●まず始めに自己紹介をお願いします。またどのように音楽を始めたのか教えてください。
僕の名前はJulio francisco Ramos。いまは24歳で、プエルトリコ人とイタリア人の家系。生まれはアメリカだけど、断固としてアメリカ人ではないよ。僕が音楽を作り始めたのは、7歳でヴァイオリンを習い始めてからで、8歳のときからラップをしているんだ。
●"They Hate Francisco False"のコンセプトは何ですか?タイトルはどのような意味ですか?
"Francisco False"は "Fake Flowers"と同様に僕の別名のひとつだよ。このタイトルは、つまり僕の最近の女性遍歴を暗示しているんだ。
●このアルバムは "Fake Flowers"よりもメロウなアルバムだと思います。前作からの変化について教えてください。
確かに"Fake Flowers"はプロダクションのスタイルやデリバリーにおいて、よりアップビートだったと思う。このアルバムは「すべてが滅茶苦茶に崩壊していること」についてのゆるいコンセプト・アルバムなんだ。これは僕の離婚のアルバムで、僕は絶対的な混沌(それはいまの僕の人生のなかで最も信頼のおけるもの)のなかで、ある種の安らぎを求めながら、壊れた誰かによって作られたかのように、このアルバムを感じたかった。
●あなたの別のプロジェクトについて教えてください。
- anonymous inc.
anonymous inc.は僕の最初のバンドで、1994年に弟(David Ramos)と一緒に始めた。僕らは感じるがままにあらゆるジャンルをプレイしているけど、主にヒップホップの要素のある、プログレと融合したジャズに向かっている。
- toca
tocaは僕と弟のDavid、Tommy VとXololanxinxo (Of Mexican Descent)の主要メンバーに、ベースでPatrick NagelとErnesto Mercado (Anonymous Inc.)、ホーンにDanny Levin (Mushroomstamp, Rilo Kiley etc)が参加している。tocaはロック、ラテン、ヒップホップ、レゲエなんかを合体させたポップ・スタイルのジャンルの折衷なんだ。
- dead by wednesday
Dead By Wednesdayは、政治的なハードコア・パンク・スラッシュメタル・バンドで、僕とDavidが高速ヴォーカルで参加しているよ。
●あなたの弟のDavidについて教えてください。
David Antonio Ramosは僕の弟で23歳。Davidは10歳からドラムを勉強していて(主にジャズとラテン・ジャズ)、彼は才能のあるラッパーであり、"Jesus Taylor Thomas"の名前で時々活動するソングライターでもある。
●あなたの音楽はヒップホップ、ロック、フォークなど、さまざまな要素を含んでいるように思います。あなたの音楽に影響を与えたものは何でしょうか?
僕は耳にするすべてのものに影響を受けている。たとえ作曲の最中にそれが無意識に僕の思考の枠のなかに、近づいてきたとしても。"They Hate Francisco False"を書いているあいだ、僕はLittle Wingsや、The Microphones、Thanksgivingといったバンドによるフォークをベースにした興味深い音楽を聴いていた。僕はElephant 6周辺の音楽の大ファンでもあるんだ。ヒップホップに関して言えば、僕の友達が作る音楽
により影響を受けている。Of Mexican Descent、iCON the Mic King、Shoshin、Busdriver、The Shape Shiftersといったグループのね。
●今後の予定について教えてください。
Tocaは2006年8月にTwo Tone Elephant Recordsからリリースが予定されている。Deadpan Darlingは、僕とOrphan(Plague Languageの元プロデューサー)とRev. Leftdによるダーク・ポップ・グループ。これに関するリリースの予定はいまのところない。
僕はShoshinとドイツのDJ ScientistとEPを出す予定もあるよ。また、 the Monster Island Czars familyのSelfSufficeと別のEPも作るよ。
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