新しいフォーキー・ソウル」の決定的アルバムにして、2016年の最後を飾るにふさわしい年間ベスト級の傑作。NYの黒人シンガー・ソングライターによる名作ファースト・アルバムがついに世界初のCDリリース!
テリー・キャリアー〜ダニー・ハサウェイ〜ビル・ウィザーズ、そしてジェシ・ボイキンス3世〜クリス・ターナー〜マイケル・キワヌーカ、さらにはマーヴィン・ゲイやカエターノ・ヴェローゾの名が引き合いに出され、USインディー やブラジル音楽をも取り入れた、極めて現代的なヴォーカル・アルバムの珠玉の逸品。エレガントかつシルキーな歌声、クールなジャズ感覚、ボーダーレスな感性で構築されたハイブリッドなトラック、きめ細かく繊細な音響空間まで、すべてが素晴らしい。
橋本徹(SUBURBIA)やジャイルス・ピーターソンの選曲コンピに収録されたEP曲など極上ボーナス5曲を加えたキャリア完全版!
【トラックリスト】
01. Intrinsic Infinite
02. Ms. Urbane
03. Ms. Malaise
04. Human Behavior
05. Self Portrait of a New Yorker
06. Tabloid Theory
07. Rat Race
08. Death of a Star
09. Casual Encounters
10. Missed Encounters
11. Love Within
12. And Then
13. Loved
14. Shangri La
15. And Then (Single Version)
Track 11〜14 taken from “Shangri La EP”
Track 15 taken from “And Then”
【James Tillman – And Then (Official Video)】
James Tillman
ジェイムス・ティルマン
ジェイムス・ティルマンは、米ワシントンDCの出身。アフリカ・バンバータからジョニ・ミッチェルまで、幅広いレコード・コレクションを持っていた両親の下、幼いころから音楽に親しみ、教会での音楽体験やクラシックの素養まで幅広いバックグラウンドを持つ。特にお気に入りだったマーヴィン・ゲイが自分と同じワシントンDCの出身だと知ったことで、音楽の道へ進む想いを一層強くし、ホセ・ジェイムスやビラル、ジェシ・ボイキンス3世も学んでいたニューヨークのニュー・スクール大学ジャズ・ヴォーカルのクラスに編入。在学中にシングル『And Then』を発表。キーボードのハビ・サンチアゴ、ベースのクリス・スミス、ドラムのオーウェン・エリクソンというニュー・スクール出身者がバックを務めた。2014年にはサンパウロで録音した『Shangri La EP』を発表。配信のみのリリースながら、橋本徹・選曲のコンピレイション『Free Soul 〜 2010s Urban-Sweet』に「Shangri La」、同じく『Folky-Mellow FM 76.4』に「And Then」、さらにジャイルス・ピーターソン選曲の『Brownswood Bubblers 11』に「Love Within」が収録され、大きな話題となった。そしてデビュー・アルバムとなる本作では、USインディー屈指の才女メリル・ガーバスをエグゼクティヴ・プロデューサーに招き、フォーキー・ソウルの新潮流の中でも本年屈指の1枚となる傑作を作り上げた。