Goldmund
“The Malady of Elegance”
ゴールドムンド
『ザ・マラディー・オブ・エレガンス』
¥2,200 + 税
PDIP-6575
2018年2月18日リリース
国内盤CD
レーベル : p*dis
ゴールドムンド、2008年の最高傑作『The Malady of Elegance』が念願の再発!!
精緻に作りこまれたセンチメンタルなエレクトロニカ路線のヘリオス名義、ソロ・ピアノにフォーカスしたミニマルで静謐なポスト・クラシカル路線のゴールドムンド名義を中心に、アップル、フェイスブック、グーグルなどのCM音楽や映画のスコアも手がける優秀な作曲家キース・ケニフ。ヘリオス、ゴールドムンド両名義ともに、エレクトロニカ、ポスト・クラシカル両シーンの中心としていつづけること10年以上。
本作はキース・ケニフがゴールドムンドとして2008年にType Recordingsからリリースした2ndアルバム『The Malady of Elegance』の再発盤。2011年ごろに廃盤となって以来、長年再発が待ち望まれていましたが、オリジナルリリースから約9年が過ぎ、ついに再発となりました。
2005年のデビュー作『Corduroy Road』はHonda「ASIMO」のCMに楽曲が使用されロングセラー。その3年後にリリースされた本作は、『Corduroy Road』同様、両親が所有していた古いピアノを使用。繊細に演奏されたアップライト・ピアノの素朴でノスタルジックなメロディーは、頭のなかで実家のリビングルームのあたたかな記憶が広がるような親密さをもっています。彼が実際に演奏する部屋の雰囲気を再現しようと、ピアノのハンマーが動く音やペダルが軋む音までを音響的な細部へのこだわりをもって録音されており、やさしいピアノのメロディーの背後にはほんのかすかな電子音を配置した、メランコリック・ピアノの歴史的名作です。
「気品のある病気」という印象的なアルバム・タイトル。ミステリアスな雰囲気を漂わせるアートワーク。ちょうど「ポスト・クラシカル」という言葉が使われはじめたころにリリースされ、現在に渡るまでゴールドムンドのベストセラー作品。米FACT MAGAZINEはキース・ケニフを「静かなるフロンティアの最前線」と評しましたが、静かで繊細な音楽を愛するものにとっては一生の付き合いとなる作品と言えるでしょう。
Track List :
1. Image-Autumn-Womb
2. In A Notebook
3. Finding It There
4. Subtle The Sum
5. Threnody
6. Now
7. The Winter Of 1539-1540
8. Ouendake
9. John Harrington
10. Apalachee
11. The Gardener
12. Mound Builders
13. Gifts
14. Clement Danes
15. Evelyn
Goldmund
ゴールドムンド
本名キース・ケニフ。米ペンジルヴァニアの田舎で生まれ育つ。現在はメイン州在住。ボストンのバークリー音楽大学でパーカッションを学ぶ傍ら、2003年からヘリオス名義での活動を開始。ソロ・ピアノにフォーカスしたポスト・クラシカル路線のゴールドムンドとして、2005年にUKのType Recordingsからデビュー作『Corduroy Road』をリリース。それ以降、『The Malady of Elegance』(2008)、『Famous Places』(2010)、『All Will Prosper』(2011)、『Sometimes』(2015)と5枚のアルバムをリリース。ヘリオス、ゴールドムンド以外にも妻ホーリーとのシューゲイズ・ポップ・デュオ、ミント・ジュレップとしても活動し、エレクトロニカ~ポストクラシカル~インディーポップシーンなどで絶大な人気を確立する。また、本名名義でもアップル、フェイスブック、グーグルなどのCM音楽も幅広く手掛ける人気音楽家。