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Matt Elliott / The Third Eye Foundationジャパン・ツアー!
なんと!来月、Matt Elliottの奇跡のジャパン・ツアーが行われます!!
正直、こんな日が来るとは思いませんでした・・・。昨年、まさかの復活を遂げたThe Third Eye Foundation名義ではDJセットが行われるようです。Matt Elliott名義のライヴはギター弾き語りでしょう。
マネージャーから送られてきた資料には「Songs」三部作のプレゼンテーションって書いてありました。名高い「絶望歌」三部作がはじめて日本でライヴ演奏される魔の宴。恐ろしいです・・・。気軽に遊びにいってはいけません!
スケジュールは以下のとおり。
5/22(日)大阪@Janus
5/26(木)名古屋@VIO
5/28(土)東京@O-nest
主催は昨年のDakota Suiteのツアー同様、大阪のバンドVampillia。
詳細はiinioi.comをごらんください。
ところで、ライヴに行かれる方はあらかじめp*dis online shopでThe Third Eye Foundationの「テロリスト」Tシャツを購入して臨むべきです(笑)物販に持ってくるかはわかりませんしね。
Matt Elliott / The Third Eye Foundation Official Website : http://thirdeyefoundation.com/
Matt Elliott aka The Third Eye Foundationインタビュー
つい先日、10年ぶりの新作『The Dark』をリリースしたばかりのThe Third Eye FoundationことMatt Elliottのインタビューをp*disのウェブサイトにアップしました。
Matt Elliottに対してぼくが尋常ならざる愛情を持っていることはすでにこのブログでも何度か書いていることだと思いますが、それだけに今回のインタビューはとても緊張したというか、質問を考えるのもいつもより気を遣いました。怖そうなイメージを抱いていたし(笑)
とにかく、日本語のインタビューはとても貴重なものだと思います。今回のインタビューを行うにあたって、Matt Elliottが一体どうしてあれほどまでの怒りをもてるのかということを以前から不思議に感じていたのですが、絶望がアパシーにつながらずに怒りへと向かうMatt Elliottの誠実さのようなものをぼくは感じとりました。
全体的にインタビュアーが空回り気味だと思いますが、ツアー中の忙しいときにも関わらず、誠実に対応してくれたMatt Elliottに感謝したいと思います。
あと、ぼくはいつもなぜかMatt Elliottのファンなんてぼくを含めて、日本に数人しかいない気がしていたのですが、思ってたよりたくさんいることが知れてうれしかったです。
The Third Eye Foundation – The Dark 〜墓のなかからもどってきました〜
この10年、リミックスなどではたびたび名前を見かけていたものの、もっぱら本名名義で活動していたMatt Elliottがついに「The Third Eye Foundation」の封印を解き、4th『Little Lost Soul』以来、10年ぶりとなるニュー・アルバム、その名も『The Dark』をリリースします。
暗黒のアトモスフィア、頭をもたげる複雑なビートと重たいベースによるウォール・オブ・サウンド。TEFの音楽的エレメンツがすべて表現された本作は、まぎれもなく『Little Lost Soul』の続編です。自らを葬り、レクイエムとして鳴らされた前作から10年、墓から出てきたTEFの帰還に涙せずにはいられません。
5編の組曲に分けられたトータル43分のオペラ。鼓動するドラムンベース・ビート(時にはダブステップ調のビートも)やスリリングなノイズと、恐怖的なクラシカル・オーケストレーションの激しい応酬の果てに訪れる、つかの間の幸福に満ちたサウンドスケープ。全編を通してメロディーを担っているとも言える、コラールや声のサンプリングが、叫び、ささやき、すすり泣く、容赦のない感情の結露が激しく心を揺さぶる。その啓示的な展開はTEFならではでしょう。
痛み、悲しみ、苦しみ、そして、怒り。本名名義で絶望を歌いつづけた彼が再び世界に対しての怒りを表明した『The Dark』は、罪と後悔にさいなまれながら終わりなき戦いを続けないといけないことを表しているようです。ただ、希望をほのめかしたあとに、地獄の底に突き落とそうとしているようなラストの展開がどういうことなのか、もうすこし考えてみないといけませんね。
アルバムにはいずれもマルチ・インストゥルメンタリストであるChepelier FouことLouis Warynskiと、Manyfingersこと盟友Chris Coleが参加しています。アートワークはおなじみのUncle Vania(この前ご紹介したものから上記のカバーに変わったみたいです)によるもの。
最後に、『I Poo Poo on Your Juju』のブックレットにひっそり書かれていた言葉をいま一度書き留めておきます。
“Farewell,my pleasures past, Welcome,my present pain !”
