Zucchini Drive
Being Kurtwood
ズッキーニ・ドライヴ
『ビーイング・カートウッド』
¥2,280+税
HUIP-1030
2006年1月22日リリース
レーベル : hue
2005年の13&Godに続く、画期的なコラボレーションが実現!
ヒップホップとエレクトロニカ、そしてポストロックとを架け渡すインディー・ミュージック・シーンにおける「重要事件」。
Themselves(Anticon)+The Notwistというジャンルの枠を越えたコラボレーション=13&Godは2005年の音楽シーンにおいて最も注目されたユニットだった。10月に実現した来日公演での熱狂的な受け入れられぶりからも伺えるように、人々が最も待っていたサウンドがそこにはあったと言える。そして、それに続く新たな画期的コラボレーションがここに生まれた。先日、国内盤がリリースされたベルギーのCavemen Speakのリーダー格であるSiazと、スウェーデンのStacs of Staminaの核弾頭MC Marcus Graapによるユニット=Zucchini Driveがそれだ。彼らの2ndにあたる本作≪Being Kurtwood≫は、ヒップホップ、エレクトロニカ、ポストロックの素晴らしいアーティスト、プロデューサーたちとのコラボレーション・アルバムとなっている。イタリアのポストロック・バンドgiradini di miro。the notwistのフロントマンであり、lali puna、13&godなどでも活躍するドイツのインディーロック・シーンを支える中心的存在marcus archer。米フロリダの高速ラッパーbleubird。米ピッツバーグのアンダーグラウンドヒップホップ・デュオgrand buffetの片割れlord grunge。styrofoam、b.fleischmann、populousというベルリンの人気エレクトロニカ・レーベルMorr Music勢。米ボストンの注目のアンダーグラウンド・ヒップホップ・ユニットpilot balloon。そして、アンチコンのalias・・・。こうして名前を羅列しただけでもすごさが伝わるのではないだろうか。ただ彼らの楽曲にラップを乗せただけではない、ハイセンス同士が巧妙に融合し、特別な化学反応を起こした刺激的なトラック群は、人々の心を惹き付けてやまないだろう。自由に溢れた独自の感性でもって、全く新たな地平を見せてくれる、「事件的傑作」の誕生!音楽というものをジャンルなんて枠に閉じこめるべきではないことを気付かされる。
Tracks:
01. Painting Things in Harsh Colours
produced by Giardini di Miro
02. Sombre City (ft. Markus Acher)
produced by Markus Acher & Aqua Luminus III
03. Easy Tiger (ft. Bleubird)
produced by Lord Grunge
04. Knucklesandwich
produced by Corrado Nuccini
05. 1000 Streets Beneath The Sky
produced by Lauri
06. Vagabondage
produced by Styrofoam
07. Earth to Kurtwood
produced by Pilot Balloon
08. Banned from Poland
produced by B.Fleishmann & Homesick Nomad
additional vocals by Styrofoam
09. Bonafied Gambler (ft. Lord Grunge)
produced by Alias
10. Good Music & Indian Food
produced by Populous
additional vocals by Kimberly
Zucchini Drive
ズッキーニ・ドライヴ
ベルギーのcavemen speakのsiazと、スウェーデンのstaccs of staminaのmarcusgraapのふたりによるサイド・プロジェクトとしてスタート。以前から交流があったこのふたつのグループだが、それぞれの中心メンバーであるふたりが最初にコラボレーションを行ったのは、2003年のcavemen speakのアルバム≪shadowanimalssolos≫。これがプロジェクトに発展し、同年、the world after 4/02名義でアルバム≪vikings & waffles≫をリリース。brad hamers、escape artistsのahmuseとxczircles、soso、stacs of staminaのgesanとjohan、cavemen speakのthe homesick nomadとdan& the idiot、フィンランドのhappyend一派のdavid tolstoiとthelseなどが多数参加したインディー・ヒップホップの縮図とも言えるこの作品は、バカなジャケットとは裏腹に、哀愁メロディー満載の美しいアルバムだった。そして、その新作において、styrofoamやgiardini di miroなどとコラボレーションを行うという情報がアナウンスされてから数ヶ月・・・、ようやくその全貌が明らかにされることとなった。ユニット名をzucchini driveと変えて、再スタート。2006年、空飛ぶズッキーニに飛び乗って、ふたりの馬鹿者が世界を席巻するだろう。
DISCOGRAPHY
2003 THE WORLD AFTER 4/02 – VIKINGS & WAFFLES (SHADOWARCHIVES) CD
2004 THE WORLD AFTER 4/02 – VIKINGS & WAFFLES (SUBVERSIV*REC) LP
2006 ZUCCHINI DRIVE – EASY TIGER (2ND REC) 12″
ZUCCHINI DRIVE – BEING KURTWOOD (HUE / 2ND REC) CD/LP