baobab + haruka nakamura
“カナタ”
¥3,000 + 税
CSF-008
2019年12月13日リリース
国内盤CD
レーベル : CSF Records
ー 海の先、森の深くにある、カナタへ
baobab + haruka nakamura 初の共作アルバム 「カナタ」
ジャケット、MVに川内 倫子氏を迎えて、海と森が出会う美しい歌のアルバム
アイリッシュ音楽、古楽をバックボーンに持つbaobabと音楽家 haruka nakamuraとの新たな歌が詰まったインスト含む至極のアルバム。サウンドはシンプルなアコースティックサウドに古楽器が自由なスタイルで入れ込まれている。
2015年、baobabと川内倫子で製作した『Light of dance』。 その映像と音を発表した写真展をきっかけにbaobabとharuka nakamuraの音の旅は始まる。同展示で、baobabとharuka nakamuraは初めてセッションを行う。全く異なるバックグラウンドと、活動の場を持つ2組が、互いに新鮮な音に出会い、そこには新しい音 の風景が生まれた。haruka nakamura PIANO EMSAMBLEへbaobab が歌で参加したり、baobab主催のsing bird concertでの共演など各地で音を重ねてきた中で、互いに生まれる音が交差するようにアルバムが構成されている。まさにその土地から受けるインスピレーシ ョンで音が生まれている。アルバムの代表曲となる「カナタ」はbaobabとharuka nakamuraが即興でワンフレーズずつ音とアイディアを出し合いながら、一曲として完成している。
大分山香カテリーナの森を拠点とし、自然の中での暮らしや、ものづくりとともにある音楽を発信するbaobabと、音の旅を続けるharuka nakamuraから生まれる音楽との融合。そこには、海と森の 歌が描かれている。大きな海から始まり、森へとつながってゆく自然の物語。そして一日の運行、日々終わって始まること。夜明け、 緑に降り注ぐ光、影、海に暮れてゆく太陽、そして夜に浮かび上がる木々のシルエット。また、夜は朝へとつながってゆく。歌、ギタ ー、フィドル、古楽器、パーカッション、そしてピアノが、そんな 自然の運行や、航海のように流れゆく景色の旋律を奏でる。
写真家、川内倫子が手がけたジャケットとブックレットの美しい写真たちは、初夏と真冬、二つの季節のカテリーナの森での写真、そ して海の写真が、歌詞に寄り添うように、綴られてゆく。
1. カナタ
2. Fall
3. 永遠と1日
4. 夜の木
5. sky boat song
6. つむぎ
7. TRAD
8. Light of dance
9. 嵐のあとに
10. カテリーナの賛美歌
baobab [• Maika : Vocal / Fiddle ・Mirai Matsumoto : Vocal / Guitar etc…]
2004年結成。Maika ( 歌 / fiddle) と、古楽器製作家でもある松本未來を中心としたアコースティックサウンドを奏でる兄妹。ものづくりや土に根ざした生活の中から生まれる音は、トラッド、古楽、フォーク を自由なアレンジとスタイルで表現される。2007年のニュージーランド全 20 公演の海外ツアーを経て 4 枚のアルバムをリリース。自主制作でつくられたアルバムはインディーシーンでロングセラーを記録。 CM、映画への楽曲制作も行う。これまでに数多くのミュージシャンとも共演を重ねる。カテリーナの森で、森全体を自らデザインし、自然環境と人、音楽やアートと暮らしの融合をテーマにした音楽祭” Sing Bird Concert” を 14年間主催してきた。その活動は多くの共感者を集め、地域からの表現発信の核となっている。現在、haruka nakamura と新たな作品を制作中。2019 年より、haruka nakamura 率いる「CASA」のバンドメンバーに加わる。baobab-csf.com
haruka nakamura
音楽家/青森出身。ソロ名義の他、PIANO ENSEMBLEなど様々なユニットで、多数オリジナル・アルバムを発表。東京・カテドラル大聖堂、広島・世界平和記念聖堂を始めとする、多くの重要文化財にてコンサートを開催。近年は、杉本博司「江之浦測候所」のオープニング映像の音楽を casa BRUTUS 企画により担当。「feel kiyomizudea」プロジェクトに招聘され、京都・清水寺成就院にてピアノ演奏をライブ配信。 CM、WEB、TV 番組の音楽、プラネタリウム劇伴音楽、ファッション・ブランドとのコラボレーションなど数多くの楽曲制作、早稲田大学交響楽団との共演、Nujabes、LUCA をはじめとする他アーティストとのコラボレーション、楽曲提供、プロデュース、リミックス等も手掛ける。また、翻訳家・柴田元幸との朗読セッション ( ライブ・アルバムを発表 ) や、画家、絵本作家・ミロコマチコとのライブ・ペイン ティング・シリーズも敢行中。自作の他に baobab との共作アルバム、evam eva、未草などブランドとのコラボレーションアルバムや zujo circus、krank/marcello などへ書き下ろし楽曲提供、papparayray とのコラボレーションによる店内音楽企画を数年に渡り行う。2019 年より、新しく楽団編成での三都市TOUR「STARDUST II」を敢行中。harukanakamura.com
川内倫子
1972 ‒滋賀県生まれ。『うたたね』『花火』(2002 年、リトルモア刊)の 2 冊で第 27 回木村伊兵衛写真賞を受賞。著作は他に『AILA』(2004 年、フォイル刊)、『the eyes,the ears,』『Cui Cui』(共に 2005 年、フォ イル刊)などがある。2011 年に『Illuminance』を世界 5 カ国で同時出版(日本版はフォイル刊)、2013 年に写真集『あめつち』を Aperture ほか世界 4 カ国で刊行(日本は青幻舎)。2009 年に ICP(International Center of Photography)主催の第 25 回インフィニティアワード芸術部門受賞、2013 年に平成 24 年度(第 63 回)芸術選奨文部科学新人賞、第 29 回写真の町東川賞国内作家賞を受賞。主な個展は、「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears」(2005 年、カルティエ財団美術館/パリ)、「” Rinko Kawauchi” The Photographers’ Gallery」(2006 年、ロンドン)、「AILA + the eyes, the ears」(2007 年、ハッセ ルブラッド・センター/イエテボリ、スウェーデン)、「Semear」(2007 年、サンパウロ近代美術館/サンパウロ)、「Cui Cui」(2008 年、ヴァンジ彫刻庭園美術館/静岡)、「照度 あめつち 影を見る」(2012 年、 東京都写真美術館)、「Rinko Kawauchi ‒ Illuminance」(2015 年、KUNST HAUS WIEN GmbH /ウィーン)ほか多数。2016 年に熊本市現代美術館で個展「川が私を受け入れてくれた」を開催。2017 年 6 月に 新作写真集『Halo』を Apeture ほか 2 カ国で出版(日本語版は HeHe)。rinkokawauchi.com