出している。
*国内盤のみライナーノーツ(解説:畠中実)+ ダウンロードコード(アルバム全曲+ボーナストラック「Uni Blue (Live Version)」)付き
Track list :
1. Uni Sub
2. Uni Mia
3. Uni Version
4. Uni Clip
5. Uni Normal
6. Uni Mic A
7. Uni Blue
8. Uni Mic B
9. Uni Dna
10. Uni Edit
11. Uni Tra
12. Uni Chord
Alva Noto
アルヴァ・ノト
本名カールステン・ニコライ。1965年、旧東ドイツのカールマルクスシュタット生まれ。ベルリンを拠点にワールドワイドな活動を行うサウンド/ビジュアル・アーティスト。音楽、アート、科学をハイブリッドした作品で、エレクトロニック・ミュージックからメディア・アートまで多彩な領域を横断する独自のポジションを確立し、国際的に非常に高い評価を得ている。彼のサウンド・アーティストとしての名義がアルヴァ・ノトである。ソロ活動の他、ミカ・ヴァイニオ、池田亮司、ブリクサ・バーゲルト(アインシュツルテンデ・ノイバウテン)、ビョーク、イギー・ポップなど注目すべき様々なアーティストたちとのコラボレーションを行い、その中でも坂本龍一とのコラボレーションにより、ここ日本でも一躍その名を広めた。2016年には映画『レヴェナント:蘇りし者』(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)の音楽を坂本龍一、ブライス・デスナーと共同作曲し、グラミー賞やゴールデン・グローブ賞などにノミネート。また美術の分野においては2015年8月より西武渋谷店エントランスに『chroma actor』が展示されている。2017年3月には市原湖畔美術館にて大規模な個展『Parallax』が開催された。2018年Alva Noto関連の作品をリリースするレーベル<NOTON>を再始動。
www.alvanoto.com
www.carstennicolai.de
www.noton.info