hue and cry

Archive for the ‘Scott Matthew’ Category

Scott Matthew ライヴ映像

先週ついに発売したスコット・マシュー、おかげさまで好評です。今年の5月にオランダで行われた彼のライヴ映像がまるまる以下のサイトでご覧になれます。

Scott Matthew live at Paradiso
http://www.fabchannel.com/scott_matthew_concert

チェロ、ピアノ、ベースのバンドメンバーに、スコットがウクレレとヴォーカルというちょっと変わった4人編成。ここ最近はずっとこの編成でツアーを行っているようです。パフォーマンスが最高なのは言うまでもないことですが、曲間のMCや仕草などから伺い知ることができる彼のチャーミングなキャラクターも必見です。憂いのある視線、ちょっと失敗したときの苦笑、そして、トレードマークであるもじゃもじゃヒゲといつもつけている金のネックレスに秘められた謎・・・、そのすべてが魅力的にうつります。この映像をご覧いただければ男女問わずきっと彼のことが気になって仕方ないでしょう。それだけ人を惹き付ける存在感を持っていると思います。

ニール・ヤングの「Harvest Moon」やスミスの「Heaven Knows I’m Miserable Now」なんかのカバーも披露していて、それらも実に素敵。ウクレレの弾き語りによるスミス・カバーなんて特に最高です。ちなみにYouTubeではスコットによるエリオット・スミスの「Between The Bars」のカバーやヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Candy Says」のカバーとかも観れるので、興味のあるかたはチェックしてみてください。

いつか日本でも彼のライヴを観れるようにがんばりますよ。その前にCDをたくさん売らないと!

Scott Matthew remix by ERIC D. CLARK

いよいよアルバムが今週金曜に発売するスコット・マシュー。というか、明日にはもう店頭に並ぶはずですね。iTunesでは一足先に購入できるようになっていますが、同時にEric D. Clarkによるリミックス集がiTunes限定で先日リリースされたばかりです。

こちらで購入できます:
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=289191906&s=143462

Eric D. Clarkというと元Whirlpool Productionsのプロデューサー。TLCやらマライア・キャリーやらのリミックスを行っている大物なのに、なぜスコット・マシューと絡みがあるのかというと、スコットのライヴのDVDをマネージャーに見せられて、彼の歌に魅せられたから、とのことです。内容は「Prescription」のリミックスが5種。正直、スコットの歌声はキャラが濃すぎるのでこういったダンスビートのネタには合わない気がしますが、とりあえず、彼のマイスペで1曲フルで聴けるので、もし気に入ったらダウンロードしてみるといいと思います。

まあ、それよりもまずはアルバムですよ!ぜひ聴いてみてください!!

http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/LIIP-1505.html

Scott Matthewに関するコラム

LGBTミュージックについての日本で唯一のサイト「Queer Music Experience」を運営されている藤嶋貴樹さんが、ゲイ・カルチャーサイト「Gay Life Japan」内で連載されているコラムにおいてスコット・マシューのことを書いてくださったので、ご紹介します。

藤嶋貴樹の「ゲイミュージックワールド」
第2回 9・11後の世界を歌うゲイ・アーティスト、スコット・マシュー

http://gaylife.co.jp/scene/gaymusic/299.html

とても丁寧に書いていただいたその内容に大変感激してしまいました。やはり本当に素晴らしい音楽はきちんと人の心に届くのだと。当事者である僕がどれだけ真剣に書いたとしても、そこにはどうしてもビジネスが関わってしまうために「売るための文章」だと思われてしまいがちですが、こうして他者が書いてくれたことはより説得力がありますよね。

藤嶋さんは次のように書かれています。

『Scott Matthew』というアルバムは、その音楽がリスナーを直接癒してくれるというよりは、癒しの光明がいつかリスナーの心に届くそのときまで、いつまでも温かく、傍らにピタリと寄り添っていてくれるような、そんな優しさと親密さに溢れたアルバムです。

