Rachel Grimes
“The Clearing”
レイチェル・グライムス
『ザ・クリアリング』
¥2,100+税
PDIP-6556
2015年5月24日リリース
レーベル: p*dis
*国内盤のみボーナストラック1曲収録
ポスト・クラシカルの先駆者的存在にして伝説の室内楽アンサンブル、レイチェルズの中心的ピアニストの6年ぶりソロ・アルバム!
ポスト・クラシカルの草分けともいえるポスト・ロック・バンド、レイチェルズのコア・メンバーとして長年活躍し、近年はソロ・アーティストとして世界中で厚い支持を得ている女性ピアニスト/作曲家レイチェル・グライムス。2009年リリースのソロ・デビュー・アルバム『Book of Leaves』から約6年、ついに届けられたニュー・アルバム。
ピアノとフィールドレコーディングのみのシンプルな構成で、レイチェルズ作品における静謐な美に焦点を当てたような前作に対し、本作は彼女が信頼を寄せる多くのゲスト・ミュージシャンとともに作り上げた作品となりました。アルバムのほとんどの曲に参加しているロスシルことスコット・モーガン(サウンド・プロセッシング)をはじめ、レイチェルズのクリスティアン・フレデリクソン(ヴィオラ)、シッピング・ニュースのカイル・クラブトゥリー(パーカッション)、リベレーション・プロフェシーのジェイコブ・ダンカン(サックス、クラリネット)、Monoやブロークン・ソーシャル・シーンの作品にも参加するアヴァンギャルド・チェリスト、ヘレン・マニー、シンシナティのヴァイオリニスト、スコット・ムーア、そしてオランダの弦楽オーケストラ、アムステルダム・シンフォニエッタのメンバーや、シェラックのボブ・ウェストン(マスタリング)などが多数参加し、ポスト・クラシカルやアンビエントからジャズやポスト・ロックまで、より多様で瞑想的な美をたたえています。
こころのなかのもっとも深い場所での記憶と関係性と謎を探求する曲がりくねった道をテーマにした本作では、いくつかの曲はインプロヴィゼーションで作られており、彼女の親密なピアノにストリングス、管楽器、ハープなどのテクスチャーと、ロスシルの手による巧妙なサウンド・デザインとが絡まり合い、美しさだけしかない、深みと広がりに敬服させられるでしょう。それはまさに作曲家レイチェル・グライムスにとって新たなステージと言えるとともに、不運にも止まらざるをえなかったレイチェルズの最後の作品『Systems/Layers』(2003年)の次に来てもおかしくないような痛切に胸を打つ名作です。
国内盤のみボーナストラック1曲収録。
Track listing:
1. The Air
2. The Clearing
3. The Air of Place
4. The Herald
5. The Air in Time
6. In the Vapor with the Air Underneath
7. Transverse Plane Vertical
8. Transverse Plane Horizontal
9. The Air, Her Heart
10. Further Foundation
11. The Air at Night
12. And Today Was Her Birthday (Bonus Track)
Rachel Grimes
レイチェル・グライムス
「アメリカのインディペンデント・ミュージックにおいて真に天性の才能を持った数少ないアーティスト」(WIRE誌)、「40歳以下の作曲家100人」(NPR)の一人に選ばれるなど、国内外で高い評価を受けるアメリカ・ケンタッキー州ルイヴィルの女性ピアニスト・作曲家。現在のポスト・クラシカルの源流のひとつとして後世のアーティストに多大な影響を与えた室内楽アンサンブル/ポストロック・バンド、レイチェルズの中心メンバーとして知られる。
2009年に初のソロ・アルバムとなる『Book Of Leaves』を発表。ピアノとフィールドレコーディングのみで、まるで絵画のような静謐な美しさを表現した本作は大きな賛辞を受け、アメリカ、ヨーロッパ各国をツアー、シェラックがキュレーターを務めたAll Tomorrow’s Partiesなど数多くの音楽フェスティバルにも出演。ルイヴィルのポスト・ロック・バンド、キングス・ドーターズ&サンズのメンバーでもある。2014年には初来日ツアーを行った。
official: http://rachelgrimespiano.com/