ブルーノ・バヴォータとシャンタル・アクダ、
エモーショナルなピアノと慈愛に満ちた天性の歌声の至高の邂逅

イタリア人ピアニスト/作曲家のブルーノ・バヴォータとオランダ人シンガー・ソングライターのシャンタル・アクダによる初のコラボレーション作品。
 
ふたりが数年前に初めて出会ったとき、彼らはほとんど即座に一緒に音楽を作りたいと思ったそうです。バヴォータはすでにアクダのドリーミーなオーケストラル・フォークのファンであり、バヴォータの親密で絵画的なピアノ曲の中に、アクダはぜひ一緒にやりたいという潜在的な可能性を感じていました。そして、COVID-19のパンデミックがもたらす孤独と孤立は、同じ部屋にいることなく、一緒にアルバムを作る機会を提供することになりました。
 
本作『A Closer Distance』はもともと2、3曲の短いEPとして企画され、バヴォータとアクダが1ヶ月間にわたって、一見おわりのないように、楽々と製作を続けた結果、生まれたものです。それぞれの自宅で作曲、録音されています。ロウのアラン・スパーホークとミミ・パーカー、巨匠ギタリストのビル・フリゼールなど、さまざまなアーティストとコラボレーションしてきたアクダも、本作の完成までのたやすさとスピードに驚いています。「これは不思議なほど自然なことなんです。しばらく眠っていた自分の一部を目覚めさせました」。
 
バヴォータの孤独なピアノアレンジと、アクダの幽玄な多重録音ヴォーカルを中心に構成された『A Closer Distance』の楽曲は、彼らのコンセプトである親密さと静謐さを反映しています。本作は、その創作にインスピレーションを与えたのと同じ、心地よさと親しみやすさでリスナーとつながる、魔法のような作品。