米国サイケデリック・フォークの感性でライヒのミニマリズムの遺伝子とパーカションのダイナミックさを加えた知的でドリーミーなドンドコ・サウンド!!!

Dirty Projectors、Balmorhea、J Tillman(Fleet Foxes), 蓮沼執太などを輩出する米国Western Vinylからひょこり登場したテキサス出身の4人組”スリープ・ホエール”。ライヒ、ブライアン・イーノ、カンなどのミニマリズムの感性を引き継ぎ、Nice Niceに代表される現代の米国サイケデリック・フォークの要素を完全に消化したこの瞬間にしか生まれ得ない理想のサウンド。元々はジョエル・ノースとブルース・ブライによって”Mom”という名前で始まったユニット。2006年にリリースしたデビューE.Pとなる「Little Brite」はアコースティック・ギターと様々な自然音やサンプリングしたサウンドを丁寧に内地したより革新的なサウンド。その後、ジョエルの弟でSunnybrookとしても活動するポール・ノースと、Abacus名義で活動するスペンサー・スティーブンソンを加え、よりバンドサウンドへと成長する。ミニマリズムとポストロックの融合と云える疾走感のある”Green Echo”からはじまり、不思議な楽器音を所々に折り込み、メロディーとヴォーカルのポップさでぐいぐい引っ張る2曲目”Cotton Curls”、そしてチェロとアコースティック・ギターのアレンジが素晴らしくこのバンド個性をすべてを表現した3曲目”We are Dripping”にたどり着くとき、彼らの”houseboat(屋形船)に乗っている事に気がつく。ギター、チェロ、ヴァイオリンなどの弦楽器とサイケデリックなパーカッション、随所にちりばめられたエレクトロニクス・サウンド。そのすべてが彼らの感覚で混ざり合った時独特のグルーヴが生まれる。それはどこか懐かしくもあり、どこまでもやさしい音楽。 Beach House, Efterklang, Stars of the Lid, Album Leaf, Lymbyc Systymとも競演済み。Pitchforkをはじめ多くのメディアでも絶賛中の彼ら、今後用注目です!

※ボーナストラック1曲収録
※小野 肇久氏によるライナーノーツ付

Tracks
1.Green Echo
2.Cotton Curls
3.We Were Dripping
4.Roof Sailing
5.Summer Sick
6.Dissolved
7.Still Drumming
8.Sleep Reprise
9.Make Another Picture
10.Icicles
11.Ferry Whistle
12.Light Tunnel
13.Giant Wings
14. arch