Alva Noto
“Xerrox vol.3”
アルヴァ・ノト
『ゼロックス vol.3』
¥2,180+税
AMIP-0064
2015年4月26日リリース
レーベル : raster-noton / p*dis
坂本龍一とのコラボレーションで知られるドイツ人天才サウンド・アーティスト、Alva Notoの《xerrox》(ゼロックス)・シリーズ最新作《xerrox vol.3》が待望のリリース。
前作《xerrox vol.2》から5年振り、アルヴァ・ノトのxerrox(ゼロックス)シリーズ最新作《xerrox vol.3》が待望のリリース!全5作になる予定のゼロックス・シリーズは、コピー(複製)のプロセスを基礎に作曲を行うプロジェクト。複製元である日常のサウンドは大きく作り替えられるため、元の素材を連想させることはほとんど出来なくなり、その結果、完全に新しいサウンドが生まれる、つまり、オリジナルのコピーはそれ自身がオリジナルになるというコンセプトがある。長い旅の始まりとなった《xerrox vol.1》(2007年)には「旧世界」、《xerrox vol.2》(2009年)には「新しい世界へ」を象徴していたが、本作《xerrox vol.3》には「宇宙へ向かって」というサブタイトルが付けられている。レコーディングは、飛行機、車、空港などアルヴァ・ノトの移動中(クレジットでは”トランジット(輸送)”という言葉を用いている。)に行われたという。
アルヴァ・ノトが子供時代に見た1970年代のタルコフスキー脚本「惑星ソラリス」や、ジュール・ベルヌの「神秘の島」をベースにした「ミステリー島探検/地底人間の謎」(原題 “la isla misteriosa y el capita´n nemo” )などのSF映画の記憶からインスパイアされ制作された本作では、非常に親密な雰囲気と共にアルヴァ・ノトのプライベートな側面を垣間見ることができる。パーソナルな夢の反映、もしくはエモーショナルなランドスケープを通る空想の旅のような、スペイシーかつドリーミーなエレクトロニック・アンビエント・サウンドが展開されており、ノト本人曰く、「実際には存在しない映画への、映画のような感情のサウンドトラック」と述べている。
「《xerrox vol.3》はこれまでの私の作品の中でも最もパーソナルなアルバムです。このように感情をアウトプットしたことを自分でも驚いています。また、このシリーズ前2作のアルバムがどのように聞こえてくるのか今もワクワクしています。」(アルヴァ・ノト)
Track List :
01 xerrox atmosphere
02 xerrox helm transphaser
03 xerrox 2ndevol
04 xerrox radieuse
05 xerrox 2ndevol2nd
06 xerrox isola
07 verrox solphaer
08 xerrox mesosphere
09 xerrox spark
10 xerrox spiegel
11 xerrox exosphere
Carlsten Nicolai (Alva Noto)
カールステン・ニコライ (アルヴァ・ノト)
1965年、東ドイツのカールマルクスシュタット生まれ。現在ベルリンとケムニッツを拠点に世界的に活動する、ヴィジュアル/サウンド・アーティスト。創造的なプロセスに対する独自の微視的な見方を創りだすために、電子音とヴィジュアル・アートをある種のハイブリッドツールとして用いる作品で知られる。ポストテクノ音響の世界のみならず、現代美術やメディアアートといった多彩な領域を横断し、独自のポジションを確立。国際的に非常に高い評価を得ている。カールステン・ニコライのサウンド・アーティストとしての名義がAlva Notoである。ソロ名義の他に、Pan Sonic、Opiate、そして池田亮司とのcyclo.など様々なアーティストとのコラボレーションを行い、2007年はビョークのリミックスも行った。そのコラボレーションの中でも、坂本龍一とのコラボレーション3部作「Vrioon」「Insen」「Revep」により、ここ日本でも一躍その名を広める。また、ドイツの音楽レーベル「raster-noton」を盟友Byetoneと共に運営し、さらに2人のユニットDiamond Versionとして活動を行う。