hue and cry

菅野よう子 x egil olsen「She」

2011年の秋にオンエアされたユニクロのフリースのCM「高良健吾篇」「黒木メイサ篇」。菅野よう子がてがけたCM音楽にエギル・オルセンがヴォーカルで参加していたことを覚えているでしょうか?

なんとこのたび、菅野よう子も関わっている新レーベル「PIANO」から、その「黒木メイサ篇」のCM曲「She」のデジタル配信が本日からスタートしました!!

音源化の要望が強かったのと、菅野さん自身がこの曲に思い入れがあることから今回のリリースが実現したとのこと。

ぼく自身にとっても、じぶんがずっとすばらしいと思いつづけてきた歌声が、お茶の間レヴェルではじめて評価されるという貴重な経験をさせてくれた作品なので、その思い入れの強さはなんとも言いがたいです。じぶんの力の足りなさを感じたなんとも歯がゆい作品でもあるのですが、こうして音源として正式にリリースされたことをとてもうれしくおもいます。

エギル・オルセンはじぶんのスタジオを新たに建設して、ニュー・アルバムの製作に入ってるようです。きっと近々、新しい作品を届けてくれるはず!

PIANO レーベルウェブサイト: http://www.piano.tt/
iTunesダウンロード:菅野よう子 x egil olsen「She」

The Leisure Societyニュー・アルバム『Alone Aboard the Ark』リリース決定!

2年ぶりとなる待望の新作をひっさげてザ・レジャー・ソサエティが帰ってきます!

タイトルは『Alone Aboard the Ark』。「箱船でひとり」。リリースはUK/ヨーロッパが4/1で決定。日本もその前後でお届けできればとおもっています。

こちらはアルバム・トレーラー。このトレーラーでもつかわれている「The Sober Scent Of Paper」という静かなワルツはUKのClash Magazineでフリーダウンロードすることができます(要メアド登録)。

アルバムの詳細はまだお伝えすることはできませんが、上のアーティスト写真をみればお分かりのようにメンバーが減っていますね。これまでの彼らのサウンドからは大きく変化しているのですが、それはまた時がくればお話ししたいとおもいます。

インパートメント・ウェブサイト・リニューアル

ブログの更新が滞ってしまい申し訳ありません。2013年もLiricoをよろしくお願いいたします!

年末にインパートメントのウェブサイトがリニューアルされました。

http://www.inpartmaint.com/

これまで社内の各レーベルがそれぞれ独立したサイトを持っていましたが、今後はこちらに統合され、各レーベルの情報をシームレスに表示して案内することになります。

Liricoのページがこちらです。

http://www.inpartmaint.com/#/labels/lirico

旧ウェブサイトはしばらくは残しますが、近日中に消去する予定です。

Radical FaceニューEP「Always Gold EP」がリリース

Radical Faceの最新アルバム『The Family Tree: The Roots』からちょうど1年ほどが経ち、そこに収録された名曲「Always Gold」を中心に据えた新しいEP『Always Gold EP』がデジタルのみでリリースされました。

iTunes: https://itunes.apple.com/jp/album/always-gold-ep/id575230450

トラックリストはこんなかんじ。
1. Always Gold (Short Attention Span Mix)
2. Echoes
3. Wandering (Alternative Mix)
4. Always Gold (Acoustic Version)
5. We’re On Our Way
6. Always Gold (Album Version)

「Echoes」「Wandering (Alternative Mix)」「Always Gold (Acoustic Version)」はジャパンツアー限定EP『Japan 2012』に入っていた曲。また「We’re On Our Way」も『The Family Tree: The Roots』の先行EP『The Bastards- Volume One』でフリーダウンロードできた曲なので、3月の来日ツアーに来てくださったかたにとってはほとんど知ってる曲ですね。ちなみに1曲目の「Always Gold (Short Attention Span Mix) 」はその名前のとおり、ショート・ヴァージョンです。

オリジナルとショート・ヴァージョン、アコースティック・ヴァージョンと3つのヴァージョンをまとめて聴いてみて、改めて名曲だなとおもいました。そして、早く新しい曲が聴きたいとも。

「The Family Tree」の次作『The Family Tree: The Branches』にもすでにとりかかってるようですが、完璧主義のベン・クーパーのことですから、また時間がかかることでしょう。2013年中にはきっと出ないでしょうね。2014年かぁ。随分先のことですが、待ちますよ。いつまでも。

Peter Broderick新作『These Walls of Mine』発売!

2月に意欲的なアルバム『http://www.itstartshear.com』をリリースしたピーター・ブロデリックですが、なんとことし2枚目となるニュー・アルバムをリリースしました。

ウェブ上で友人やファンとのやりとりから戯れに作っていた一連の実験的な音楽(あるいは音楽的実験)を元にして作られ、ヴォーカルと声に焦点をあてた作品。実際は『http://www.itstartshear.com』よりも古い楽曲も含まれています。彼のモダン・クラシカル路線、フォーク路線という二大軸のいずれとも違う、ヒップホップやゴスペルなどをとりいれたかなり実験的な内容となっています。

このなんとも言えないジャケ写や「Parental Advisory」の表示も彼なりのヒップホップ感とおもえば納得です。実際はまったく危ないリリックでもありません(一カ所ファックって言ってますが)。リリックは父親のポップからのメールや、インターネット上での見知らぬひととの対話を引用。しかし、レコーディングは友人のMartyn Heyneがベースを弾いている以外はすべてじぶんひとりで作っており(仲良しのNils Frahmもマスタリングのみの参加)、とてもパーソナルな作品と言えるでしょう。

こちらのヴィデオは先行で公開された「I’ve tried」のスタジオ・ヴァージョン。幼いころからずっと歌うことを愛してきたピーター・ブロデリックのコアをうかがい知ることのできるエモーショナルな曲です。「このすばらしい新世界で/唯一の守護神はきみだ/このハートのゲームで/唯一のカードはきみだ/この愛のうたで唯一の声はきみだ/そしてきみの声のなかで/あらゆる音は真実のはず/そして真実の音とともに/哀れな若さの喜びがおとずれる」と歌うリリックもいつもと違ってとてもクール。

おそらくこの作品は賛否両論となるでしょうが、パブリック・イメージや周囲の期待を常に裏切ろうとするピーター・ブロデリックの挑戦は決しておわりません。ますます輝くであろう彼のキャリアのなかでこういった類いの作品はまた生まれるとおもいますが、なんとかついていきましょう!

Peter Broderick『These Walls of Mine』詳細:http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/AMIP-0021.html

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