haruka nakamuraの代表曲「光」、それを生んだ「twilight」や、「光」にまつわる物語を巡る、未発表バージョンを含む全5曲を纏めた配信限定EP
haruka nakamuraの2ndアルバム『twilight』の10周年記念盤のリリースから約1年。そのアルバムのタイトル曲「twilight」から生まれた彼の最も重要な楽曲「光」を振り返る。
2010年、nakamuraはアルバム『twilight』を発表して間もなく、師であり友であったアーティストNujabesの突然の訃報という別れに直面していた。そのような時に、楽曲「twilight」のボーカルを担当したシンガポールのアーティストASPIDISTRAFLY・April Leeから届いた温かな言葉が心の支えとなり、再び音楽に向き合うきっかけとなった。直感的に「twilight」を逆再生してみたところ、その音には新たな輝きが溢れており、再び音楽を開くきっかけとなったという。陽暮れの曲を逆再生して生まれた夜明けへの音楽。
楽曲「光」は誕生した。
「光」にはPIANO ENSEMBLEや聖歌隊らとによる大編成のものなど、いくつかのバージョンが存在しているが、本EPにはtwilightと光をさらに掛け合わせ2011年の東京・早稲田スコットホールで光を初演した時のストリングス演奏録音を取り入れた「未来」や、「新しき光」という未発表バージョン2曲と、制作同時期に録音されていたピアノ・ソロ曲「ひとつ」が、「光」と「twilight」のオリジナル・バージョンと共に収録されている。
「光」が作者にとってそうであったように、この楽曲集が不確かに揺らぐ日常の中に一遍の光をもたらすことを願って。
マスタリングは田辺玄(Studio Camel House)が担当。
Produced by haruka nakamura
Vocals by April Lee (ASPIDISTRAFLY)
Violin by Rie Nemoto, Ayako Sato
Cello by Yukari Hara
Mastered by Gen Tanabe at Studio Camel House
【Tracklist】
1. 新しき光
2. 未来
3. 光
4. twilight
5. ひとつ
haruka nakamura
ハルカ・ナカムラ
音楽家。青森出身。最新作は初のミュート・ピアノソロアルバム「スティルライフ」。ソロ名義の他、様々なユニットで多数オリジナルアルバムを発表。東京・カテドラル聖マリア大聖堂、広島・世界平和記念聖堂、野崎島・野首天主堂を始めとする、多くの重要文化財にて演奏会を開催。近年は、杉本博司「江之浦測候所」のオープニング特別映像、国立新美術館「カルティエ 時の結晶」安藤忠雄「次世代へ告ぐ」などの音楽を担当。京都・清水寺成就院よりピアノ演奏をライブ配信。東京スカイツリー、池袋サンシャインなどのプラネタリウム劇伴音楽を担当。早稲田大学交響楽団と大隈記念講堂にて自作曲でオーケストラ共演。Nujabesをはじめとする多くのアーティストとのコラボレーションを行う。翻訳家・柴田元幸との朗読セッション(ライブアルバムを発表)や、画家ミロコマチコとのライブペインティング・シリーズも敢行中。evam eva、BEAU PAYSAGEなどとコラボ作品を多数制作。カロリーメイト、ポカリスエット、AC公共広告機構、CITIZENなどCM音楽を手掛ける。
www.harukanakamura.com