Carlos Aguirre / Caminos(LP)
カルロス・アギーレ『カミーノス(LP)』
■RCIP-0344LP
■2023年3月1日リリース (2月24日より延期となりました)
■4,950円(本体4,500円+消費税)
■レーベル:Shagrada Medra
■国内盤アナログレコード・完全限定生産
■仕様:30cmLPレコード
■bar buenos aires吉本宏による、本人への取材をもとにしたライナーノーツ+全曲解説(国内盤CD収録のものと同内容)
★完全限定生産につき数量に限りがあります★
カルロス・アギーレが2006年に発表した、定番曲・人気曲を数多く収録したソロ・ピアノ作品。鍵盤から広がる豊潤な心象風景が、美しい旋律と深い余韻で描かれる全13曲を収めた、今まさに音楽家としての円熟期を迎えたカルロス・アギーレのキャリアを語る上でも欠かすことのできない重要作が、完全限定盤として待望のアナログ・レコード化。
カルロス・アギーレ・グルーポ名義での3枚の名作『クレーマ』(00年)、『ロホ』(04年)、『ヴィオレータ』(08年)、ソロ名義の『オリジャニア』(12年)、『ラ・ムシカ・デル・アグア〜水の音楽』(18年)、トリオ名義の『カルマ』(17年)、さらに5人編成のギター・キンテートでの『バ・シエンド・ティエンポ』(22年)まで、アルバムごとに新たな境地を切り拓き、音楽家として円熟期を迎えているカルロス・アギーレ。そんな彼が、作曲を始めた17歳の時からずっと作りたいと願い続けてきた、子供の頃から親しんできた楽器であるピアノの独奏によるアルバムが、2006年に発表されたこの『カミーノス』です。
収められているのは、生命の躍動、雄大な自然の風景、子供の頃の記憶などを投影した名曲の数々。2011年の初来日ツアーで必ず1曲目に演奏していた(つまり、カルロスが日本で最初に演奏した)曲として多くの人々の記憶に残る「Pampa」①で幕を開け、静寂に包まれた「Um pueblo de paso」②では素朴なメロディーが郷愁を誘い、「Romanza」③は生命力に溢れたタッチとロマンティックなフレージングが胸を打ちます。モダンなハーモニーとフォルクローレのリズムの融合をピアノで表現した、カルロスならではの佳曲が並ぶ中盤を経て、素朴で感動的な小品「Mai」⑨、アルゼンチンのサンバ(Zamba)の名曲をアギーレ流に解釈した「Zamba para no morir」⑪、そして来日公演での圧倒的な演奏が大きな喝采を浴びた「Milonga gris」⑫は、数多くのアーティストにカヴァーされる名曲。そしてアルバムは、雄大なパラナー河の水面に映る夕焼けの揺らめきのような、心安らぐ子守唄「Canción de cuna costera」⑬で、まるで映画のエンドロールのように感動の余韻を残します。
■トラックリスト
Side-A
01. Pampa (Carlos Aguirre)
02. Un pueblo de paso (Carlos Aguirre)
03. Romanza (Carlos Aguirre)
04. Ráfaga (Carlos Aguirre)
05. Vuls a Lais (Carlos Aguirre)
06. El barrio, el candombe (Carlos Aguirre)
07. Gallo (Carlos Aguirre)
Side-B
01. Pal Turco Deb (Remo Pignoni)
02. Mai (Luis Barbiero)
03. Llovizna (Gari Di Pietro)
04. Zamba para no morir (H. Lima Quintana – Ambros y Rosales)
05. Milonga gris (Carlos Aguirre)
06. Canción de cuna costera (Linares Cardoso)
<Álbum “Caminos” – Carlos Aguirre>