Caroline Says
“50,000,000 Elvis Fans Can’t Be Wrong”
キャロラインは言う
『50,000,000人のエルビス・ファンは間違ってない』
¥2,020+税
AMIP-0112
2017年07月23日リリース (日本先行販売)
国内流通盤CD
レーベル : Inpartmaint / Western Vinyl.
アコースティックに暖かく、ロックの草原を走って、ローファイに思いを募らせた、テキサスの女性による音楽の旅。
カセットテープという限られた媒体ながらも評判を呼んだデビュー作が、CDで再登場!
Caroline SaysはCaroline Salleeによる米オースティンのバンド。大学を卒業した22歳のCarolineはアラバマの親のもとで暮らしていて、日中は食料品店で働きながらも音楽のことで頭がいっぱいだった。客に試食を勧め、良いメロディが浮かぶと、トイレへ向かってiPhone片手にハミングしていたのだった。家の地下室で録音された曲は、Carolineがオースティンに移った8月に兄弟の助けを借りてミックスされた。出来上がった作品はNoumenal Loom (*1)とHappenin Recordsの共同リリースという形で、2014年にカセットになった。作品名はElvis Presleyのシングルヒット集から拝借 (*2)し、バンド名はLou Reedの楽曲から取られている (*3)。
現在バンドはCarolineのほか、Brad、David、Maudの4人で活動中。去年はJesu + Sun Kil MoonやLou Barlowらとともに、Elliott Smithのトリビュート盤へ参加した。
足取りよい指引きからだんだんと陽が射してくる幕開け曲『Winter Is Cold』から、バンドらしい演奏とコーラスで躍動する『I Think I’m Alone Now』、午後の庭でボッサを聴くような緩みの『My Fiancé’s Pets』、敬愛するPixiesを表現したという屈指の轟ドライブ曲『Gravy Dayz』、そして最後は甘く溶けて沈んでいく『Lost Feeling』まで、バリエーション豊かな曲の幅と、ボヤボヤ浮かぶローファイなつくり、溢れ出てくる沢山のコーラスに心を預けられる。ときには想いが左右し、ときにはほのぼのさせてくれる、愛らしいロードムービーを観ているよう。
カセットはすぐさま売り切れてしまったが、小さな規模だけで終わらせるにはもったいない。このたびWestern VinylからCDとLPで再発されることとなった。Inpartmaintによるこの日本盤CDにはボーナストラック『Years』が付属する。
*1 主宰者のHolly Waxwingをはじめ、Giant Clawや食品まつり a.k.a foodmanらをリリースしている。電子音楽からフォークまで、カセットとヴァイナルで作品を送り出す近年の重要なレーベルである。
*2 『50,000,000〜』は、Elvis Presleyに夢中な大衆を憂いだジャズ紙の記事に対して、RCAビクターが当時のヒット集『Elvis’ Gold Records, Vol. 2』のジャケットに加えた文句。のちにこの作品の通称として広まった。
*3 ちなみにCarolineが本当に好きなLou Reedの曲はStreet Hassleだそう。
【国内流通盤特典】
– ボーナストラック『Years』 (DLクーポンより)
【Track List】
01. Winter Is Cold
02. I Think I’m Alone Now
03. Funeral Potatoes
04. Streetlights
05. My Fiance’s Pets
06. Gravy Dayz
07. Ghost Pokes
08. God Knows
09. Lost Feeling
10. Years (Bonus)
Caroline Says
Facebook: carolinesaysmusic