アルゼンチン・フォルクローレを新たな解釈で継承する“印象主義”ギタリスト、ギジェルモ・リソットが、北欧ノルウェーのヌーメダル地方を訪れ、そこで魅了された現地のフォーク・ミュージック/楽器の演奏者たちとレコーディングした作品。南米と北欧、それぞれの伝統音楽がお互いの歴史を重ね合わせた、魔法のような瞬間がいくつも収められている。

ノルウェーのヌーメダル地方とアルゼンチンのリトラル地域…北欧と南米というまったく環境が異なる2つの国/地域の民衆に伝わる、それぞれの伝統音楽。その継承者同士の邂逅から始まったプロジェクトがノルウェー語で「窓」を意味する『Vindu』。
 
2013年5月の初来日で多くのファンを魅了したギジェルモ・リソット、その流麗なタッチのナイロン・ギターで紡がれる、アルゼンチン・フォルクローレを源流とする胸を打つメロディー。そして中世ヨーロッパの教会音楽を思わせる歌唱/ハルダンゲル・フィドル(ノルウェーのハルダンゲル地方で生まれたヴァイオリン)/チター(広くヨーロッパにおいて礼拝に用いられる弦楽器)で演奏される、ヌーメダル地方に伝わるフォーク・ソング。
古い教会で3日間に渡って行われたレコーディング・セッションを経て、「一見まったく異なるようで、実は“音楽としての核(コア)”は同じで、その表現方法が違うだけだったと気づいた」とギジェルモが語るとおり、まるで魔法のように融和し、響き合う様が収められたアルバム。
 
※ギジェルモ・リソットによるライナー・ノーツ及び演奏者による全曲コメント(全て英語)を収録。
※オリジナル盤添付ブックレットがダウンロードできるURLコード付き

 

01. Preludio (solo version) / Renacer
02. E sette me på sullarkrakk
03. Preludio (trio version)
04. I dag er nådens tid
05. Fankens bæmpel
06. La luz de tus ojos
07. No ska vesle bånet sova
08. Dei hundre felun
09. Intro a Milonga
10. Milonga de la Libertad
11. Sol de medianoche
12. Bogstrandvisa
13. Titil, tåtil
14. Brudemarsj: «Liv Åsne og Tore»
15. Marsj: «Ann Britt»
16. Springar: «Etter årsmøtet»
17. Vals: «Helsing til Minot»
18. Las verdades del tiempo
19. Como un Langeleik / Halling
20. Rosensfole
21. So ro te Branes
 

 
Arranged, directed and produced by Guillermo Rizzotto
 
Guillermo Rizzotto: guitar, organ
Åshild Wetterhus: voice, kraviklyre
Even Tråen: Hardanger fiddle
Sivert Holmen: Hardanger fiddle
 
Recorded in Flesberg Stave Church in Numedal, Norway, November 2013
Mastered by Simon Heyworth at Super Audio Mastering Ltd