僕も同じ意見です。バラードしか歌わないスコット・マシュー。だけど彼は決しておおげさなことを歌うことはしません。彼のリリックはすべて自叙伝的で、すべてが実体験に基づいた悲しくて美しい歌です。悲しみのなかにしあわせを見つけるような彼の歌は優しく寄り添って、僕らに大切なことを気づかせてくれます。

より多くのひとが彼の音楽を聴いてくれたらいいのに、と切に願っています…。

発売まであと2週間になりました。どうかよろしくお願いします!

http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/LIIP-1505.html

Scott Matthewと『ショートバス』

弊社はお盆がちょうど夏休みだったのですが、5日間休みをもらい、実家にも帰らず、スコット・マシューの入稿前だったこともあり、時間をかけて対訳の最終稿を作っていました。もちろんずっとそれをやっていたわけでもなく、昼は暑すぎたので真夜中にサイクリングなどして夜の生活を楽しみました。

で、マシュー研究もかねて、彼が音楽を提供し出演もしている映画『ショートバス』を久しぶりに見直してみました。『ヘドウィグ~』のジョン・キャメロン・ミッチェルがセックスをテーマに作ったこの作品は有名な俳優は一切起用せずに、オーディションで選ばれた俳優たちと行ったワークショップを元に脚本を書き上げて行った作品で、スコット・マシューもワークショップの時点から関わり、作品のテーマを理解したうえで曲を書き上げました。ちなみに本国の映画のポスターには彼も写り込んでいます。

彼の曲は全部で5曲使用され、うち2曲は彼が弾き語りしていますが、なかでも「In The End」はクライマックスの場面で大々的に使われていたので、印象に残っているかたも多いはず。曲がいいのは言うまでもないですが、使われ方が本当に素晴らしい。この曲をみんなで合唱する大団円のフィナーレは何度見ても鳥肌がたちます。特にスコット・マシューについて詳しく知ってからこの映画を見直してみると、さらに大きな感動を得るんじゃないかと思います。個人的には『ヘドウィグ』より断然『ショートバス』のほうが好きですね。好き嫌いはあると思いますが、ぼくはとても美しい映画だと思います。

ぜひ、アルバム発売前に一度観てみてください。

http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/LIIP-1505.html

スコット・マシュー × 菅野よう子

9/12にリリース予定のスコット・マシューさんですが、過去に世界的にも人気なプロデューサーである菅野よう子さんと一緒に何度も仕事をしています。

「スコット・マシュー × 菅野よう子」の楽曲をいくつかYouTubeで見つけたので、ご紹介。
元々は『カウボーイ・ビバップ』の映画版(『カウボーイ・ビバップ 天国の扉』)が製作された際、ニューヨークでヴォーカリストのオーディションがあり、日本人の友人のつてでそのオーディションに参加したところ、菅野さんが彼の歌声に惚れ込んだことがそもそものきっかけのようです。

↓はコンビ最初の楽曲「Is It Real?」。どうやらエンディングに使われていたようです。昔観たはずなのですが、記憶にないのでもう一度観てみようと思います。ていうか、アメリカで『カウボーイ・ビバップ』が実写化されるというニュースを見ましたが、是非スコット・マシューの音楽を使ってもらいたいものです。

その公開が2001年のことでした。その後、2003年~のテレビ版『攻殻機動隊』の「STAND ALONE CONPLEX」シリーズのサントラにも参加。菅野さんはスコットのために5、6曲を書き下ろし、彼はその美声で期待に応えています。このシリーズのサントラはいずれも10万枚以上のセールスを記録しているので、知らず知らずのうちにスコット・マシューの歌声に触れている人も多いと思います。ある意味で、彼の歌声はこの作品にはかけがえのないものだと言えるでしょう。


「Lithium Flower」


「Be Human」


「Psychedelic Soul」


「Beauty Is Within US」

これらは純粋にヴォーカリストとしての仕事です。シンガー・ソングライターとしての才能を開花させるのはさらに数年後の映画『ショートバス』まで待つことになります。

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