TRIOLA
“Chiral”
トリオラ
『キラル』
¥2,300+税
trl004
2019年3月22日リリース
レーベル : triola
ストリングス界で異彩を放つ、須原杏 (violin) と波多野敦子 (viola) による弦楽デュオ新生TRIOLAが2年をかけて作り上げた第一作目がここに完成!
メンバーチェンジを経て再結成されたトリオラの最新作。エフェクターを駆使した独自の音作りで、これまでにないユニークで叙情的な音楽が生まれている。そしてゲストミュージシャンに石橋英子 (drums)、ジョー・タリア (percussion, mixing, mastering)、ジム・オルーク (bass) らを迎えることにより<室内楽>がメタモルフォーシスを起こし<キラル>が完成した。それは新ジャンルの誕生でもある。まるで一本の映画に浸るような、重厚な世界観の作品が仕上がっている。
ジャケットはオランダの気鋭画家Saskia Griepinkが今作を聴きながら描き下ろした”Masdevallis” (2018) 、アルバム最後の曲も同タイトル、絵画と音楽が密接に繋がったアート作品とも呼べる渾身の1枚。
Track listing:
1. キラル11 / Chiral 11
2. ファントム・ワルツ / Phantom Waltz
3. ミラーボールの暴走 / Runaway Mirrorball
4. 白い虹 / Halo
5. ふたりの螺旋 / Twin Spirals
6. 13Hzの暗号 / 13Hz Cipher
7. 逆火 / Back Fire
8. マスデヴァリア / Masdevallia
今、風邪をひいて隔離された部屋の中でこの作品を聴いている。僕は宇宙船から切り離された脱出ポッドの中。どこへ行くかはわからないが、自分が骨を埋めるべき場所へと向かっている事だけはわかる。いつか教科書で見た惑星が、地肌までありありと見えるほどに近づいては、またひとつ、またひとつと遠ざかる。静寂の中、体感できないほど物凄いスピードで飛んでいる。
ここまで書いたあと、共に送っていただいた、楽曲にあてられた物語を読み、自分の思い描いたイメージとの近さに驚いた。人けのない公共施設の本棚から、ふと手に取った手塚治虫作品の一コマ。煌めきと、緊張と、なんとも言いようのない刹那さがループするような感覚。
TRIOLAの1人である波多野敦子さんには、僕の「光」という楽曲に参加していただいた。あらゆる光は最後一つの点になる。それまでの間にいったい幾つの情景を、忘られぬ顔を、季節の機微を、この目で見ることになるだろう。この惑星の地肌を、僕はまだまだ確かめたくなった。
折坂悠太
TRIOLA <キラル> リリース・パーティ
2019年 7月17日(水) @渋谷 7th FLOOR
出演 :
折坂悠太+ TRIOLA (須原杏, 波多野敦子)
TRIOLA < Chiral > special band (須原杏、波多野敦子、ジョータリア、石橋英子 and more)
OPEN 19:00 / START 20:00
予約 ¥3,000 / 当日 ¥3,500(ドリンク代別)
*ご予約は7th FLOOR電話/メール窓口にて承ります。
電話予約: 15:00~20:00 tel:03-3462-4466
メール予約:nanakaiyoyaku+0717@gmail.com
件名に公演名、本文にお名前(フリガナ)、予約人数をご記入ください。
ご予約の確認がとれましたら返信いたします。
7th FLOOR
TRIOLA <キラル>特設サイト
TRIOLA
トリオラ
須原杏 (スハラ・アンズ)・・・トリオラのヴァイオリンを担当
大学卒業後、実験音楽の勉強を始める。2012 年ASA-CHANG& 巡礼に新メンバーとして加入。その後は個人だけでなく「須原杏ストリングス」としてNHK 朝ドラや宇多田ヒカルなど多くのREC に参加している。また、20人の小さなLIVE から5 万人規模の公演まで、メジャーもインディーズもジャンル問わずLIVE サポートを行う。参加アーティスト▷▷絢香、今井美樹、宇多田ヒカル、森山直太朗、くるり、クラムボン、TK from 凛として時雨、SEKAI NO OWARI、fox capture plan、GLAY、tofubeats、ジム・オルーク、渡邊琢磨、青葉市子…and more。
波多野敦子 (ハタノ・アツコ)・・・トリオラの作曲とヴィオラを担当
2003 年に初のソロ・アルバム「13 の水」の発表をきっかけにCM、映画などの音楽制作を開始、同時期にEgo Wrappin’、トウヤマタケオ、mama!milkらの音楽をサポート。東京へ移住後、個人のための音楽制作Order Made Musicを開始。作曲活動や自身のソロライブを続けながら様々なジャンルのレコーディングやライブ、ツアーに参加。近年ではMOCKYツアー2019への参加や石橋英子、ジム・オルーク、 OORUTAICHI、YOSSY LITTLE NOISE WEAVER、折坂悠太らと共演している。2018年にストリングス・ オーケーストラ作品「Cells#2」を発表、同年増田セバスチャン監修によるPOLA のアートムービーの音楽を担当するなど、勢力的に新たな音楽を追求し続けている。