傑作1stで閉塞するヒップホップに新たな風を吹き込んだズッキーニ・ドライヴが新たに提示する「ヒップホップの未来」
Styrofoam、Giardini di Miro、Aliasといったエレクトロニカ〜ポストロック〜ヒップホップの実力者たちが参加したアルバム『Being Kurtwood』から約1年半。Cavemen Speakのトムと、Stacs of Staminaのマーカスによるベルギー/スウェーデン最強コンビ=Zucchini Driveの2ndアルバムがついに到着!!昨年の秋には初のジャパンツアーも経験し、その圧倒的なパフォーマンスですべての観客の度肝を抜いた彼ら。待望の新作は、彼らがネクストレベルに昇ったことが明白な感動的な作品となっている。
前作は1曲ごとに10人の違うプロデューサーを立てたコンピレーション的内容だったが、今回は数人の選りすぐりのプロデューサーがそれぞれ最高のビートを提供。Nomadがプロデュースし、リードヴォーカルも担当した先行シングル「Handclap Handclap」(m.9)のサイケデリックな高揚感。先頃リリースしたソロ作が素晴らしかったElectric Presidentの片割れRadical Faceプロデュース&ヴォーカル参加の「Radical Days」(m.5)の鮮やかなメロディーが持つきらめき。リリカルで美しいトラックが立ち並ぶなか、最も貢献度の高いのが、前作のなかで最も印象的なビートを聴かせてくれたPilot BalloonのKaeofluxで、本作では6曲をプロデュースし、そのどれもがZucchini Driveの類稀な才能を見事に引き出すような名曲となっている。またジャパンツアーでも息の合ったコンビネーションを見せてくれたGiardini di MiroのブレーンNucciniプロデュースの「Smack Addict」もシークレットトラックとして収録されている。他にもニューヨークのヒップホップ・ユニットNo Surrenderやシカゴの女性アーティストElissa P.がゲスト参加。
今回、最も注目すべきなのは、二人のヴォーカリスト/ラッパーとしての成長だろう。決してジャンルの枠に捕われず、曲によって表情を変える圧倒的な表現力、ますます冴え渡る抜群のコンビネーション。アンチコンの革新性、Animal Collectiveのサイケデリア、TV on the Radioの捻れたポップ感、そしてArcade Fireの張りつめた緊張感とエモーション。それらを兼ね備えながらも、そのいずれとも違う、全く新しいヒップホップを提示する大傑作の誕生!
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