遂に全貌を明らかにしたオブリクのデビューアルバム『Antenna』。

スウェーデンで人気のシンガーソングライターDan Viktorによるプロデュースでより洗練され伸びやかになったヴォーカル、初期レディオヘッドが持っていた危ういバランスで保たれた憂鬱な空気感とエッジの効いたギター・サウンドは、再熱著しいニュー・ウェーブの雰囲気と90年代のU.K.ロックの流れを通過した後のみだからこそ生まれた理想的なサウンドと言えるでしょう。世界的に有名なスウェーデンのロックバンドDark Tranqillity のMartin Brandstrom がシンセサイザーのプログラミングを行うなど、自国では実力者にバックアップされ期待される存在です。エスキュウ・ディヴァイン、カイトなど同時代の音を出すアーティストと双璧をなす、どこまでも美しくどこまでも壮大で祝福された希望の音楽はリスナーの心を奮い立たせてくれます。2008年、小さな街からからゆっくりと彼らが動き出す。その姿がはっきり見える頃にはすでに世界の歓喜の中心に彼らが立っている事でしょう。

※日本盤のみオリジナル・ジャケット / ライナーノーツ付き

Tracks
01. Bit of tape
02. Among the crowd
03. No limits
04. Sleep you monsters
05. …and willing to cause a suicidal crash
06. The loneliest figure
07. Back of an animal
08. Common places
09. The murder of a child
10. Who feels?