egil olsen / Gareth Dickson Japan tour 2013決定!!
「北欧有数のジェントル・ボイス』=エギル・オルセンと、「現代のニック・ドレイク」=ガレス・ディクソンというさいこうの組み合わせによる来日ツアーが決定しました!エギル・オルセンは初の来日。ガレス・ディクソンもヴァシュティ・バニヤンのバンドメンバーとして2度来日していますが、ソロでは初の来日です。この組み合わせは間違いなく最初で最後!
スケジュールは下記の通りです。
【egil olsen & Gareth Dickson Japan 2013】
11/16(土)東京 富士見丘教会
11/17(日)京都 アバンギルド
11/18(月)名古屋 spazio rita
11/21(木)東京 CAY
*詳細は近日お知らせいたします。
ガレス・ディクソンはかつてとりくんでいたニック・ドレイクのトリビュート・プロジェクト「Nicked Drake」を初音源化した作品をツアーにあわせてLiricoからリリースする予定です。
soso 6年ぶりのニュー・アルバム『Not for Nothing』
sosoが帰ってきました。まずはその帰還を心から喜びたいとおもいます。
2007年の3rdアルバム『Tinfoil on the Window』から約6年が経ちました。前作を作り上げたsosoはある種の燃え尽き症候群に陥ったそうです。「世界の悲しみを歌う酒宴の歌」とぼくは前作のキャッチコピーに記しましたが、残酷すぎる現実と向き合い、己のなかの苦しみを振り絞って作り上げた傑作の代償と思えば、ある意味では当然のことでしょう。
でも、なんとか彼は戻ってきた。The Third Eye Foundationとしてこの「戦場」に戻ってきたMatt Elliottの姿といまのsosoがかぶる気がするのはたぶんぼくだけかもしれないけど、なんだかとても痛ましく感じてしまうのは、この『Not for Nothing』がとても深い内容だから。今回、プロデュースをMakiがすべて担当しており、sosoは初めて「語る」ことだけに集中してアルバムを作りました。Makiと仕事をすることでsosoは戻って来れたと言えるかもしれません。
家族や歴史や経験など彼の日常に絡まりついた糸をほどくような彼の詞作のスタイルは変わりませんが、本作はより「神」について歌われているように思います。リリックを深く分析するほどじぶんのキャパシティにまだ余裕がないですが、soso自身はこれまででもっとも深いリリックが書けたとのこと。あらかじめゴールを決めないで作ったこの作品は「作った」というより「できた」というかんじでしょうか。とても混沌としている印象ですが、長年完成しなかったふたりの共作はこのタイミングだからこそ実現できたと言えるかもしれません。ビートにsosoが関与していないゆえかもわかりませんが、いままででもっとも聞きやすいとも言えるかも。
「Sad drinking music」とかつてsosoは自らの音楽を表現しましたが、言うなれば本作は“しらふ”というかんじ。いずれにせよ、ここまで無様で美しいのはsoso以外には考えられません。
今回、カナダのEndemikからLPが、フランスのKutu FolkからCDがリリースされました。
CDの方はまもなく入荷予定です。
01. The wait
02. Things started out so pretty
03. Pretty as a picture
04. The rain barrel
05. If I ever knew you, I don’t know you now
06. Choke
07. The extermination of a raccoon, first part (Revelation
08. The extermination of a raccoon, second part (Epiphany)
09. The blushing bride
10. Not for nothing
11. A map of all the constellations I can see from my kitchen window
Scott Matthewニュー・アルバム『Unlearned』6/29リリース!