孤独な魂よ、痛みとともに生きつづけましょう。
ida071 / Ici D’ailleurs
2010.11.8 release
Track listing
1. Anhedonia 11:12
2. Standard Deviation 10:20
3. Pareidolia 7:29
4. Closure 9:52
5. If You Treat Us All Like Terorists, We Will Become Terorists 4:10
【速報】Third Eye Foundation 10年ぶりのニュー・アルバム!
このブログでもMatt Elliottの動向はその都度ご紹介してきましたが、この世紀のニュースをアナウンスできることをとてもうれしく思います。
Matt Elliottが、”The Third Eye Foundation”名義でのニュー・アルバムを11月にリリースします。
Dominoから2000年にリリースした名作『Little Lost Soul』から10年ぶりの作品で、タイトルは『The Dark』。レーベルはMatt Elliottのアルバムをリリースしてきたフランスのici d’ailleurs。
一足先に音を聴かせてもらいましたが、ぜんぜん変わっていない、とだけ書いておきます。絶望的なまでに美しく、孤高で陰鬱な、まぎれもないTEFの新作です。みなさんの2010年のトップ・アルバムの座を空けておいてくださいね。
関連記事:Matt Elliott 『Howling Songs』
関連記事:”絶望先生” マット・エリオット
関連記事:Matt Elliott 「絶望の歌 三部作」の恐怖のボックスセット!
lirico初のコンピレーション『Saddest Songs』
当初の予定よりも若干遅れてしまいましたが、liricoとしては初となるコンピレーション・アルバム、その名も『Saddest Songs〜世界でいちばん泣ける歌〜』が2/10にリリースされます。
今回、CDなどのフィジカル・リリースではなく、iTunesでのデジタル・ダウンロード限定でのリリースになります。
「Saddest Songs」というタイトルそのままのコンセプトで、かなしみをたたえる美しい歌ばかりを集めました。たしかに明るく楽しくなりたいと思うのが当然のことだと思いますが、明るくて楽しい音楽を聴きたくないときだってあるはず。「明るい曲はもうたくさん」という人たちのために、あえてliricoはこのコンピを捧げます。
ご存知のとおり、liricoはかなしみをネガティヴなものと捉えていません。かなしみも、よろこびも、ひとつの「感情」です。ぼくはいつも人生はプラスマイナスゼロだと考えています。かなしみがあれば、よろこびもある。かなしみがあるから、よろこびがある。だから、ぼくはみんながたくさんのかなしみと、たくさんのよろこびを経験すればいいと思う。豊かな感情こそが豊かな生活を導きます。
なにを書いてるのかわからなくなってきましたが(笑)、とにかく、よろこびに溢れたコンピレーションはそっちが得意な人に任せて、「sad is beautiful」を掲げるliricoはかなしみに満ちたコンピレーションを作りました、ということです(笑)まあ、要するに、こころに沁みる美しいコンピができたので、ぜひ聴いてください、ってこと!
15曲でなんと900円!!非常にお買い得ですよ。PDFでライナーもついてきます。まだ何も書いてないので、どういうものになるかわかりませんが(笑)
いちばん下のリンクから詳細をごらんになれます。全曲試聴もできるので、ぜひチェックしてみてください。きょうのところはこんなかんじで。次回、コンピ選曲の舞台裏に迫ってみます、と適当に予告しておきます。
Track list:
01. Heather Woods Broderick / Something Other Than
02. Grand Salvo / Needles
03. Tamas Wells / Valder Fields
04. My Broken Frame / Miss Moon
05. egil olsen / Nothing Like the Love I Have For You
06. Serafina Steer / By This River
07. Misophone / You Can’t Break a Broken Heart
08. Scott Matthew / Language
09. Gareth Dickson / If I
10. Last Days / May Your Days Be Gold
11. Whiskey Priest / Sweet Child
12. Radical Face / Homesick
13. Georgia’s Horse / Bloom
14. Chris Garneau / Over and Over
15. Matt Elliott / A Waste of Blood
http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/DDIP-3024.html