Yoshiharu Takeda “Before The Blessing”
武田吉晴 『ビフォア・ザ・ブレッシング』
■税込2,860円(税抜2,600円)
■SLIP-8512
■2022年9月30日
■レーベル:Stella
■発売・販売元:インパートメント
揺らぎ、流れ、やがて輪郭をあらわす幻想の音楽。気鋭の音楽家、武田吉晴の4年振り待望のセカンド・フル・アルバム。
2018年に発表したファースト・アルバム『Aspiration』がCalmや井上薫から賞賛された、東京在住、気鋭の作編曲家/鍵盤奏者にして選曲家としても活躍する武田吉晴。アルバムを聴いた鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)がその才能に惚れ込み、自身がプロデュースするレーベル“Stella”からの新作をオファー。
そして4年の歳月をかけて制作された本作は、洗練の奥に潜む野性、静が内包する動を美しく表現し、武田吉晴にしか創造できない音世界がさらに深化した素晴らしい内容。
<音楽の心地よさ>という世界を、徹底的に追及し続ける武田吉晴くん。その音楽的純度は<もはや過激>とすら呼べる。聴いていると座っていられない。ぼくの心は<ドキドキ、ザワザワ>と騒つく。こんな気持ちを抱かせる音楽家なんて、近年、彼以外いないです。素晴らしいな。
鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)
前作に続き、全楽器を自身で演奏/プログラミング/多重録音して完成した本作。柔らかなタッチのピアノと揺らぐエレピが重なるさまはビル・エヴァンス『From Left To Right』を思わせ、ジャズから南米~アジアまでさまざまな背景を感じるクラリネットやチェロと有機的に結び合い、心を浸す室内楽的なアンサンブルを構築。繊細に組み上げられたコード・ヴォイシングの輪郭をなぞるようなペダル・スティールの神秘的な響きと、時にスロウ・ワルツのように、ゆったりとした流れを作るドラムス&パーカッションによるリズム。全てが繊細なニュアンスを宿し、唯一無二の音像を描き出します。
ジャズ、ワールドミュージック、ニューエイジからアンビエントのファンに大きな賞賛をもって迎えられた前作『Aspiration』の無国籍で幻想的な魅力はそのままに、洗練の裏に潜む野性、静が内包する動を美しく音楽で表現した、4年振りの新作。見開き紙ジャケット仕様に加え、前作同様に(カヴァー曲⑤を除く)全曲の譜面(リードシート)が印刷されたブックレットを封入しています。
<収録曲>
01. Before The Blessing
02. Spiritus
03. Observe Intention
04. Maya
05. Lullaby
06. When We Seek
07. Eastern Thought
08. Inevitably
All songs composed by Yoshiharu Takeda
Except 05 (Traditional)
<Before The Blessing>
<Observe Intention>