メランコリック・バラードの道を極めつづける世界でもっともロマンティックなシンガーソングライター、スコット・マシュー。約2年ぶりとなる4thアルバムが6/29にGlitterhouseからリリースされます。前作『Gallantry’s Favorite Son』のリリース直後から言われていたように、今回はポップ・ミュージックの歴史に残る名曲をカヴァーしたカヴァー・アルバムとなりました。
トラックリストは以下のとおり。曲名の後ろに書かれているのがオリジナル・アーティストです。
01 To Love Somebody (The Bee Gees)
02 I Wanna Dance With Somebody (Whitney Houston)
03 Darklands (The Jesus And Mary Chain)
04 Jesse (Roberta Flack)
05 Smile feat. Neil Hannon (Charlie Chaplin)
06 Help Me Make It Through The Night feat. Ian Matthew (Kris Kristofferson)
07 No Surprises (Radiohead)
08 L.O.V.E (Nat King Cole)
09 Love Will Tear Us Apart (Joy Division)
10 There’s A Place In Hell For Me And My Friends (Morrissey)
11 Harvest Moon (Neil Young)
12 I Don’t Want To Talk About It (Rod Stewart)
13 Total Control (The Motels)
14 Annie’s Song (John Denver)
日本でも演奏したレディオヘッドの「No Surprises」、チャップリンの「Smile」やニール・ヤングの「Harvest Moon」といったライヴの定番曲の他、彼が敬愛するモリッシーからジョイ・ディヴィジョンまでスコット・マシューらしいセレクトだと言えるでしょう。
レコーディングやライヴには欠かせないユージン・レムシオの他、モリッシーの元ドラマー、スペンサー・コブリンやマリソル・リモン・マルティネス、クララ・ケネディなどスコットの古くからのミュージシャンが参加しており、よりシンプルなアレンジで1stアルバムに近い親密な雰囲気を醸し出しています。ニール・ハノン(ディヴァイン・コメディー)とのデュエットの他、実夫イアン・マシューとのデュエットなんて隠し球まで飛び出します。
彼の手にかかればあらゆる曲がオリジナルとはかけ離れたメランコリック・バラードとして歌われてしまうことで評判ですが、本作はまさにヴォーカリストとしての真価を発揮した作品と言えるでしょう。カヴァー・アルバムと言えどもある意味ではスコット・マシューのニュー・アルバムとして聴けてしまうくらい、切なくて美しい作品で涙なしには聴けません!
1st『Scott Matthew』の帯にのせたコピーをいま改めて書いておきます。
「メランコリーとともに生きるすべてのひとへ」
6月下旬に入荷予定です。
Scott Matthew – To Love Somebodyミュージック・ヴィデオ
Scott Matthew – No Surprises (Froggy’s Session)
p*dis online shop: Scott Matthew『Unlearned』商品ページ
The Leisure Societyニュー・アルバム『Alone Aboard the Ark』本日発売!
ザ・レジャー・ソサエティの2年ぶりとなる3rdアルバム『Alone Aboard the Ark』が本日リリースされました!
前作『Into the Murky Water』リリース後、メルトダウン・フェスティヴァルでのレイ・デイヴィスとの共演時に彼が所有するコンク・スタジオでリハーサルをしたことが、本作のレコーディングをコンク・スタジオでおこなったきっかけとなりました。
完璧主義的に作り込んだ前作からの反動や、チェリストの脱退の影響、製作のプロセスの変更など、いろいろな要素が本作でのサウンドの変化を導いているといえます。これまで、リーダーでソングライターのニック・ヘミングと彼のパートナーでプロデューサー的立場だったクリスティアン・ハーディを中心に作り上げる方法論から一転し、バンド全員での共同作業でひとつの作品を作り上げ、その結果、より深くなったそれぞれの絆がザ・レジャー・ソサエティのサウンドをより強固なものへと変化させています。
アルバムの詳細はこちらのリンクをご覧ください。
http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/LIIP-1516.html
The Leisure Society「Fight for Everyone」ミュージック・ヴィデオ
こちらは先行シングルにもなった「Fight for Everyone」のミュージック・ヴィデオですが、レイ・デイヴィスがあの名曲「You Really Got Me」を書いたという古いピアノやヴィンテージ・シンセが使用されています。コンク・スタジオでのレコーディングもまた何かを示唆していると言えるかもしれませんが、60年代後半から70年代のUKロックの雰囲気を求めて、プロトゥールズを使ったデジタル・レコーディングではなく、あえて2インチのオープンリール・テープにアナログ式にレコーディングする方法をとっており、また往年のUKバンドを端々に感じさせる歯切れのいいタイトな演奏によるダイレクトなバンド・サウンドからは、前作で感じさせた自信の他にエンターテインメント性を感じることができます。
こちらは3月におこなわれたフランスとドイツのテレビ局アルテのためのショーケース・ライヴの映像(約1時間)。ヴァイオリン奏者のマイク・シデルは新曲のほとんどでエレクトリック・ギターを弾き、フルート奏者のヘレン・ウィテカーもシンセを担当するなど、これまでのライヴとは明らかに違うことがわかるはず。
本作は聴き込めば聴き込むほど味がある作品だとおもいます。相変わらず、イギリスのメディアでは高い評価を得ており、セールス面でもきっと成功を収めることでしょう。日本での状況も少しでも海の向こうに近づかせることができるようにしたいです。そして、いつか来日を!!
