Sebastián Macchi “Melodía Baldía”
セバスティアン・マッキ『メロディア・バルディア』
■税込3,080円(税抜2,800円)
■RCIP-0334
■2022年7月8日
■レーベル:bar buenos aires / Shagrada Medra
■発売・販売元:インパートメント
■正規ライセンス国内盤CD
たおやかな風のように、喉を潤す水のように、森に遊ぶ小鳥のように。心を和らげてくれる微笑みの音楽。
現代アルゼンチンのネオ・フォルクローレ史に刻まれる『ルス・デ・アグア』2部作、カルロス・アギーレ/ゴンサロ・ディアスとのトリオ名義で発表した『アグアシラバス』を経て、セバスティアン・マッキがソロ名義の新作『メロディア・バルディア』を発表。
セバスティアンならではの穏やかな歌声とメロディー、ナチュラルでリリカルなピアノはそのままに、多彩なゲストを迎え、曲想やハーモニー/アレンジ面で大きな飛躍を遂げた意欲作。いつまでも大切に聴きたいアルバムがまた、パラナの岸辺から届きました。
多くの人々にとって生涯の一枚となったアルゼンチン・ネオ・フォルクローレ屈指のアルバム『ルス・デ・アグア』(2005)の中心人物として注目され、ピアノ・ソロの名作『ピアノ・ソリート〜たったひとりのピアノ』(2016)、カルロス・アギーレ/ゴンサロ・ディアスとのピアノ・トリオ作『アグアシラバス』(2019)など、寡作ながら記憶に残る作品を発表してきたセバスティアン・マッキが、待望のソロ名義での新作を完成させました。
これまではアルバムごとに固定されたメンバーで制作してきましたが、本作ではフェルナンド・シルバ(コントラバス)とゴンサロ・ディアス(ドラム/パーカッション)との盤石のトリオによる、歌心と繊細なダイナミズムを感じさせるアンサンブルを基本にしつつも、多様なゲストが曲ごとに彩りを添えています。参加ミュージシャンは、ヴィトール・ゴンサルヴェス(米国名門レーベルSUNNYSIDEからリーダー・アルバムをリリースしたブラジル人ピアニスト)、マウロ・レジェス(カルロス・アギーレ・キンテートのメンバー)、ニコラス・イバルブル(ウルグアイの音楽シーンを代表するSSW)、アニータ・アルチェッティ(アコーディオン/ヴォーカル)、ウーゴ・マルドナード(ヴォーカル&ギター)、レアンドロ・ドラゴ(シンセサイザー/SE)など。さらにはヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ/フルート/クラリネット/トランペット/ホルンによる室内楽アンサンブルを2曲で導入するなど、意欲的な試みも。
アルゼンチンだけでなくブラジルやウルグアイのアーティストを起用し、それぞれの音楽性を活かしながらも、曲想やハーモニー/アレンジ面で自身の新境地を切り開き、セバスティアン・マッキならではの音楽として完成させた本作。音楽的盟友にして師と仰ぐカルロス・アギーレの名盤『オリジャニア』を彷彿とさせます。
■ライナーノーツ:石郷岡学(yama-bra)
■歌詞対訳:西村秀人・谷本雅世(PaPiTaMuSiCa)
<収録曲>
01. Melodía Baldía
Gonza Díaz – percusión
Fer Silva – contrabajo
Seba – voz y piano
02. Cancioncitá
Anita Archetti – acordeón y voz
Mauro Leyes – mandolina
Gonza Díaz – percusión
Seba – voz y piano
03. Entre Rios
Vitor Gonçalves – acordeón
Gonza Díaz – percusión
Fer Silva – contrabajo
Seba – guitarra, voz y teclado
04. Cina-cina
Tavo Cortés – voz
Fer Silva – contrabajo
Seba – voz y piano
Juan Pablo Arizpe / Soledad Rodríguez / Sebastián Orlando / Pablo Arcoba / Andrés Mayer – violines
Marcelo Barolín / Pablo Sosa – violas
Federico Bidart – cello
Luis Barbiero – flauta traversa
Lucas Cantarutti – trompeta
Samuel Herrera – corno
05. El reino de este mundo
Leandro Drago – teclados y atmósferas
Gonza Díaz – percusión
Seba – voz y guitarra
06. Bienvenida
Nico Ibarburu – guitarra eléctrica
Anita Archetti – voz
Gonza Díaz – batería
Fer Silva – contrabajo
Seba – voz, piano y glockenspiel
07. La noche sobre la costa
Hugo Maldonado – voz y guitarra acústica
Gonza Díaz – percusión
Leandro Drago – audio nocturno
Seba – voz y guitarra
08. Yo y mi habitación
Seba – voz y piano
Juan Pablo Arizpe – 1er. violín
Soledad Rodríguez – 2do. violín
Marcelo Barolín – viola
Federico Bidart – cello
Eugenio Zeppa – clarinete en LA
Lucas Cantarutti – trompeta
Samuel Herrera – corno
09. Tango (nuestra vana ilusión)
Seba – voz y piano
セバスティアン・マッキ
ピアニスト/コンポーザー/シンガー。カルロス・アギーレの音楽的薫陶を受け、現在は互いに盟友として互いに大きな信頼を置く。2005年にフェルナンド・シルヴァ/クラウディオ・ボルサーニとの連名で発表した『ルス・デ・アグア』はネオ・フォルクローレの金字塔として日本でも多くの熱心なファンを獲得し、ルカス・ニコティアンとのピアノ・デュオ・アルバムのリリース、2015年の『ルス・デ・アグア』第2弾、2016年のソロ・アルバム『ピアノ・ソリート~たった一人のピアノ』の発表まで、寡作ながらも着実にキャリアを重ねている。2019年秋、カルロス・アギーレとゴンサーロ・ディアスをメンバーに迎え制作されたセバスティアン・マッキ・トリオのアルバム『アグアシラバス』をリリース。同時に待望の初来日を果たし、トリオ・ツアーを成功させた。
オフィシャルFacebookページ → https://www.facebook.com/sebastianmacchi.musica