Archive for the ‘music news’ Category
Noah23 『Rock Paper Scissors』
ここのところどちらかというとliricoネタに寄っていたので、たまにはhueサイドのネタを。
Noah23のニューアルバム『Rock Paper Scissors』がplague languageより今月リリースされます。コラボ・ユニットでのCD-Rリリースとかは結構頻繁におこなわれていましたが、ソロでのプロパーなアルバムは2004年の『Jupiter Sajitarius』以来、なんと4年ぶり!
「ノア23ベストヒット」みたいなアルバムを目指したというだけあって、23曲70分たっぷり収録された、ヒップホップを基本にロック、エレクトロ、ジャズまで振り切れた節操ないプロダクションが詰まった楽しい内容になっています。もちろん往年のplague languageっぽいトラックもあり、懐かしいかんじもします。
参加しているアーティストも豪華。Josh MartinezやFactorのhueファミリーからCeschiやBleubird、Epicといったhueフレンズ。そしてSole、K-the-I?、Demune、Cadence Wepon、Staple Mouthなどが多数参加しています。
特にJosh Martinezの客演が最高です。ラップではなく“鼻歌”で参加しているのですが、2006年の来日でその美声鼻歌を間近で体験した者としてはちょっと泣けました。『Sex Buffet』にこの曲が入っていればいいのにとも思いました。Ceschiをフィーチャーした曲は彼のマイスペで聴けますが、こちらもなかなかに素晴らしい出来ですよ。
アングラ・ヒップホップが壊滅的な2008年なので、残念ながらこの作品が日の目を見ることはないでしょう。2年前なら大ヒットしていたかもしれませんが…。海の向こうの彼らにはそんなの関係ありませんし、こうして本当に素晴らしい作品を届けてくれただけでぼくは嬉しいです。レーベルもレコードショップもどんどんなくなっていきます。ぼくらが死んでも、有能なアーティストは生き延びてほしい。いや、生き延びてください。
日本入荷は9月下旬ごろの予定です。
だれのものでもないきみがすきだったのに
他人のものには興味ないぼくですが、今回はショックを隠しきれません。
かねてよりプロポーズしていた、ぼくが大好きな女の子meredithちゃんによるソロ・ユニット、Gregory and the Hawkがかのfat catとサインしたらしい。メールを何度も送れども無視されつづけていて、そんなつれなさもまた魅力的だったわけですが(笑)、女性ヴォーカルはそれほど好きじゃないぼくが珍しく熱心に聴いていた唯一のアーティストです。
日本にはCDすら入って来ていなかったですが、地元のニューヨークでは大人気らしく、youtubeで検索すると無数の素人さんたちが彼女の曲をカバーしてる映像がわんさか出てくるぐらいだったので、そのうちどこかちゃんとしたレーベルと契約するとは思っていました。でも・・・。
未聴のかたはとってもロマンティックな「Boats and Birds」をオススメします。
リリックが素敵なんです。
“セックス・バッフェ”なんていう下品なエントリーの翌日だからこそ、美しいこの曲でそれをかき消してみました(笑)とはいえ、ハートブレイクです。ジョシュのセルフライナーノーツを読んでいて、そのばかばかしさに腹が立ちますよ(笑)さらに「ヒュージ・ペニスがうんぬん」と歌っているのが聞こえてきて思わず苦笑です。
というわけで、lirico(およびhue)初の女性アーティストは当分生まれないでしょうが、どちらかというと女性に近いアーティストのリリースは決まりそうです。
あしたはまたセックス・バッフェの話に戻ります(笑)
Epicニューアルバム入荷しました
Epicさんの3年半ぶりの3rdソロ・アルバム『Aging is what friends do together』、先週末に入荷しました。p*disにてオーダー可能です。いくつかのお店でもそのうち買えるようになると思います。
◆オーダーはこちら
さらに、そのアルバムにもプロデューサーとして参加しているMakiによるミックステープその名も『Mixing is what friends do together』がダウンロード可能です。これはEpicのヨーロッパツアーでCDとして売っていたもののmp3のようです。Epicのニューアルバムの収録曲を軸に、NomadやらsosoやらBleubirdやらBuck65やらそのへんのおなじみのアーティストの曲をミックスした聴きごたえのあるものですので、ぜひ聴いてあげてください!
◆ダウンロードはこちら
Epic – Aging is what friends do together
「カナディアン・ヒップホップのアニキ」ことEpicの3年半ぶりの3rdソロ・アルバム『Aging is what friends do together』が4月、ついにリリースされます。CHRからではなく、なんとHand’Solo Recordsからのリリース。タイトルが実にアニキらしい。「おれらは友達、一緒に年を取ってこうぜ」ってとこでしょうか。噂では今年37歳ということですが、”かっこよく年を取る”ということの見本がこのアルバムだと言えるかもしれません。「I only like rap」の美学にはブレがありません。たぶん、この人は一生現役、一生ラッパーな人生を送るのでしょう。
アルバムの半分はsosoプロデュース。久しぶりのsoso節のビートはやはり最高にクールです。soso x Epic x Bleubirdという贅沢な布陣の「music appreciation II 」は本当に震えます。そして、『once a hue, always a hue』にも収録されたAndrromak & Nomadの「Life up there!」にEpicが(無理矢理)参加したヴァージョンや、Factorプロデュースの名曲「The City」も収録。結論としては、前2作と変わりません。それは今後リリースされていくアルバムも同じでしょう。傑作。
Ramos brothers have started a new label
CeschiとDavidのRamos兄弟が「Fake Four Inc.」という新しいレーベルを始めたようです。所属していたByond Space~Net31はアーティスト周辺の評判が非常に悪いみたいでさらにすでに機能していないため、これは自然な流れでしょう。
第一弾はhueコンピにも素晴らしいトラックを提供してくれた、CeschiとBlue Sky, Black DeathによるユニットDeadpan Darlingのデビューアルバムになる模様。
すでにmyspaceもできています →
そこで聴けるDavid Ramosの新曲がかなりの名曲です。
CeschiにしろDavidにしろ、どんどん音楽性が変わって行くので予想不可能です。
そして、anonymous inc.の新作は2012年リリースということでいいんでしょうか?(笑)
一方、Ceschiのmyspaceでは彼の新境地とも言える新曲「Reading Brecht nd Feast」がダウンロードできるようになっています。いまのうちに落としてみてください。
しかしこの兄弟はやはりおもしろいですね。個人的にCeschiは同い年なので応援していきたい。NomadやZucchini Driveのトム、Factorなど、81-82年生まれの同世代の人たちは特にがんばっていって欲しいですね。2004年くらいのことを思うといまや同い年の鈴木啓太が日本代表のキャプテンであることに感動せざるをえませんが、このhue周辺の人たちは3、4年前とあんまり変わってないですね(笑)一番驚くのはぼくが入社してからもうすぐ4年、そしてhueを始めてもうすぐ3年も経つということです。もっとがんばらないと。
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