Archive for the ‘video’ Category
がんばれ!The Leisure Society
個人的に大注目しているUKブライトンのWillkommen collective周辺。shoreline、the miserable rich、the leisure societyと、同じようなメンバーがかけもちでいろいろなバンドをやっていて、どのバンドもすばらしいんです。
で、そのなかで先日デビュー・アルバム『The Sleeper』をリリースしたばかりのthe leisure societyの楽曲「The Last of the Melting Snow 」が、今週発表されたUKの音楽賞「Ivor Novello Awards」の最優秀ソング賞になぜかノミネートされちゃったようです!しかもノミネート3曲のうちの1曲です。(「Ivor Novello Awards」に関してはoops!のこのニュースを参照ください)
こんなほとんど誰も知らないようなバンドがこんな快挙を・・・と興奮しますが、むしろ「なんで?」っていう気持ちのほうが大きいです(笑)BBCのニュースでも、「無名のバンドがイギリスを代表するソングライティング賞で2つのメジャー・バンドに挑む!」みたいな取り上げられ方をしています。Guardian紙でも大きく取り上げられているみたいですね。
もうこうなったら受賞してほしいなぁ。こういう無名だけど、良質な音楽を奏でるバンドが世の中に認められるのはとてもうれしいですし、最近、“内容がいいだけではダメだ”、というような諦観に支配されているliricoとhueにとっても大きな励みになります。内容がいいだけでもいいじゃないか!
彼らのアルバム『The Sleeper』はとっても名作です。驚くほどオーダーが集まらなくてがっかりしていましたが、これを機に注目を集めることを期待しています。未聴のかたはぜひチェックしてみてください。
名前はちょっとアレだけど・・・
もうすでにわりと話題になっているので、ご存知のかたも多いかと思いますが、Emmy the Greatのヴィデオがすばらしいので紹介します。こんないまさらご紹介するのは、先日フラれたからなのです(笑)Liricoのライセンス候補として今年の初めからアタックしつづけてきましたが、残念ながら他の男(レーベル)が選ばれたみたいです。数ヶ月も待たせやがって。女性読者のみなさま、Noの場合ははっきりとNoと言うべきですよ(笑)
で、Emmy the Greatですが、香港生まれロンドン在住の日系ハーフのEmma-Lee Mossによるソロ・プロジェクト。ファットボーイ・スリムのノーマン・クックのプロジェクトThe BPAでヴォーカルとして参加していたことでその知名度が一気にあがりました。2月に1stアルバム『First Love』がリリース済みです。
このヴィデオはタイトルトラックで先行シングルでもある「First Love」のPV。正面から捉えたカメラで長回しで撮られていて、極めてハンドメイドなのに安っぽくなく非常によく作られています。随所にエマちゃんの無意味な萌えショットをはさむのがおかしいですが(笑)レナード・コーエンの名曲「Hallelujah」を堂々と引用するばかりか、歌詞にまでレナード・コーエンの名前が登場するのも個人的には好感度大。歌詞も音楽も、全体的に感じられる危うさがぼくは好きでした(なぜか過去形にしてみる)。
ちなみに最後のリフレイン「no, I won’t forget (first love)」をぼくはなぜか「now I want forget」とずっと聴き間違えていて。ああ、イメージって怖いなと思いました(笑)個人的に初恋が忘れ去りたいものだというわけではないんですけどね。
というわけで、Emmy the Great。そのうちどっかから国内盤がリリースされて、そのうち来日するんじゃないですか?知らないですけど(適当)。
Parachutes live in living room
このブログでParachutesのことを書くのは初かもしれませんね。Sigur RosのUSツアーのフロントアクトを務めたことで注目を集め、いまもっともアルバムが待たれるアイスランドのバンドです。中心人物のアレックス・サマーズがSigur Rosのヨンシーのパートナーというのはファンのあいだでは有名な話のようですね。アレックスとヨンシーはRiceboy Sleepsというアートユニットを組んでいます。また、彼はKira Kiraのバンドメンバーでもあり、昨年の来日のときにも付いてきてて、ぼくはそのときに会って少しお話ししました。
まだアルバム・デビュー前なのでそれほど露出もなく、わりと謎めいたバンドですが、Youtubeを探せばいろいろと出てきます。そのなかで、かの有名なフェスIceland Airwavesのポッドキャストのために撮られたParachutesのヴィデオがあったので紹介します。アレックスのリビングルームでの演奏のようです。この人たちがこんなに顔出ししているのを初めて見ました。p*disで流通した限定ツアーEP『Tree Roots』にも未収録の曲も聴けるので貴重です。
