インコグニート別動隊=シトラス・サン2年ぶり新作『Expansions & Visions』よりマリーナ・ショウのテイク(’68)が知られる名曲「カリフォルニア・ソウル」のカヴァー曲が配信リリース
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CITRUS SUN
シトラス・サン
自らもギタリストであるブルーイが、ウェス・モンゴメリー直系でさりげなく超絶な親指ピッキング奏法でアリア製フルアコを鳴らす英国ジャズ界の至宝、ジム・マレンへのリスペクトから2000年にスタート。2010年代に入りプロジェクトが活性化し、2014年にセカンド『ピープル・オブ・トゥモロー』を発表後、ジャズ系フェスでの引きが強く、2015年から2018年まで4年連続で来日ツアーを果たしている人気プロジェクト。
インコグニート部隊からは鉄壁ボトムラインのフランシス・ヒルトン(b)、フランチェスコ・メンドリア(ds)、天才鍵盤主のマット・クーパー(key)、“ヤング・アル・ディ・メオラ”と言えそうなフランシスコ・サレス(g)、そしてマスター=ブルーイ(g)がレギュラーで、曲によって数名の“コグズ”が加わる。
インコグニート 創始者であるブルーイによる、インコグニートの主要メンバー大半で構成された8人構成のバンド、シトラス・サンの4作目を発表する。
最新作『エクスパンションズ&ヴィジョンズ』はタイのクラビとロンドンで録音された。新たに書き下ろされたインスト曲と、ロニー・リストン・スミスの70sジャズファンク/パラダイス・ガラージ/ロフト・クラシック「エクスパンションズ」と、アシュフォード&シンプソンによるペンでマリーナ・ショウのテイク(’68)が知られる名曲「カリフォルニア・ソウル」のカヴァーがある。
シトラス・サンはブルーイの、英国のギター・ヒーローであるジム・マレンへの愛から始まったプロジェクトで、ジムは『ピープル・オブ・トゥモロー』(’14)、『ライド・ウィズ・ザ・ウインド』(’18)に続き再び数曲にフィーチャーされている。インコグニート からはマット・クーパー(key)、フランシス・ヒルトン(b)、フランシスコ・サレス(g)、フランチェスコ・メンドリア(ds)がレギュラー起用されている。
シトラス・サンとインコグニートとの大きな違いは、大半がインストで度肝を抜くファンキーさを伴う。ブルーイ曰く「新作の大半はタイ西海岸南部にあるクラビでのジャム・セッションに端を発する、これまでのアルバムと同じアプローチを取ったよ。島々へのボートでの旅やリビーチでゆったり過ごす昼間は、夕方からのレコーディングでバンドのクリエイティヴィティがとめどなく溢れ出るための、最もリラックスして臨める方法さ。のどかなロケーションはレコーディングを行うに必要な前向きな気持ちとインスピレーションすべてをもたらすのさ」。