美貌と高い実力を兼ねそなえた本格ジャズ・ボーカル。珠玉のスタンダード集がここに。

ナタリーの透き通ったボーカルが心地よい(1)スカイラークでアルバムはオープニングを飾る。続く(2)クライ・ミー・ア・リバーは心地よいアップテンポのスイング。後半のボーカルとドラムの4バースに耳を傾けてほしい。チック・コリア不朽の名作(3)スペインではピアノのリフと完璧にユニゾンするボーカルを披露し、パット・メセニーの原曲である(4)ジェームスでは、優しく語りかけるような歌声を聞かせてくれる。原曲のフィールを残しつつも、ジャズテイストの溢れる仕上がりになったスティングの名曲(7)フラジャイルも聞き逃せない。ジャズ~ポップスまで幅広い楽曲を収録した珠玉のスタンダード集がここに。

 

濃密にして軽やかな空気感がいいですね。どこかでかかっているのを耳にしたらきっと「これ、誰ですか?」って訊いちゃいます。
CDショップバイヤー/吉村健

 

ナタリー・ウィリアムズの歌声は「暖かさ」と「優しさ」を内包している。アルバムのそれぞれの楽曲をとてもよく理解していながらも独自の解釈を込めて、とても広い声域で表現している。チック・コリアの「スペイン」のボーカルは必聴ものだ。この歌声と音楽への姿勢には大きな可能性を感じる。
Jazz Review

 

01.Skylark
02.Cry Me A River
03.Spain
04.James (An English Garden)
05.I Love You Porgy
06.Never Will I Mary
07.Fragile
08.They Can’t Take That Away From Me
09.Ac-Cent-Tchu-Ate The Positive
10.Lucky Old Sun
11.Mackie Messer
12.Untitled