hue and cry

音は最高なんだけど

Doveman – Castles

かわいいけど、洋服のセンスが悪い女の子、とかそういうのはよくある話。同様に、音が良くてリリース候補にはあがりつつも、名前のセンスが悪いだとか、ジャケットがださすぎるという理由で落とされるアーティストが結構たくさんいるのです。ぼくはとても寛容なのである程度は我慢できるのだけど、このバンドは名前もジャケもどうしようもないほどひどすぎたのです。Doveman。ニューヨークのバンドです。「ダヴマン」…「ハト男」って…!フィッシュマンズみたいなものか…?

これまでに2枚のアルバムをリリースしていて、このヴィデオは2ndアルバム『With My Left Hand I Raise the Dead』収録曲です。最近、彼らは映画『フットルース』のサントラのカバーアルバムをリリースしたのですが、それを選択するセンスのなさは見事としか言いようがありません。内容は本当に素晴らしいんですけどね。

さて、この2ndも隠れた名盤で昨年よく聴いたものです。曲のあいまに必ずインタールードが挟まれ、正直、それは必要ないんじゃないかと思いましたが…。このヴィデオはただ階段をのぼる男をスローモーションでとらえただけのシンプルなものなんですが、とてもかっこいいのです。Fastboyという人が作ったDovemanの一連のヴィデオはそのほとんどが同様にスローモーションが使用されていて、どれも素晴らしいです。コレとかも大好き。とにかく、昔のclienteleとかdakota suite好きとしては、Dovemanはこれからも注目していきたいですね。Nico MuhlyやAntonyなどともつながっているようなので、そのうちもっと有名になる気がしますが。

2ndはamazonで買えます。興味があればぜひ。

Tags:

コメントする