なお、Liricoウェブサイト(p*dis online shop)でご購入の方には特典として、Liricoレーベル・サンプラーのダウンロード・カードと、本作収録曲のデモ・トラック6曲を収録した限定カセットテープ『Whatever Happened To The Tokyo Crows?』をおつけいたします。まだ少し残っていますので、お早めに!
★p*dis online shopで購入:http://www.inpartmaint.com/shop/the-leisure-society-alone-aboard-the-ark/
菅野よう子スコアによる映画『ペタル ダンス』の主題曲にegil olsenがヴォーカルで参加!
egil olsenと菅野よう子の新たなコラボレーションについて。
4/20に公開される石川寛監督の映画『ペタル ダンス』(宮崎あおい主演)の音楽を菅野よう子が担当していますが、映画の主題曲「crouka」のヴォーカルをエギル・オルセンが務めています。菅野さんとエギルのコラボレーションはUNIQLOフリースのCM曲、GoogleのCM曲につづいてこれが3度目です。
オスロにあるレインボー・スタジオでレコーディングが行われたのですが、オスロ在住であるエギルが参加したのはたまたまのこと。けど、女性ばかりのロード・ムーヴィーのエンディングにふさわしい男性シンガーはなかなかいないでしょう。『ペタル ダンス』のオフィシャルページにてストリーミングで少し聴けますが、ノルウェー語と造語による不思議な雰囲気をもったぬくもりのある無防備な歌声はまぎれもなくエギルのもの。映画自体、映像も、ピアノのみで構成された菅野さんの音楽も含めて全体的に静かで、そんななかエギル・オルセンの歌声は印象的に響きます。ぜひ、映画館で観ていただきたいですが、サウンドトラックの発売も決定しました。フィジカルは菅野よう子自身の監修では初めてとなる楽譜にCDが付いたかたちで、映画の公開劇場と一部店舗のみで販売されるとのこと。CDには映画未使用曲も含まれています。
【デジタル・リリース】
★サウンドトラック(iTunes限定):2013年4月3日リリース
・全9曲収録 iTunes edition.
・iTunes限定先行配信
・販売価格:¥1,200(税込)
*購入:https://itunes.apple.com/jp/album/petaru-dansu-orijinaru-saundotorakku/id622509913
【フィジカル・リリース】
★公式ピアノ楽譜集+CD:2013年4月20日 リリース
(オリジナル・ピアノ・スコア+Entrance of petal + サウンドトラック CD)
品番:PIANO-1001(パッケージ版)
・公式ピアノ楽譜集 A4サイズ 同梱 16P
・石川監督制作ノート+フォトブック 32P
・全13曲収録 サウンドトラック CD
*劇場販売・公式e-SHOP<PIANO SHOP>
*一部店舗にて限定販売
*販売価格:¥3,000(税込)
*レーベル: PIANO
※CDアルバム単体でのリリースはございません
*購入:http://www.piano.tt/shop/?lang=ja
◎映画『ペタル ダンス』オフィシャルウェブサイト http://www.petaldance.jp/
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