Archive for the ‘music news’ Category
J-A-P-A-N: A Fake Four, Inc. Japan Relief Benefit EP / Fake Four 東日本大震災救援EP
震災が起こってから、さまざまなアーティストが日本のためにチャリティー・コンピを作って、セールスを義援金にあててくれています。その迅速な行動力はすごいと思いますし、日本への思いやりはほんとうにありがたく思います。
きょうご紹介するのはCeschiのレーベルFake Four Inc.が企画したチャリティー・コンピ。Circle into Squaresでデジタル販売され、その全収益はRelief Internationalを通じて、被災者への支援及び被災地の復興のために使われるそうです。
これから寄付をお考えのかたがいれば、こちらもチェックしてみてください。
参加アーティスト(順不同)
Myka9
Sole
Radical Face
Jared Paul
Awol One
Moka Only
Factor
Ceschi
Kaigen
Leif Kolt
Gregory Pepper
Greencarpetedstairs
Enver Hampton
1. J-A-P-A-N
Vocals by Myka9 and Moka Only
Produced by Factor
2. The Great Deluge
Vocals by sole, Leif Kolt, Jared Paul, Kaigen and Greencarpetedstairs
Produced by Leif Kolt
3. No Easy Way to Grow
Vocals by Ceschi & Awol One
Produced by Factor
Additional vocals by Kaigen
Bass by Enver Hampton
Piano by Gregory Pepper
4. Fukushima Tokyo Electric Russian Roulette
adaptation of Hiroshima Nagasaki Russian Roulette by Jim Page
Vocals by sole
Produced by Radical Face
J-A-P-A-N: A Fake Four, Inc. Japan Relief Benefit EP by Fake Four, Inc.
“The Great Deluge”
Circle into Square : J-A-P-A-N: A Fake Four, Inc. Japan Relief Benefit EPをダウンロード
Andrre『Learn to Love』/Speed Dial 7『Short Rich Apocalypse』入荷!
お待たせしました!入荷待ちだったAnddreのデビュー・アルバム『Learn to Love』とZucchini DriveのTom De GeeterによるSpeed Dial 7のデビュー・アルバム『Short Rich Apocalypse』のLPを同時入荷しました!!
日本では他ではなかなか手に入りませんよ。たぶん。とりあえずAmazonでは買えません。よろしくお願いします〜。
p*dis online shop: andrre – learn to love
p*dis online shop: speed dial 7 – Short Rich Apocalypse
関連記事:カナディアン・インディー・ヒップホップの最終兵器Andrreの蒼すぎるデビュー・アルバム『Learn to Love』
関連記事:Speed Dial 7デビュー・アルバム『Short Rich Apocalypse』リリース!
The Third Eye Foundation – The Dark 〜墓のなかからもどってきました〜
この10年、リミックスなどではたびたび名前を見かけていたものの、もっぱら本名名義で活動していたMatt Elliottがついに「The Third Eye Foundation」の封印を解き、4th『Little Lost Soul』以来、10年ぶりとなるニュー・アルバム、その名も『The Dark』をリリースします。
暗黒のアトモスフィア、頭をもたげる複雑なビートと重たいベースによるウォール・オブ・サウンド。TEFの音楽的エレメンツがすべて表現された本作は、まぎれもなく『Little Lost Soul』の続編です。自らを葬り、レクイエムとして鳴らされた前作から10年、墓から出てきたTEFの帰還に涙せずにはいられません。
5編の組曲に分けられたトータル43分のオペラ。鼓動するドラムンベース・ビート(時にはダブステップ調のビートも)やスリリングなノイズと、恐怖的なクラシカル・オーケストレーションの激しい応酬の果てに訪れる、つかの間の幸福に満ちたサウンドスケープ。全編を通してメロディーを担っているとも言える、コラールや声のサンプリングが、叫び、ささやき、すすり泣く、容赦のない感情の結露が激しく心を揺さぶる。その啓示的な展開はTEFならではでしょう。
痛み、悲しみ、苦しみ、そして、怒り。本名名義で絶望を歌いつづけた彼が再び世界に対しての怒りを表明した『The Dark』は、罪と後悔にさいなまれながら終わりなき戦いを続けないといけないことを表しているようです。ただ、希望をほのめかしたあとに、地獄の底に突き落とそうとしているようなラストの展開がどういうことなのか、もうすこし考えてみないといけませんね。
アルバムにはいずれもマルチ・インストゥルメンタリストであるChepelier FouことLouis Warynskiと、Manyfingersこと盟友Chris Coleが参加しています。アートワークはおなじみのUncle Vania(この前ご紹介したものから上記のカバーに変わったみたいです)によるもの。
最後に、『I Poo Poo on Your Juju』のブックレットにひっそり書かれていた言葉をいま一度書き留めておきます。
“Farewell,my pleasures past, Welcome,my present pain !”
孤独な魂よ、痛みとともに生きつづけましょう。
ida071 / Ici D’ailleurs
2010.11.8 release
Track listing
1. Anhedonia 11:12
2. Standard Deviation 10:20
3. Pareidolia 7:29
4. Closure 9:52
5. If You Treat Us All Like Terorists, We Will Become Terorists 4:10
Dakota Suiteリリースラッシュ
しばらく前からDakota Suiteの今後のリリースがオフィシャルでアナウンスされています。ことしの秋以降、1年間でなんと4枚のアルバムをリリースする予定です。Dakota Suiteはじまったな、ってかんじでしょうか。いやむしろ昔の多作な彼が戻ってきました。
リリースラッシュの口火を切るのが、10月に彼らのホーム・レーベルであるドイツのGlitterhouseよりリリースされる『vallisa』。こちらは『the end of trying』で印象的な働きをしていたチェリストのDavid Darlingとともにイタリアのバーリで行った2009年11月のライヴ・レコーディング作品のようです。
以下に簡単にリリース・スケジュールをまとめておきます。
2010 10月 : dakota suite – vallisa (Glitterhouse)
2010 10月 : dakota suite & emanuele errante – the north green down (lidar)
2011 初め : dakota suite – the hearts of empty (karaoke kalk)・・・『the end of trying』の続編
2011 秋 : dakota suite – you can leave but you’ll never make it home again (Glitterhouse)・・・ひさびさのヴォーカル・アルバム
なお、こちらでこれらのアルバムの音源のデモが試聴できます。それによると大阪のバンドVampiliaのメンバーとの共作もおこなっているようですね。前回の来日公演で共演した縁でしょうか。すてきなことです。
Dakota Suite official : http://www.dakotasuite.com/
【速報】Third Eye Foundation 10年ぶりのニュー・アルバム!
このブログでもMatt Elliottの動向はその都度ご紹介してきましたが、この世紀のニュースをアナウンスできることをとてもうれしく思います。
Matt Elliottが、”The Third Eye Foundation”名義でのニュー・アルバムを11月にリリースします。
Dominoから2000年にリリースした名作『Little Lost Soul』から10年ぶりの作品で、タイトルは『The Dark』。レーベルはMatt Elliottのアルバムをリリースしてきたフランスのici d’ailleurs。
一足先に音を聴かせてもらいましたが、ぜんぜん変わっていない、とだけ書いておきます。絶望的なまでに美しく、孤高で陰鬱な、まぎれもないTEFの新作です。みなさんの2010年のトップ・アルバムの座を空けておいてくださいね。
関連記事:Matt Elliott 『Howling Songs』
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