木村秀子
“The Beginning of a Dream”
キムラヒデコ
『ザ・ビギニング・オブ・ア・ドリーム』
¥2,420 (税込)
TMW001
2021年10月22日リリース
国内盤CD
レーベル : musicaT
ピアノトリオが紡ぐ彩り豊かな夢物語
このアルバムの主人公=木村秀子はピアニスト。日本国内はもちろんのこと、カナダや西アフリカのセネガル、ヨーロッパはデンマークで演奏をして各地の音楽家たちと積極的に交流している。ベースは共演歴の長い土村和史、パーカッションは井谷享志というメンバー。
木村はこのアルバムを「夢」をキーワードにストーリーを仕立てた。アルバムの始まりに相応しい明るい雰囲気に溢れた1。テーマが土村によるアルコ(ベースの弓弾き)で綴られ7拍子がとても自然に流れていく2。井谷のドラムから始まる、ブラジル北東部ヘシーフェの伝統音楽マラカトゥのリズムが特徴的な3。イントロがまるでトイピアノで弾いているようなリズミックで可愛らしいメロディが印象的で土村のアルコがまるでヴォーカルのように聴こえてくる4。ピアノが奏でる旋律が独特でタンゴのエモーションを感じる5。ジャズオリエンテッドなピアノトリオが水を得た魚のようにスイングしている6。コロナ禍で演奏活動が制限され、行き場のない気持ちや漠然とし不安を提示しているかのような7。響きの豊かな空間で溶け合う幻想的な演奏の8でこのアルバムは静かに幕を閉じる。
ー ケペル木村(中南米音楽/MPB)解説より引用
<トラックリスト>
1.The Beginning of a Dream
2. Ça va ?
3. Journey to Brazil
4. Un Jour de Pluie 〜雨の日〜
5. Rue des Lombards
6. Apple Trees
7. 2020
8. A Continuation of the Dream
木村秀子
木村秀子 Hideko Kimura (piano) 千葉県流山市出身。5歳からピアノを始める。大学時代にジャズに関心を持ちジャズピアノを始める。大学卒業後はジャズピアニストとして首都圏のライブハウスで活動をする。ピアノを弾いていくうちに自作曲も増え、作曲の面白さに目覚める。
2008 年中越大震災チャリティー CD「越後組曲」をリリース。ひょんな縁で繋がった新潟の人々や日本酒との出会いを通して生まれた自作曲を収録。朝日新聞、東京新聞、神奈川新聞、新潟日報、雑誌「週刊金曜日」などに掲載される。
2016年、2019年、カナダモントリオールの音楽フェスティバルFestival du Mondeに出演。
2017年、セネガル人アーティストZale Seckの日本公演で音楽監督を務め、
2018年2月セネガルのテレビ番組に出演。また、ダカールで現地のミュージシャンたちとライブを行い地元テレビで放送される。
2018年10月日本×イタリア混成バンド#11のCD「Sharp Eleven」を発表。_x000B_2021年10月に全曲書き下ろしのNewアルバム「The Beginning of a Dream」をリリース予定。現在は自己のトリオを中心に活動中。