<特集> ワールドスタンダードの全13作品が待望のサブスク解禁!
1985年のデビュー作『ワールドスタンダード(通称:音楽列車)』から2020年の『色彩音楽』まで、
35年間で発表された13作品のディスコグラフィー、作品解説、さらに鈴木惣一朗氏からのコメントなどを掲載!
<コンプリート・ディスコグラフィー&鈴木惣一朗監修による作品解説>
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ワールドスタンダード(WORLD STANDARD)
リリース年:1985年
レーベル:NON-STANDARD
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1985年、細野晴臣プロデュースによりノンスタンダード・レーベルからデビューしたワールドスタンダードの記念すべき1stアルバム、通称『音楽列車』。
エレキギターが鳴り響くようなロック、大仰な言葉、リズムやカタルシスから離れた、淡々と静かな、新しい音楽=ワールド・スタンダードを目指すポップグループを作ろうと結成され、その理想は、細野晴臣の理解とバックアップを得て、本作で最初の花を咲かせた。
当時最高峰とされたサンプリングマシン「イミュレーター」が使用され、メインとなったシンセはヤマハDX-7、オーバーハイムOB-8。最終曲「私の運命線」で聞こえる靴音は細野晴臣によるもの。これは細野の『はらいそ』へのオマージュである。ジャンルに収まらないワールドスタンダードの音楽は、発売当時、日本のシーンでは必ずしも大きな成功は収めなかった。
しかしドイツのアナザー・レコードにより海外でもリリースされるなどその評価は高く、2021年にはアナログ盤で再発されるなど、時代を超えて現在のリスナーにも確実に届く魅力を持っている。
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ダブル・ハピネス(Double Happiness)
リリース年:1986年
レーベル:NON-STANDARD
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1986年、ノンスタンダード・レーベルからの第2弾となったミニ・アルバム。プロデュースは細野晴臣と鈴木惣一朗の両者がクレジットされている。
発売当時は12インチアナログ盤のA面に歌もの、B面にインストという構成だった。アンビエント/環境音楽という枠を脱し次のフェーズを模索する中、ジェイムス・ブラウンの来日コンサートに衝撃を受けたリーダーの鈴木惣一朗はブラック・ミュージックに傾倒、本作に反映されている。1曲目「パシオ」の間奏部分では、ジェイムス・ブラウンのライブでの定番で、「ワン・タイム!」「ツー・タイム!」「フォー・タイム!」と拍を数えながらブレイクに突入する場面を真似ている。ワールドスタンダードならではのダンス・ミュージックを目指し、歌詞やクレジットには世界共通言語とされたエスペラント語を導入するなど、デビュー2年目にして大きな変化を遂げた異色作といえる。
英音楽誌に大きく掲載されるなど海外メディアにも注目され、本作もドイツのアナザー・レコードよりリリースされた。
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アロー!(Allo!)
リリース年:1986年
レーベル:NON-STANDARD
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1986年、ノンスタンダード・レーベルからの第3弾にして同レーベルからの最後のリリースとなった2枚目のフル・アルバム。
大貫妙子、加藤和彦、竹内まりや、山下達郎などのプロデューサーだった牧村憲一との出会いが契機となり、日本語ポップスへの回帰が始まる。歌のないインストゥルメンタル音楽だったワールドスタンダードが、前作『ダブル・ハピネス』でのエスペラント語(世界共通語)の導入を経て、「音楽的に次へ進むためにはストレートな日本語ポップスへ向かう必要があった」と、リーダーの鈴木惣一朗は後に語っている。
後年、現在に至るまで唯一再発されていない、いわゆる「封印されたアルバム」だったが、セルジオ・メンデスやブラジリアン〜ラテン・テイストのソフト・ロックに着目した独自性、当時の主要メンバー三上昌晴の才能が爆発したコンピューター・プログラミング、シンフォニックなオーケストレーションなど、今の感性にフィットする音楽性が注目され、2020年には「太陽は教えてくれない/デスァ・フィナードNo.6」のカップリングで7インチ・ヴァイナルがリリースされた。
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ワールドスタンダードⅡ(World Standard II)
リリース年:1995年
レーベル:FOA Records
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1986年の『アロー!』以降活動を休止していたワールドスタンダード。
デビューから10年という節目で、細野晴臣からインディペンデント・レーベル「フォア」設立の話をもちかけられた鈴木惣一朗が、自身のソロ・プロジェクトとしてワールドスタンダードを継続させる決心をし、完成させたのが9年ぶり3枚目のフル・アルバムとなった1995年発表の本作。
