ベイルートによる2年振りの新作はサーカスと小説の世界観を音にした遊び心あふれる作品

2年振り通算7枚目のスタジオ作品はスウェーデンの現代サーカス・カンパニー”Kompani Giraff”のディレクターであるヴィクトリア・ダルボリからユーディット・シャランスキーの小説を原作とした新作公演の音楽を依頼されて製作された作品。シャランスキーの小説とそれを基にしたサーカス公演の主題は「喪失」と「この世界のあらゆるものの無常」で、絶滅した動物種、失われた建築物や文学の遺産、さらに老いを通じた抽象的な喪失の概念など様々な形で「失われるもの」が表現されています。ベイルートらしいアコースティックな楽器を使用した作品からモジュラーシンセを使った新たな試みなど18曲・約1時間に及ぶ大作。

 

Track listing:
1. Disappearances and Losses
2. Forest Encyclopedia
3. Oceanus Procellarum
4. Villa Sacchetti
5. Mare Crisium
6. Garbo’s Face
7. Mare Imbrium
8. Tuanaki Atoll
9. Mare Serenitatis
10. Guericke’s Unicorn
11. Mare Humorum
12. Sappho’s Poems
13. Ghost Train
14. Caspian Tiger
15. Mani’s 7 Books
16. Moon Voyager
17. Mare Nectaris
18. Mare Tranquillitatis