中島ノブユキ ”エテパルマ” ピアノ・ソロ・コンサート & トーク
NOBUYUKI NAKAJIMA “ETE, Palma” piano solo concert & talk
パリ在住の作編曲家&ピアニスト、中島ノブユキさんが一時帰国し、一夜限りのコンサート&トーク・イベントを開催。限定40名という贅沢な空間で、中島ノブユキさんによる美しいソロ・ピアノ演奏が堪能できる貴重な機会となります。
2006年に発表されたソロ・デビュー・アルバム『エテパルマ』。
ピアノ/バンドネオン/ギター/ドラムス/ベースの弦楽アンサンブルで、クラシックからジャズ、ブラジル音楽にいたるまでを独自にブレンドした抒情的でドラマティックな音世界は、今や世界で活躍するマエストロ中島ノブユキの原点であり、一つの頂点に到達したアルバムとも言えます。
その後、 『散りゆく花』(2015年)まで計6枚のアルバムを発表。2016年のジェーン・バーキンの世界ツアー「GAINSBOURG SYMPHONIQUE」に音楽監督として参加したのを機にパリに移住し、ニース・オペラ座で世界初演された「PIAF SYMPHONIQUE」のオーケストラ編曲/ピアニストとして参加。その間に大河ドラマや数々の映画音楽も手掛けるなど、多忙な日々を送る中島ノブユキ氏が、久しぶりにソロ・ピアノで奏でる美しい演奏を聴ける、一夜限りの貴重なコンサートとなります。
演奏予定曲は、
・エテパルマ(アルバム『エテパルマ』より)
・夏の懺悔(アルバム『カンチェラーレ』より)
・プレリュード ホ短調(アルバム『メランコリア』より)
・ディスタンツァ(アルバム『散りゆく花』より)
…など、オリジナル・アルバムからの他にも『八重の桜』『たまゆら』などサウンドトラックからも演奏予定です。
素晴らしいピアノと親密な空間で、久しぶりの中島さんのピアノ・ソロをお楽しみください。
トーク・パートでは、アルバムのプロデューサーとして『エテパルマ』誕生までのプロセスのすべてを知る高見一樹氏、ビームスのクリエイティブ・ディレクターや<BEAMS RECORDS>のディレクターを務め、長年に渡って親交がある青野賢一氏、両氏ならではの経験と視点から、『エテパルマ』が生まれた時代背景や当時のシーンを振り返りつつ、このアルバムの魅力に迫ります。
実は中島ノブユキ氏自身にとってもこのような機会は初めてとのことで、当日は本人も驚くような話がでるかも。昨年リリースされたアナログ・レコードをlistudeの音響で再生しながらのトーク・イベント。『エテパルマ』を愛するファンの皆さまにとっても、改めて新鮮に響くことでしょう。
■出演:
コンサート:中島ノブユキ(ピアノ)
トーク:中島ノブユキ 青野賢一 高見一樹
■日時:
2025年2月28日(金) 開場19:00 / 開演19:30
■会場:
「um(ウム)」 (https://um-musica.com/access)
■料金:
予約4,000円 当日4,500円(限定40名・全席自由)
■予約:
メール ▶ reserve@inpartmaint.com (インパートメント)
*メールのタイトルを「2月28日予約」とし、「お名前・人数・お電話番号」をご明記のうえお申し込み下さい
本公演は満席となりましたので、ご予約受付を終了いたしました
*料金は公演当日、受付にてお支払いください(現金のみとなります)
■問合:
インパートメント(03-5428-6800 / 平日12:00~18:00)
中島ノブユキ
NHK大河ドラマ「八重の桜」、映画「人間失格」(dir. 荒戸源次郎)「悼む人」(dir. 堤幸彦)、アニメーション「たまゆら」(dir. 佐藤順一)他、多くのドラマやCMの音楽を担当。ジェーン・バーキン ワールドツアー「Via Japan」「Gainsbourg / Le Symphonique」他、ニースオペラ座にて世界初演された「Piaf Symphonique」等に音楽監督として参加。2024年、シャルル・アズナブール生誕百年にちなんだオーケストラ作品「AZNAVOUR 100 ANS」が南仏ニースにて世界初演、その後のパリやリスボン等世界ツアーが予定されている。ソロアルバム『エテパルマ』 『メランコリア』『散りゆく花』等発表。
青野賢一
1968年東京生まれ。株式会社ビームスにてプレス、クリエイティブディレクターや音楽部門〈BEAMS RECORDS〉のディレクターなどを務め、2021年10月に退社、独立。現在は映画、音楽、ファッション、文学などを横断的に論ずる文筆家としてさまざまな媒体に寄稿している。2022年7月に書籍『音楽とファッション 6つの現代的視点』(リットーミュージック)を上梓。また、DJ、選曲家としても35年を超えるキャリアを持つ。
高見一樹
61歳。現在雑誌、Intoxicateの編集を中心に、ミュージック・コンテンツ・アドヴァイザー、翻訳などで生計を立てる。コロナ禍があけて、いまだにステイホーム中。自分のためだけの翻訳は、カーラ・ブレイの評伝(Carla Bley/Amy C Beal)を完了、二月中にはECMの創業者、プロデューサーのマンフレート・アイヒャーが参加した鼎談をMikikiに公開予定。準備中のものとしては作曲家、ピアニストのニック・ベルチュの著書『Listen -Music,Movement,Mind』のほか、ジョージ・ルイス『A Power Stronger Than Itself AACM And American Experimental Music』、Steve Lehmanの論文『Liminality as Framework for Composition:Rhythmic Thresholds,Spectram Harmonies and Serological Improvisation』などがある。