ラテンジャズとアコースティック・ジャズを見事にブレンドし、現在NYで最も輝く新世代ピアニストの一人、オスカー・ペレスの珠玉の演奏が連なるオーセンティック・ピアノ・トリオ・アルバム!

 

解説: 2010年のセロニアス・モンク・コンペティション2位に輝いたヴォーカリスト、CHARENEE WADE の『Love Walked In』は派手さこそないものの実に素晴らしいアルバムだった。そこで素晴らし いバッキングを聴かせていたのが、ピアニストのオスカー・ペレスだった。彼は NY クイーンズ生まれ、 キューバ
音楽のミュージシャンだった父を持つピアニスト、オスカー・ペレスは自身のユニット《Nuevo Comienzo》や、ラテンのジャズのビッグバンドのディ
レクターなど、ラテンジャズでの活動も多いが、 その一方でゴスペルのフィーリングを香らせながら、よくスウィングするオーセンティックなジャ
ズピア ニストとしても素晴らしい実力を持っている。彼がコンテンポラリーなシーンで活躍する Thomson Kneeland (b)、アビー・リンカーンやレジーナ・
カーターに起用される敏腕 Alvester Garnett (ds) との トリオで録音したのがこの『Prepare a Place for Me』だ。スタンダードを交え、シンプルな 4 ビー
ト を軸にした選曲の中に、<Message To Monterey>のような入り組んだ楽曲も際込んでいるが、メロディ アスなフレージングとリズミカルなプレイで一
気に聴かせる。美しい音色やセンスのいいバッキングなど、 珠玉の演奏が連なる。理想的なオーセンティック・ピアノトリオ・アルバムと言えるだろう。
 
< 解説:柳樂光隆 Jazz The New Chapter>
 

■Track listing:
1.Just Everything
2.Round Midnight
3.Headin’ Over
4.Snake Charm
5.Message To Monterey
6.The Nearness of You
7.Prepare a Place for Me
8.Mushroom City
9.Song For Ofelia
10.(日本国内盤限定ボーナストラック収録)
 

 
【Oscar Perez Quartet- Prepare a Place for Me】 

 【Oscar Perez Trio – Just Everything】

 
■パーソネル
録音メンバー
Oscar Perez(p), Thomson Kneeland(b) Alvester Garnett(ds), feat.
Bruce Williams(a.sax)