機材の進化によりすべての音の自宅録音が可能となったため、納得がゆくまで録音を続けることができる環境を整えて制作された、現在のベッドルーム・レコーディングの先駆けとも言える。YAMAHA DX-7やE-MUの各種モジュールなど実機シンセサイザーのリアルなサウンドを特徴としたアンビエント作品であるとともに、ラウンジ/モンド/エキゾティックという切り口で知られざるジャンルを紹介し、レア音源の再発見ブームを起こした伝説的ディスク・ガイド「モンド・ミュージック」を手掛けていた中で制作されたせいか、随所にストレンジなムードも加味されている。
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カントリー・ガゼット(Country Gazette)
リリース年:1997年
レーベル:Daisyworld Discs
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1997年発表の4thアルバム。細野晴臣が設立したプライベート・レーベル、デイジー・ワールド移籍第1作目にして、「ディスカヴァー・アメリカ・シリーズ」3部作の1作目でもある。
ワールドスタンダードのディスコグラフィーにおいてひときわ特異な成り立ちと構成を持ち、サンプリング、ノイズの向こうのアメリカをあぶり出したストレンジな傑作として高く評価されている。霧の中を漂うアンビエント・サウンド、リリカルでメロウなバンジョーの爪引き、壊れたように叩きつけるドラムとブラシの乾いた音色、不穏なベースライン、陽炎のように揺らめくトレモロなど、幾多の音色が静寂に飲み込まれては消える、サンプリング・コラージュによって描かれた作品。
聴きどころは鈴木と細野の共作曲④。鈴木からの「ガット・ギターでカントリー・ブルースっぽい曲」というリクエストに応え細野から帰ってきたDATに収められていた曲に、いくつかの音をダビングして完成したものである。本作は全米でも発売され、デヴィッド・バーンを始め海外音楽家からも大きな反響を得た。
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マウンテン・バラッド(Mountain Ballad)
リリース年:1999年
レーベル:Daisyworld Discs
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「ディスカヴァー・アメリカ・シリーズ」と題されたアメリカ音楽発掘シリーズの第2弾にして、ワールドスタンダード5作目のアルバム。
本作が発表された1999年当時、インディペンデント・シーンでは「アメリカーナ」と呼ばれるフォーク/カントリー/ブルースをベースとしたアメリカ音楽の見直しが盛んに行われていた。前作はサンプリング/コラージュで制作した鈴木惣一朗もその潮流に呼応し、ほとんどの楽曲で演奏を試み、かつてのアメリカ音楽の響きを追いかけた。南部の土や草の匂い、ハワイの海風、眩しい太陽の光などの風景がたちのぼり、70年代のシンガー・ソングライターや、バーバンク・サウンドと呼ばれたレコードと同じ質感を感じさせるサウンド。
流れ出すギター、ピアノ、アコーディオン、ハーモニカ、チェロといった楽器類、さらには子供達の声、オルゴール、鳥のさえずり、コオロギ、教会の鐘、砂嵐のノイズのような音の断片までが歌いだす。細野晴臣のみならず、ヴァン・ダイク・パークス、そしてデヴィッド・バーンからも称賛された充実作。
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ジャンプ・フォー・ジョイ(Jump For Joy)
リリース年:2002年
レーベル:Daisyworld Discs
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「ディスカヴァー・アメリカ・シリーズ」3部作完結編。
全2作に続き、アメリカ音楽をテーマの軸に据えたオールドタイムなサウンドを基調としながらも、ドゥー・ワップ、エレクトロニカ、フランス映画のテーマ曲、アンビエント、レゲエ、フリージャズ、アシッドフォークからクラシックまで、収録曲のひとつひとつがバラエティに富んでいる。ラストを飾るYMOのカヴァーまで、鈴木惣一朗流のポップス集とでも言うべき引き出しの多彩さが際立つ作品。
ワールドスタンダード6作目のアルバムとなる本作が発表された2002年、音楽シーンでは音響系やエレクトロニカといった革新的な音楽の解体と再構築の潮流があったが、鈴木もこの時期よりハードディスク・レコーディングによる画面上での視覚的な音楽のエディットを始めている。そのためか曲ごとにアプローチも異なり、アイデアで飽和した自分自身の頭の中がそのまま出現したような混沌とした音世界を、ある意味で楽しんでいるかのようだ。
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アラバスター(Alabaster)
リリース年:2004年
レーベル:Daisyworld Discs
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ワールドスタンダードが結成20周年を迎えた2004年に発表された7枚目のアルバム。
