Gia Margaret
“Mia Gargaret”
ジア・マーガレット
『ミア・ガーガレット』
¥2,300+税
IPM-8128
2020年7月24日リリース
日本限定CD
レーベル:インパートメント
声を失ったシンガーソングライターが見出した、自己再生と希望。
2018年に発表したデビューアルバムが高く評価されたシカゴのシンガーソングライターによるセカンドアルバムは、 ツアー中に病に倒れ、声を失ってしまった時期に制作された。
自己のアイデンティティ喪失の危機から、自身を守るように、そして音楽を通してまた希望を見出せるように、 そんな祈りに満ちたインスト楽曲は、前作でも特徴的だった催眠的で繊細な機微に満ちたシンセサイザーと、フィールドレコーディング、自身によるピアノやギター、話し声のサンプリングから成り、”スリープロック”と自負する本来のシンガーソングライターとしての音楽性から発展した、美しいアンビエント作品に仕上がっている。
外に向けて発表するべきなのか、自身の心境としてもまだはっきりとしない段階から制作され、やがてその過程が彼女自身を癒し、精神的にも身体的にも回復へと導いていった、回復と再生のドキュメント。そんな個人的な物語から生み出した予想外のこの音楽は、奇しくもこのポスト・コロナの時代を生きる人々に癒しと希望を与えてくれる様な作品となった。
アルバムのラストでは回復した彼女による温かくやわらかな歌を聴くことができる。
Track listing:
1. apathy
2. body
3. INWIW
4. barely there
5. for Zoya in China
6. no sleep no dream
7. lakes
8. sadballad
9. 3 movements
10. ash
11. lesson
Gia Margaret
ジア・マーガレット
シカゴを拠点に活動するシンガーソングライター。クラウドファンディング等を活用し地道な制作活動を行って来た彼女の音楽は、フォーク、シューゲイズ、スロウコア、アンビエント、トリップホップを消化した’スリープ・ロック’と自身でも形容する様に、淡くドリーミーなサウンドの心地よさと、肌にそっと馴染む様な温かなリズムとメロディーがリスナーを包み込む。Nick Drake、Stina Nordenstam、The Roches、Connie Converseなどの音楽に出会ったことで、いつしか素養のあったクラシックピアノから離れ、ギターを手に歌い始めた彼女の不安や憂鬱、疎外感を探求する歌詞、忘れたい思い出をさらけ出す様な痛みを伴うストーリーテーリングは、一見して相容れない様にも思えるほどに優しく、祈る様な慈悲と温もりに溢れた音楽と、高い次元で結び付いている。各地で絶賛されたデビューアルバムを引っさげ行ったツアー中に病に倒れ、一時は声を失ったが、シンセサイザーやフィールドレコーディングを通し、自身と音楽に向き合うことで回復を遂げる。自身初となるアンビエント作品を2ndアルバムとしてリリース。