Gurr
“In My Head”
ガー
『イン・マイ・ヘッド』
¥2,000+税
AMIP-0095
2016年11月27日リリース
国内流通盤CD
レーベル: Duchess Box Records
ギターとコーラスでどこまでも気持ちいい、2人の女子が走るガレージ・ロック。ベルリンのデュオ、Gurrデビュー!
GurrはAndreya Casablanca (ギター/ボーカル) とLaura Lee (ドラム/ボーカル) によるバンド。Ty SegalやWavves、Thee Oh Seesら西海岸のガレージ・ロックに影響をうけつつ、2人の音楽愛や日常から生まれるのは、自らを”ファースト・ウェイヴ・ガールコア”と称する必殺技つづきのロック。ボーカルは愛らしくまた艶やかに上がっていって、演奏はタイトに飛びまわり、揺れる弦の波はポストパンクの鋭さからサイケデリックな開放感まで、自由に行き交う心地よさがある。
先行シングル”Moby Dick”は西海岸にいるような、のびのびとしたその開放感の真骨頂で、ふだんは書かないというドイツ語詞の”Walnuss”は波打つリフから甘い風が吹きぬけ、身近にいるつまらない30男が題材の”#1985″は立体的なコーラスが楽しく、Lauraお気に入りの60年代ガレージそのままな”Computer Love”は、その速さがとにかくかわいい (パソコンに恋する男の話で、サビの最後にSiriの声が入っている。本人たちはくだらない歌詞だと言う)。
いままでにもJoseph Gordon-Levittの映画をみておもしろかったときのことや、波乱に満ちたShania Twainの人生をウィキペディアで知ったときのことなんていうのも曲にしていて、Gurrの音楽にはいつもジョークや物語がついているからおもしろい。2人 (+サポート1人) という少ない構成だからこそ抜けのいい音が生まれ、2人という深い友情だからこそ曲の物語が生まれる。『In My Head』の名のとおり、ベストな2人の頭からあふれる音楽そのままを記録した、堂々の1stアルバムだろう!
国内流通盤のみボーナストラック1曲のダウンロード・コードつき。
Track listing:
01. Breathless
02. #1985
03. Moby Dick
04. Walnuss
05. Yosemite
06. Free
07. Klartraum
08. Rollerskate
09. Diamonds
10. Computer Love
11. Song for Mildred
12. Emoticon *bonus
Gurr
ガー
Andreya CasablancaとLaura Leeが出会ったきっかけは、大学時代のアメリカ史の授業だった。音楽や映画の趣味を通して意気投合した2人はバンド活動をはじめ、のちにそれぞれがアメリカへ留学すると、2014年に現地のレーベルから最初のカセットをリリース。その後はカリフォルニアのBurnt Palmsとスプリットを出し、デジタル配信 → 12″化されたEP『Furry Dream』を経て、活動拠点であるベルリンのレーベル”Duchess Box Records”より初のフルアルバム『In My Head』を発表した。バンド名の由来は鳩が苦手なLauraからきていて、ドイツ人が鳩の鳴き声をあらわすときの”Gurrrr”と、女子の”Girl”をかけたそう。