音響系やエレクトロニカなど先鋭的な音楽家のアイデアが底をつき、CDメディアの斜陽が鮮明になるなど、内外問わず音楽シーンがいわば「凪の時代」に入ったと感じていた鈴木惣一朗は、自分の音楽の出発点に回帰することを決意。「ディスカヴァー・アメリカ」シリーズでは封印していたイタリア映画音楽やフランス近代音楽などヨーロッパ的な志向と、フォーク〜アコースティックなサウンド、そして室内楽的な響きを融合させた、結成当時のワールドスタンダードの雰囲気に戻った作品となった。
『アラバスター』とは雪花石膏という美しい白色の鉱物の名前であり、<冬の心象風景>をテーマに作られた本作のリリース当時のキャッチコピーは、「音は雪にまじって花となり、石の中で温まる」。それは、カテゴライズから自由になり、ただ旋律を愛しみ楽曲の良さを追求するという、このアルバムで聴こえてくる音楽の純粋な美しさそのものである。
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花音〜カノン(Canon)
リリース年:2008年
レーベル:Daisyworld Discs
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2004年のアルバム『アラバスター』以降、湯川潮音、ハナレグミ、ビューティフル・ハミングバードなどのプロデューサーとして精力的に活動していた鈴木惣一朗が、2008年に発表した8枚目のアルバム。デジタル・ツールを用いつつも、アコースティックな弦楽器を主体とするスタイルは前作から踏襲しつつも、『ライフ・イズ・ビューティフル』の音楽を手掛けたニコラ・ピオヴァーニを始めとする新旧イタリア映画音楽の郷愁あふれるメロディーが、このアルバムの核となっている。レコーディングに入る直前に鈴木が大型犬に右手を噛まれ演奏ができなくなるという制約が生じ、三日間でアルバムを仕上げる必要があり、急遽集められたメンバーによる同時録音(いわゆる一発録り)が行われた。その過程では新たなアイデアが生まれ、録音時の和やかな雰囲気などが作品に反映され、2000年代ワールドスタンダード諸作の中でもフェイヴァリットに挙げるファンが多い作品となった。
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シレンシオ(Silencio)
リリース年:2010年
レーベル:Daisyworld Discs
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1996年から所属したデイジーワールド・ディスクからの最後のリリースとなった2010年作、通算9枚目のアルバム。
前作『花音(カノン)』の反動から、制作に24ヶ月をかけて作られた、アルゼンチン音楽へのオマージュ・アルバム。
音楽的にはブラジルやポルトガルの音楽も経由した遥かなるエキゾティシズムを題材としており、さまざまな国の音楽を「吸収はできるとしても、どう消化して自分の音楽とするか、に大真面目に取り組んだ」アルバムである。また当時はCD産業の縮小が加速しミュージシャンにとっては冬の時代となっており、鈴木自身も、何のために、どのようにして音楽活動を続けていくのか自問自答を繰り返していた時期だった。
そんな中、旅行したマカオで訪れた古いキリスト教会の張り紙「SILENCIO(静粛に)」からアルバム・タイトルのインスピレーションを得て、さらにはマカオの「明と暗」「聖と俗」の混在する世界を目のあたりにした鈴木は、「音楽を信仰」をモチーフに、突き動かされるように本作の制作に入ったという。
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みんなおやすみ
リリース年:2011年
レーベル:Stella
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デイジーワールド・ディスクから離れた鈴木惣一朗は2011年夏にレーベル「Stella(ステラ)」を立ち上げた。本作は結成28年目にして初めて自身のレーベルから発表した10枚目のオリジナル・アルバムである。
同年に発生した東日本大震災の後、「祈りがメロディになり、メロディが祈りになる」と、鎮魂の意味を込めたライヴを繰り返していたワールドスタンダードは、結成して初めて、リハーサルとライヴで曲をブラッシュ・アップしてからレコーディングに望んだ。さらに、メンバー全員がひとつのマイクを囲み、しかもアルバム全曲を1日で録音しようという「スルーテイク・レコーディング」の手法が試みられた。
アコースティックな楽器編成のメンバーが身を寄せ合うように演奏することで、隣り合う楽器の音が重なり合い、響きあう空気感までが収められたこのアルバムからは、かつてないマジカルな音像を聴き取ることができる。
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Music for Ringing 〜『耳鳴りに悩んだ音楽家がつくったCDブック』より
リリース年:2018年
レーベル:DU Books
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長年に及ぶ過度なリスニングによって耳鳴りを持病とすることになった鈴木惣一朗が、自分自身を実験台にして「どのような音だったら耳鳴りが楽になるのか」を試してみたドキュメンタリー・アルバム。
