ワールドスタンダード
『カントリー・ガジェット』
★通販限定盤★
■品番:SLIPi-8518LP
■発売日:2024年2月23日
■価格:6,500円(+消費税)
■製品仕様:180g重量盤LPレコード2枚組(米国プレス)+見開きダブルジャケット+特殊サイズ帯
★輸入盤★
■品番:CUD-75
■発売日:2024年2月23日
■価格:6,500円(+消費税)
■製品仕様:180g重量盤LPレコード2枚組(米国プレス)+見開きダブルジャケット
★通販限定盤★
鈴木惣一朗による書き下ろし2024年盤ライナーノーツを収めた特大サイズ帯付き仕様(本体は輸入盤と同じものになります)。
こちらはオンラインショップ「Tempo」のみでの販売となります。
*在庫僅少
★輸入盤★
一般流通される通常の輸入盤となります。
*在庫僅少
ワールドスタンダード1997年発表の4thアルバム。細野晴臣が設立したプライベート・レーベル、デイジー・ワールド移籍第1作目にして、「ディスカヴァー・アメリカ・シリーズ」3部作の1作目となった、ワールドスタンダードのディスコグラフィーの中でもストレンジな傑作として高く評価されるアルバムである。
ワールドスタンダードの音楽をこよなく愛する米国のインディペンデント・レーベルCudighi Recordsからのヴァイナル化オファーを受け、鈴木惣一朗自ら監修のもと、 長年ワルスタ作品のレコーディング〜マスタリングを担当する原真人がリマスターし、米国のプレス工場にて180g重量盤2枚組でヴァイナル化。
日本側から提供したオリジナル・アートワーク素材を使用し、プロダクト・デザインにおいても細部までこだわりぬいたリイシューとなった。
ワールドスタンダードのディスコグラフィーにおいてひときわ特異な成り立ちと構成を持ち、サンプリング、ノイズの向こうのアメリカをあぶり出したストレンジな傑作として高く評価されている。霧の中を漂うアンビエント・サウンド、リリカルでメロウなバンジョーの爪引き、壊れたように叩きつけるドラムとブラシの乾いた音色、不穏なベースライン、陽炎のように揺らめくトレモロなど、幾多の音色が静寂に飲み込まれては消える、サンプリング・コラージュによって描かれた作品。
聴きどころは鈴木と細野の共作曲④。鈴木からの「ガット・ギターでカントリー・ブルースっぽい曲」というリクエストに応え細野から帰ってきたDATに収められていた曲に、いくつかの音をダビングして完成したものである。
こちらのみで購入可能な<通販限定盤>には、鈴木惣一朗がこのために書き下ろした「天使と悪魔のコラージュ音楽」と題された2024年盤ライナーノーツが付いてきます。
1997年、アルバム完成に至るまでの制作秘話〜アルバム制作時に自らに課した「掟」や、音楽的に影響を与えた作品、アルバム使用機材、当時の音楽シーンを背景とした鈴木惣一朗の心象風景、そしてアルバムのプロデューサー・細野晴臣氏とのやりとりまでを記した、5,000字に及ぶライナーノーツです。
Side A
01. Introduction (1:15)
02. Good Red Road (2:50)
03. The Lonely Driver 1952 (5:21)
04. Country Sad Ballad Man (1:47)
05. Loser’s Lounge (3:17)
Side B
06. Old Man Blues (3:36)
07. Loving Spoonful (3:26)
08. Billy Strange Country (6:38)
Side C
09. My Low – Chuned Banjo (3:34)
10. 900 Miles From Home (2:19)
11. Silent Homecoming (3:47)
12. Hollyville Train (5:23)
Side D
13. Montage Lonesome Hobo-Land (8:52)
14. Cowboys Don’t Cry (3:05)
Produced by Haruomi Hosono
Recorded at Little Golden Studio Tokyo
Recoding Engineer: Sohichiro Suzuki
鈴木惣一朗
1959年、浜松生まれ。音楽家。83年にインストゥルメンタル主体のポップグループ「ワールドスタンダード」を結成し、85年に細野晴臣プロデュースでノン・スタンダード・レーベルより『ワールドスタンダード(通称:音楽列車)』でアルバム・デビュー。1997年に細野晴臣氏のプライヴェート・レーベルであるデイジーワールド・ディスクへ移籍。同レーベルからリリースした『カントリー・ガジェット』から始まる「ディスカヴァー・アメリカ3部作」は、デヴィッド・バーンやヴァン・ダイク・パークスからも絶賛される。
2010年のアルバム『シレンシオ』を最後にデイジーワールド・ディスクから離れ、自身のレーベル「Stella」をスタート。デビュー35周年を迎えた2020年、10年ぶり12枚目のオリジナル・フル・アルバム『色彩音楽』を、続いて2021年に13枚目のアルバム『エデン』をリリース、同時に過去の全作品を全世界での配信を解禁。2022年4月には10年ぶりのライヴ「理想郷」を渋谷WWWで開催し、その模様を収めたキャリア初のライヴ・アルバム『UTAU KANADERU』をリリース。2023年3月には、『色彩音楽』『エデン』に続く「パンデミック3部作」を締めくくるアルバム『ポエジア…刻まれた時間』を、アナログ・レコード限定でリリースした。
40年近いキャリアにおいて、アシッド&トラディショナル・フォーク、南米音楽、トーチ・ソング、ミニマル、サイケデリア、室内楽から民族音楽まで吸収した音楽性は多くのミュージシャンにも影響を与え、ジャンル、世代、国境を超えて支持されている。
プロデューサーとしては、程壁(チェン・ビー)、南壽あさ子、ハナレグミ、ビューティフル・ハミングバード、中納良恵、湯川潮音、羊毛とおはな等、多くのアーティストを手掛けた。2013年、直枝政広(カーネーション)とSoggy Cheeriosを結成。
執筆活動や書籍も多数。95年刊行の『モンド・ミュージック』は、ラウンジ・ブームの火付け役となった。細野晴臣との共著に『とまっていた時計がまたうごきはじめた』(平凡社)『細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音を作ってきた』(DU BOOKS)。ビートルズ関係では『マッカートニー・ミュージック~ポール。音楽。そのすべて。』(音楽出版社)。「耳鳴りに悩んだ音楽家がつくったCDブック」(DU BOOKS)などがある。
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