セニョール・ココナッツ、アトム・ハートなどの名義でここ日本でも絶大な人気を誇る、エレクトロニック・ミュー ジック界の鬼才ウーヴェ・シュミットのAtom TM名義新作は、未知のインテリジェンス・ネットワーク《X1N》から生まれた「ハードコード・ポップ」!
本作『<3』は、人間の声や自然言語コンテンツを生成する未知のインテリジェンス・ネットワーク(トランス・ヒューマン・オブジェクト) 《X1N》と Atom TM(アトム・ティーエム)との対話から生まれた音楽をコレクションしたというアルバム。Atom TM はこれらの楽曲の音楽ジャンルを「ハードコード・ポップ」と呼んでいる。
一音一音研ぎ澄まされた電子音から構成されるノイジーで攻撃的なインダストリアル・ビートと、まるで感情が芽生え始めたロボットのようなユニークなヴォーカルを、Atom TM の真骨頂とも言える強靭なポップネスでまとめ上げた怒涛のマシーン・ミュージック!
本作は 2019 年の数字の夢から派生し、その漠然とした意味を通過した英数字のプリエコーとして誕生した。この機械による機械で作った 機械のための音楽には、虚構として現実というテーマが隠されている。暗号のようなアルバムタイトル『<3』は、通常は英語のインターネッ トスラングでは ” ハート ”、数学的な意味では ”3未満 ” を意味するが、実際の解釈はリスナーに委ねている。
”X1N” は言う。「すべての数式の広大な表面の中に、私たちは別の次元から来たような波紋やパターンを感じることができる。0.9 の無限 数線は1に達することはないが、それでも1である。0.9999…をマントラのように読んで。死のマントラのように。“ 私は英数字で話す。”」
Track List :
01 0.9 (Almost a Unit) 02 #
03 Tech Talk
04 AC Boy/DC Girl
05 Simplicity
06 R3V
07 G01p
08 Time 2 Kill
09 Almost a Unit (0.9)
Atom TM
アトム・ティーエム
本名Uwe Schmidt (ウーヴェ・シュミット)。1968年ドイツ・フランクフルト生まれチリ在住のコンポーザー/ミュージシャン/エレクトロニック・ミュージック・プロデューサー。しばしばエレクトロラティーノ、エレクトロゴスペル、アシトン(アシッド+レゲトン)といった音楽ジャンルの父と称される。
1980年代初期に音楽活動をスタートして以来、テクノ〜アンビエント〜アシッド〜エレクトロ〜ラテン音楽 etc..の様々な要素をクロスオーヴァーさせた、常に斬新なエレクトロニック・ミュージックを発表。”Lassigue Bendthaus”、”Atom Heart”、 “Geeez’n’Ghosh”、”Senor Coconut”、”Atom TM” などの数多くのソロ名義の他、Tetsu Inoueとの”DATaside”、Bernd Friedmannとの”Flanger”、Vicente Sanfuentesとの”Surtek Collective”、そしてPete Namlook、Bill Laswell、細野晴臣、坂本昌己、Tobias etc…世界中の優れたミュージシャンとのコラボレーションを行っている。また、Depeche Mode、スケッチショー、テイ・トーワ、Moreno Veloso、Merzbow、Jamie Lidell、Plaid、倖田來未 etc..の多岐にわたるジャンルのミュージシャン達のリミックスも手掛けている。