耳鳴りを聴こえにくくするためのホワイト・ノイズの導入や、自律神経を悪戯に刺激する音の排除など具体的な試みがなされ、鈴木自身は作編曲に徹し演奏はせず、ピアノ、ヴィブラフォン、シンセ、ペダル・スティール、そしてヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスやホルンなどの編成で、全音符を多用した起伏の少ないオーケストレーションによる精神の沈静効果も狙っている。しかしアルバム全体は耳にハンデがない人が聴いても、まるでムード・ミュージックのように心地よく聴こえる点がポイントだろう。
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色彩音楽
リリース年:2020年
レーベル:Stella
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2010年の『みんなおやすみ』以来、10年ぶり12枚目となるオリジナル・フル・アルバムにして、デビュー35周年を迎えた鈴木惣一朗の集大成とも言える初のヴォーカル・アルバム。
2019年秋から制作をスタートしていたものの、翌年の新型コロナウィルス感染拡大でもたらされた世界の変化と向き合い、物事を見つめ直していく中で、「自ら歌を歌おう」ということに辿り着いた、と本人が回想している。これまでインストゥルメンタル作品を作り続けてきた鈴木にとってそれは大きな変化であるとともに、自らの音楽に新しい世界への希望を込める作業としてこのアルバムは制作された。
フィジカル受難の時代にあり、初回盤CDは気鋭のイラストレーター/グラフィック・デザイナー横山雄が手掛けたアートブック仕様。鈴木惣一朗によるエッセイや曲解説などを収録し、装丁から紙質など、細部にまで創意工夫をこらしている。
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ワールドスタンダード名義で、1985年から2020年までにリリ ースしたアルバムすべてを配信で解禁します。不安要素もまだまだ多い中、ワールドスタンダードの音楽が少しでも暖炉の灯のような役目を果たせればと思い、今回、配信することと決めました。
準備には⻑い時間がかかりましたが、ワールドスタンダードが今まで頑なに封印してきた<音楽の届け方>が、解禁されるのです。全世界での配信であり、これから⻑く聴かれるものになるため、すべてのアルバムは一年もの時間をかけてテイチクの芝さん(TEMAS)と原真人くんによって慎重にリマスタリングされました。
海外のリスナーのために日本語の曲名については英語タイトルも新たに付け直されました。とうとう全貌が聴けることになり、これでようやくぼくのミュージック・ライフも一巡したようです。
レコード盤を買い始めたころは、「アルバムの制作過程は知らない方がいい」と思っていた時期もありました。「無垢のまま音と対峙すべき」などと思っていたのです。けれども今は、<作者のキャリアを知った上で聴く音楽の楽しさ>があると感じています。対象となる音楽家がどんな道程を経てきたのか、それまでどんなアルバムを作ってきたのかを知ることで、作品の奥深い世界に触れることが出来ます。
ワールドスタンダードの新作『エデン』のCDリリース日と、これまでの全アルバムの配信解禁日を同じにしたのもその理由です。繰り返しになりますが、より音楽の中身を知ってほしいのです。つまり、「ワールドスタンダードはいかにして今の音楽に辿り着いたのか?」ということです。配信された今までの音楽、まずはCDのみ発売される新作の音楽、同時に聴いてみてほしい。過去と現在そして未来をも《ひとつ》となるはずです。
楽曲数が多いのですが、ぜひ、それぞれのプレイリストを作って、ご家族やご友人と共有してください。
鈴木惣一朗
a.k.a. WORLD STANDARD
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鈴木惣一朗
1959年、浜松生まれ。音楽家。83年にインストゥルメンタル主体のポップグループ“ワールドスタンダード”を結成。細野晴臣プロデュースでノン・スタンダード・レーベルよりデビュー。「ディスカヴァー・アメリカ3部作」は、デヴィッド・バーンやヴァン・ダイク・パークスからも絶賛される。近年では、程壁(チェン・ビー)、南壽あさ子、ハナレグミ、ビューティフル・ハミングバード、中納良恵、湯川潮音、羊毛とおはな等、多くのアーティストをプロデュース。2013年、直枝政広(カーネーション)とSoggy Cheeriosを結成。
執筆活動や書籍も多数。95年刊行の『モンド・ミュージック』は、ラウンジ・ブームの火付け役となった。細野晴臣との共著に『とまっていた時計がまたうごきはじめた』(平凡社)「細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音を作ってきた」(DU BOOKS)。 ビートルズ関係では『マッカートニー・ミュージック~ポール。音楽。そのすべて。』(音楽出版社)。「耳鳴りに悩んだ音楽家がつくったCDブック」(DU BOOKS)などがある
WORLD STANDARD https://www.worldstandard.jp