“Of Sleep”
“Tree Roots Turn To Forts”
“All Along”
ちなみに一番上のヴィデオで自己紹介しているのがアレックスくん。まだ24歳と若く、とてもキュートな男の子です。演奏もとてもいい雰囲気なんですが、インテリアとか小物とか含めてアレックスの部屋の素敵さがうらやましすぎる。ちなみにいまだ門外不出のタマス・ウェルズ・トリオの我が家のリビングルームでのライヴ映像をぼくは隠し持っているのですが、これを観てしまったあとでは恥ずかしくて公開できません!(笑)
それにしてもヴォーカルのスコットの緊張っぷりが笑えます。彼は自分のヴォーカルに自信がないみたいなことをアレックスが言っていたのを思い出しました。ぼくはバンド未経験者なのですが、みんなほんとうに楽しそうに演奏しているのを見て、なんだか自分がひどく損をしているんじゃないかという気がしました。バンドやってればよかった・・・。
ちなみに日本で会って以来、アレックスとはメル友なのですが、気になるアルバム・リリースは「わからない」とのこと(苦笑)。作ってはいるみたいだけど、「今年かもしれないし、5年後かもしれない」というかんじです。「日本のみんなが楽しみに待ってるよ」と煽ってるんですけどね。気長に待ちましょう。
Delano Orchestra ~繊細すぎてよく聴こえないライヴ・オン・ザ・ボート
今日ご紹介するオススメのバンドはフランスのThe Delano Orchestra。hueコンピ第2弾『Once a hue, always a hue』(企画は斬新だったが残念ながらいまいち伝わらず売れず)に参加してくれたPastry Caseの曲で歌っていたDerek Delano(現在はAlex Delanoと名乗ってる?)を中心とするバンドです。
デビュー・アルバムが今年の春ぐらいに本国で出ていました。本人から日本でディストリビューションして欲しいというリクエストをうっかり数ヶ月も放置してしまっていましたが、もうすぐ日本に入荷します。女性のウィスパー・ヴォイスはわりと好きですが、これは男性ウィスパー・ヴォイスものです。アルバムは繊細なスローコア~チェンバー・フォークとしてかなり素晴らしい出来です。上記の映像ではなぜかボートの上で演奏していますが、Delanoさんの歌声はフラジャイルすぎてよく聴こえません(笑)そこがおかしいんですけどね。子供の声がいいかんじです。というか、彼らは酔わないんでしょうかね。ところどころ音をはずしているのは揺れるからに違いない。日本だとやっぱり公園のボートでライヴをやると怒られちゃうんでしょうか?誰かぜひチャレンジしてみてください。
ちゃんとした音源はmyspaceで。
アルバムの詳細はこちら。
the delano orchestra 『a little girl, a little boy, and all the snails they have drawn』
日本でちゃんと流通されてたらフランスの大使館によるフェスティヴァルに出してもらえるという風に言っていたので、そのうち日本にもひょっこり来るかもしれないですね。興味を持ったかたはぜひCD買って上げてください。
YouTubeで1,000,000PV!? カナディアン=インディアン・ヒップホップ
今日ご紹介するのはカナディアン・ヒップホップ出身で、いまやインドでスーパースターになってしまったIshq Bector(イシュク・ベクター)です。
ウィニペグのFrek Sho(フリーク・ショー)というコミュニティーを覚えてるかたもいらっしゃると思いますが、彼はそのメイン・プロデューサーだった男です。元々ウィニペグ出身でウィニペグ育ち、けどルーツはインド系で、のちにインドへの移住の経験が彼の人生を変え、1stソロ・アルバム『Ishq De』はインド音楽を大胆に取り入れた斬新なヒップホップですぐにソールドアウトになるほどの人気でした。
そして、今年出た2ndアルバム『Dakku Daddy』はインドではメジャーからリリースされ大ブレイク、彼はスーパースターになってしまいました。シングル「Aye! Hip Hopper」と「Dakku Daddy」のヴィデオはYoutubeなどで100万PVを記録したようです。100万ってすごいですね。インドのスーパースターと言ってもいまいちそのすごさはわかりにくいですが、ヴィデオはすごいですよ。最高にばかばかしいです。ちなみに妙に演技がうまいのは、昔俳優をやっていたかららしい。
Ishq Bector – Aye! Hip Hopper
Ishq Bector – Dakku Daddy
↓はインドのテレビ番組でのライヴ映像ですが、最高ですよ(笑)
最後のドゴォォーンというよくわからない効果音のチープさとかたまりません。
日本でもきっとブレイクする、かどうかはわかりませんが、
ぜひチェックしてみてください。遅くとも来月の上旬には日本入荷すると思います。
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