すべてはここから始まった・・・。長らく廃盤だった名盤が待望の再発!4年の時を越え、生まれ変わった全く新しい「伝説」。
2005年夏にリリースされた2nd『Tenth Street and Clarence』がジャンルの枠を越えて、大きな注目を集めたカナダが誇るヒップホップ・アーティストsoso。“『Tenth Street and Clarence』以前/以降”という新たな概念ができたと言っても過言ではない、そんな革命的作品として、この手の作品としては異例のロングセールスを記録した。
そのsosoが2002年にリリースし、長らく廃盤となっていた1stアルバム『Birthday Songs』が遂に再発されることになった。しかも大きく形を変えて。2nd同様、たったひとりで作り上げた本作。ピアノ、チェロ、アコースティック・ギターなどの生音サンプルを駆使した、どこまでもメランコリックで儚くも美しいプロダクションはポップ・ミュージックというよりもはやファイン・アートの域に達する。今回、再発にあたり、新曲2曲を追加収録。さらに、すべてのヴォーカル・パートを再録した新ヴァージョン。淡々としたオリジナル・ヴァージョン~2ndのポエトリースタイルに比べ、ずっとエモーショナルに響くヴォーカルが、さらなる可能性を感じさせる。「カナディアン・ヒップホップのレナード・コーエン」という彼の異名に、より近づいていると言えるだろう。また、アートワークも一新。もちろん評判の高いsosoデザイン!
ヒップホップというジャンルをネクスト・レヴェルへと押し上げた2ndにおける到達点の萌芽がここにはあるとともに、来るべき彼のネクスト・ステージへのステップとなるべきリリース。
Tracks:
01. The First Of A Thousand Goodbyes *
02. Waiting For The Harmonica To Drop
03. It Goes
04. For Ruby
05. Anger In The Land *
06. Pretty Mound Of Dirt
07. Dyke Look
08. Birthday Song
09. Hand To The Plow
10. We Always Thought She’d Be The First To Go
* Bonus Tracks
soso
ソーソー
sosoことTroy Gronsdahlは、カナダのサスカトゥーンという街を拠点に活動するプロデューサー/MC/デザイナーであり、Clothes Horse Recordsというレーベルを主宰している。90年代半ばからビートを作りつづけ、1999年にレーベルをスタートさせ、2000年にはデビューEP≪Sour Suite≫をリリース。2002年にリリースした1stフル・アルバム≪Birhday Songs≫が、「Western Canadian Music Awards」にノミネートされるなど成功を収め、ここ日本でも専門店を中心に一部で絶賛を浴びた。Clothes Horse RecordsからリリースしているEpicの作品をはじめ、さまざまなアーティストにビートを提供、また、同郷の盟友であるSide Road RecordsのFactorの作品にMCとして参加するなど、コラボレーションもさかんであり、アーティストからの信頼も極めて厚い。