baobab・maika待望のソロプロジェクト”Meadow” 1st フルアルバムがリリース。透明感の中にスモーキーさを持ち合わせた上質なヴォーカル、自身が奏するピアノ、フィドルやヴィオラ、ハルモニウム、micro KORG..数多くの楽器を用い、日常に落ちる美しい風景を讃美するようなみずみずしい音の世界が広がる。田辺玄、haruka nakamuraをはじめ、今作では様々なミュージシャンを迎え、遊び心たっぷりなサウンドが収められた11曲。
“2021年、baobab・maikaのソロプロジェクト”Meadow”をスタート。ソロ名義初のフルアルバム「オーソルフー」をリリース。
古楽やクラシック、ケルト音楽からフォーク、ポップスまで幅広い音楽遍歴を持つmaikaは、今作でも透明感溢れるヴォーカルと共に、鍵盤楽器、フィドルやヴィオラなど弦楽器まで多くの楽器を用い、遊び心たっぷりに楽曲を仕上げて行った。配信のみでリリースされたEP”eau”に続き、近年共に音作りを多く重ねる、田辺玄、haruka nakamuraをはじめ、今作では様々なミュージシャンがアルバムにスパイスを効かせている。
シネマティックな曲調の「Meadow」で幕を開ける。「beside me」では、即興的なmaikaのピアノと、重なるヴォイスの上で、フリージャズのようなドラムとサックスをあだち麗三郎が奏でアンサンブルの即興性を増す。全ての録音は山梨Studio Camel Houseで行われた。今作においてエンジニアである田辺玄は、プロデュース的なポジションにも立ち、楽曲制作の段階から演奏まで数多くの楽曲に携わり、「Tear drop」などでは曲中のあらゆる音をサンプリングしたサウンドデザインを表現。また「Song of the leo」など、作曲・アレンジもmaikaと共に手掛け、ギター、マンドリン、フルートなど様々な楽器で参加。ノスタルジックな曲調の「nowhere」では鈴木雄大と石川真由子による管楽器のスモーキーなサウンドがパーソナルな物語の世界を展開させる。中盤に訪れるサウンドは、maikaの持つジャンルの幅広さが垣間見れる。「butterfly」でのサンプリングピアノやビート、EPにも収録されている「エーテル」のremixはharuka nakamuraが手掛け、ゆるく心地よいビートサウンドが展開する。(EP”eau”に収録の元ネタも必聴だ。) コローラでは、baobabでの長年のパートナーであり古楽器製作家の松本未來が、中世の古楽器シトールやサルタリーを用い、無国籍なサウンドを響かせ終盤に入ってゆく。haruka nakamuraの弾くピアノとリンクした別のmaikaのメロディを乗せほぼ即興的に収録した、夜の海で一つの炎の灯火を目指し進んでゆくようなイメージの楽曲「南風」で幕を閉じる。”
Track listing:
1 Meadow
2 beside me
3 Tear drop
4 nowhere
5 call
6 エーテル (remix)
7 butterfly
8 Song of the Leo
9 rin
10 コローラ
11南風
Meadow
メドー
baobab、カテリーナ古楽器研究所として活動するmaikaのsolo project。2021年始動。自身のヴォーカル、ピアノ、フィドルやヴィオラなどを軸に、水の漂いや光のプリズム、風にたなびく草原、自然に身を委ね包まれるような感覚、時にスモーキーさも含んだサウンドと共に、日々を流れる美しい風景を讃美するような音の世界が心地よく広がる。2021.12月にリリースされた1st EP「eau」に続き、田辺玄、haruka nakamuraをはじめ、あだち麗三郎、鈴木雄大、石川真由子、松本未來、須藤ヒサシなど様々なアーティストをゲストに迎えたフルアルバムを2022.5.27リリース。(「Nujabes PRAY Reflections」/haruka nakamuraへボーカル・フィドル参加。「yaora」/gen tanabeへ声で参加。)
Meadowとは、草原を意味し、またMeadow gardenは、自然の生態系により近い庭づくりを意味する。家と外の世界を繋ぐような庭。