hue and cry

R.I.P. Jeff Hanson

jeffhanson

週明けからとてつもなくかなしいニュースが飛び込んできました。アメリカのシンガー・ソングライターのJeff Hansonが6/5に亡くなったそうです。死因は数日前に引っ越したばかりの自宅での「転倒死あるいは事故死」と報道されています。31歳の早すぎる死になにも言葉が出ません・・・。

ぼくがこのかなしいニュースを知って、真っ先に思ったのは、ぼくが大好きな金城一紀の小説『レヴォリューションNo.3』の次の一節でした。

アギーはトランペットの音に耳を傾けながら、独り言のように言った。
「クリフォード・ブラウンは二十五歳で死んだ。ソウルが強過ぎたんだ。ソウルの強過ぎる人間は神様のレーダーに引っ掛かっちまう。神様はそういう人間を近くに置きたがる。だから、ソウルの強すぎる奴はみんな早く天にのぼってゆく。」
僕はただ無言でうなずいた。

金城一紀『レヴォリューションNo.3』「ラン、ボーイズ、ラン」より

これに倣って言うなら、彼の美しい歌声が神様のレーダーに引っ掛かってしまったのかもしれませんね…。神様が「天使の歌声」を持つ人間を近くに置きたがったとしてもなんら不思議ではありませんから(天使は「神様の使者」ですし)。「美声薄命」・・・それは歴史が証明しているのかもしれません。

ジェフ・ハンソンのご冥福をお祈りしております。


Jeff Hanson – If Only I Knew

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