Tobias Wilden
“Piano Sketches / Spark and the Wither”
トビアス・ヴィルデン
『ピアノ・スケッチーズ / スパーク・アンド・ザ・ウィザー』
¥2,300+税
PDIP-6590
2020年6月12日リリース
レーベル : p*dis
ギターのみならずピアニストとしても人気の北ドイツの音楽家トビアス・ヴィルデンによる最新アルバム『Piano Sketches』と2017年にBandcampで発表されたアルバム『Spark and the Wither』、珠玉のピアノアルバム2作品をツーインワンで収録した日本企画盤CD。
2018年にソロギターで初のジャパンツアーを成功させた北ドイツの音楽家トビアス・ヴィルデン。ツアー中にピアノが設置してある会場ではアンコールで少しだけピアノの楽曲も披露してくれました。
2020年の最新ピアノアルバムとなる『Piano Sketches』は2018年のジャパンツアーも含む、旅先で受けたインスピレーションから生まれた作品。慌ただしく移り変わる旅先でのさまざまな風景から自然に生まれた感情やアイデアをスケッチするようにシンプルに作曲をすることに挑戦し、また、プーランクなどのクラシック作曲家の即興演奏からも影響も受けた、これまでよりも静と動のコントラストを強く感じる美しい旋律。ジャズ、アンビエント、クラシックを独自のセンスで融合するヴィルデンの魅力に新な要素が加わっています。
そして、2017年の作品『Spark and the Wither』は”儚さ”をテーマにしたアルバム。ドイツ・バイエルンにある築150年の古い屋敷での滞在や彼の家族がそこに残した古いスライドのネガフィルムから発見した忘れられていた記憶を反映させてた、繊細でノスタルジックなピアノの調べ。『Artifacts』などの初期ピアノ作品にも通じるフランス印象派からの影響やアンビエント的なアプローチに加え、より感情的な深みを帯びたソングラインティングが作曲家としての成長を感じさせる作品です。
Track listing:
Piano Sketches
1.Sketch 1 (The Brink)
2.Sketch 2
3.Sketch 3
4.Sketch 4
5.Sketch 5
6.Sketch 6
7.Sketch 7
8.Sketch 8
9.Sketch 9
10.Sketch 10
11.Sketch 11 (Layers) *
12.Sketch 0 *
* Bonus Track
Spark and the Wither
1.Spark and the Wither
2.Currents
3.Within Reach
4.Light Mask
5.Generations in Play
6.Footprints
7.Open Fields (Interlude)
8.Detachment
9.Staying to Forget (Reverie No.1)
10.Without Barriers (Reverie No.2)
11.Vergänglichkeiten #1
12.Vergänglichkeiten #2
13.Facets of Fall
14.Facets of Fall #2
Tobias Wilden
トビアス・ヴィルデン
北ドイツ沿岸のブレマーハーフェンに住む、若き音楽家。独学で学んだギターとピアノの楽曲をBandcampやSoundcloudで発表しているインターネット世代のアーティスト。フォークからニューエイジ、さらにクラシックや現代音楽など、幅広い音楽から影響を受けたという本アーティストの演奏スタイルは、旋律が複雑に入り組むテクニカルな印象がありつつも、メロディーやテクスチャーはとてもやさしく親しみやすく、また音の共鳴や空間的な広がりを大切にするようなアンビエント的なアプローチも探求するとてもユニークなもの。彼がBandcampで発表した作品を日本企画盤としてCD化したギターアルバム『A Path To Open Air / Minute Maps』(2014)とピアノアルバム『Artifacts / Scenes – Piano Works』(2016)は現在もロングセラー中。2018年10月には初のジャパンツアーを成功させた。
https://tobiasw.bandcamp.com/
Photo by 吉本宏