Gareth Dickson
“Orwell Court”
ガレス・ディクソン
『オーウェル・コート』
¥2,200+税
LIIP-1525
2016年11月11日リリース
国内盤CD
レーベル: Lirico
ヴァシュティ・バニヤンを支える名ギタリストにして「現代のニック・ドレイク」の異名をもつシンガー・ソングライター、ガレス・ディクソンが放つ夢幻アンビエント・フォークの最高傑作。
UKの伝説的シンガー・ソングライター、ヴァシュティ・バニヤンの復活を支え、かつてはフアナ・モリーナの作品やライヴにも参加してきたグラスゴーの天才ギタリストでシンガー・ソングライターのガレス・ディクソン。アナログのディレイやリヴァーブを駆使したその音響的ギター・サウンドと、ニック・ドレイクが憑依したようなヴォーカルによって、幻想的なアンビエント・フォークを奏でる革新的なアーティストです。その幽霊のような音楽は、ニック・ドレイクとブライアン・イーノのアンビエント・ミュージックを合わせたようでもあり、「もしエイフェックス・ツインがギターでフォーク・アルバムを作ったら…」というような想像を膨らませられる豊潤さに満ちています。
本作『Orwell Court』はニック・ドレイクのトリビュート・プロジェクト「ニックド・ドレイク」のアルバム『Wraiths』や、ライヴ・アルバム『Invisible String』をはさみ、2012年の『A Quite A Way Away』以来、4年ぶりとなる最新作。
ヴァシュティ・バニヤンの最大の理解者として10年以上ものあいだ、彼女のバンドの唯一のレギュラー・メンバーとして活動してきたガレス。本作ではそのヴァシュティ・バニヤンが儚げなコーラスで参加した「Two Halfs」で幕を開けます。ドラムやキーボードの使用やゲスト・ヴォーカリストの起用などの変化がみられる本作ですが、ライヴの定番曲で今回アルバムに初収録された「The Big Lie」からジョイ・ディヴィジョンの名曲「Atmosphere」の幻想的カヴァーまで、その神秘性と静謐さはますます高まっていると言えます。ガレス・ディクソンが長年研ぎ澄ませてきた音響アンビエント・フォークの完成系。
国内盤のみ歌詞対訳/ボーナストラック8曲(2015年来日公演のライヴ音源)のダウンロード・コードつき。
Track listing:
1. Two Halfs (featuring Vashti Bunyan)
2. The Big Lie
3. Snag With The Language
4. The Hinge Of The Year
5. Red Road
6. The Solid World
7. Atmosphere
Gareth Dickson
ガレス・ディクソン
グラスゴー在住のスコットランド人シンガー・ソングライター/ギタリスト。ヴァシュティ・バニヤンのバンドのギタリストとしてよく知られ、フアナ・モリーナやマックス・リヒターの作品にも参加するギターの名手。ソロではニック・ドレイクに影響を受けたヴォーカル・スタイルとナラティヴ、バート・ヤンシュやブライアン・イーノのアンビエント・ミュージックなどを昇華させた静かでミニマルなギター・プレイによる幻想的で非現実的な音世界を作り上げるアンビエント・フォークを奏でる。
2009年に作品集『Collected Recordings』をDrifting Fallingからリリース(のちに12Kから再発)。2010年にギター・インスト作品『The Dance』をリリース。2012年には12Kよりアルバム『Quite A Way Away』をリリース。2013年にはニック・ドレイクのトリビュート・プロジェクト「Nicked Drake」を初音源化した作品『Wraiths』をリリースし、初の来日ツアーも行った。ヴァシュティ・バニヤンの過去3度の来日ツアーにサポート・ギタリストとして帯同した。
official: http://www.garethdickson.co.uk/