「季節のさまざまな色の実を鳴らす」をコンセプトに活動する、印象派ポストクラシカル・デュオ<いろのみ>の10thアルバム。初の試みとなるピアノと十七絃箏を主軸に、日本の神話や自然との関わりを探求した美しい音の風景。

ピアニスト・柳平淳哉と、十七絃箏、プログラミング・磯部優によるデュオ<いろのみ>の10枚目となるアルバムが、シンガポールのKITCHEN. LABELよりリリースする。大地や季節の色彩との対話から常にインスピレーションを受け音楽制作をしてきたデュオが、本作では初めての試みとなるピアノと十七絃箏を主軸とした、さらに深化を遂げたサウンドを届けてくれた。
 
日本には古くから、山、岩、木、海など自然界のさまざまな万物に神様が宿るという考え方がある。アルバムタイトルは「himorogi:神籬(ひもろぎ)」から来ており、神事の際に神様を招くための依り代となる木々を指している。
 
雨が空と大地を結び、花を咲かせながら大地に生命を与え、秋の色彩が別れを告げれば、また新たな生命の循環が始まるように、いろのみのサウンドも録音されたそのままの姿で生き生きと循環し、繊細なピアノの旋律による崇高で優雅なフレーズが落ち着いた箏の音色の上にキラキラとした雨のように降り注ぐ。時間や場所を超越した限りなく美しい本作「himorogi」は、時代を超えて愛される作品となるだろう。
 
アートワークの写真は小林紀晴、デザインはRicks Ang(KITCHEN. LABEL)、マスタリングは福岡功訓(Flysound)が担当。
 
Tracks:
1. 天咲 ama saki
2. 夢遊 yume asobi
3. 桜雨 sakura ame
4. 響空 hibiki sora
5. 雨宿 ama yadori
6. 抽無 chumu