「スフィアン・スティーヴンス以降、もっとも才能豊かなストーリー・テラー」と評された才人ラディカル・フェイス 2007年の不朽の名作1st『Ghost』がボーナスディスクを加えた2枚組デラックス・エディション再発!

作家が本を書くようにしてアルバムを作りつづける米フロリダ州ジャクソンヴィル出身の才人ベン・ クーパーのメイン・プロジェクト=ラディカル・フェイス。2007年にドイツの名門レーベルMorr Musicからリリースした記念すべきデビュー・アルバム『Ghost』が、リマスターされ、ボーナス・ディスクを加えた2枚組「アニヴァーサリー・エディション」として再発!(*特になにかのアニヴァーサリーというわけではありませんが、アーティスト本人いわく「アニヴァーサリー」というワードがすきだからとのこと)。
 
当時24歳だったベン・クーパーが作り上げた『Ghost』は、数人の友人や弟の力を借りてはいますが、自宅のガレージに構えていたホーム・スタジオでほぼすべてをひとりで手がけた作品。作詞、作曲、演奏、録音、ミックスのみならずアートワークに至るまで彼自身の手によるものです。「家」をテーマにしたコンセプト・アルバムであるこの作品はレコーディングに約10ヶ月の期間が費やされたが、その構想自体はアルバムの完成から3年ほどさかのぼった2003年ごろから考えられはじめ、アルバム・タイトルの「ゴースト(幽霊)」には、「長年人が住みつづけた家は、その人がいなくなってもその一部はゴーストのように家に留まりつづける」という意味が込められています。
 
歌詞はさながら短編小説のようでもあり、すでに一級品だったソングライティングと、様々な楽器を巧みなアレンジで操った特有の重厚なレイヤード・サウンドと、センス溢れるコンセプト・メイキング能力、そして特別な歌声と、数多くのフォロワーを生み、リリースから12年以上が経ったいまも不朽の名作として愛されつづけています。特に名曲「Welcome Home, Son」は、Nikonの世界キャンペーンのCMソングにも使用され、SpotifyやYouTubeなどストリーミングで2億回もの累計再生回数を誇るヒット・アンセムとして多くの人の耳に馴染んでいます。
 
今回の再発にあたり、オリジナルの11曲には名マスタリング・エンジニアとして名高いグレッグ・カルビによってリマスタリングされています。さらに全収録曲をレコーディングし直した12曲の別ヴァージョン(ライヴ・ヴァージョンやインスト・ヴァージョン、オーケストラ・ヴァージョンなど)を収録したボーナス・ディスクを加えたデラックス・エディションとして『Ghost』は生まれ変わりました。
 
<トラックリスト>
Disc 1
1. Asleep on a Train (Remastered)
2. Welcome Home (Remastered)
3. Let the River In
 (Remastered)
4. Glory
 (Remastered)
5. The Strangest Things
 (Remastered)
6. Wrapped in Piano Strings (Remastered)
7. Along the Road
 (Remastered)
8. Haunted (Remastered)
9. Winter Is Coming
 (Remastered)
10. Sleepwalking (Remastered)

11. Homesick (Remastered)
 
Disc 2
1. Asleep on a Train (Strings)
2. Glory (Live)
3. Let the River In (Instrumental)
4. Wrapped in Piano Strings (Live)
5. Haunted (Instrumental)
6. Along the Road (Live)
7. Asleep on a Train (Piano)
8. Welcome Home (Orchestral)
9. Sleepwalking (Acoustic)
10. The Strangest Things
 (Music Box)
11. Winter Is Coming (Live)
12. Homesick (Piano)