横山起朗 | ワールドスタンダード 「(Maebure)イン・コンサート」
今年で最初、そして最後のワールドスタンダードの演奏は横山起朗くんとのジョイントコンサートになります。開催場所の「um」というスペースは、そこにいるだけで、何だか、とっても身体にいい感じ。新鮮な音楽体験ができると思います。ご期待ください。(鈴木惣一朗)
横山起朗が、ワールドスタンダードの楽曲の数々を、自由な解釈のもと、メロディーの純度を高め、繊細なタッチによる美しい響きで演奏したアルバム『Maebure』。
2024年3月に発表されたこの静かな作品は、日常の微かな前兆(まえぶれ)を感じさせるピアノ音楽集として、多くのリスナーの心をとらえました。今回、尾山台にあるピアノ・アトリエ「um(ウム)」 にて、『maebure』に収められた楽曲の数々を、横山起朗とワールドスタンダードが演奏するコンサートを開催します。
このアルバムの制作時、横山から鈴木へ手紙のように1編ずつ届けられる音源から始まった音楽家同士の交感。このコンサートでは、横山起朗とワールドスタンダードがそれぞれ演奏し、その後、両者の初共演も予定しております。一度はアルバムとして結実したふたりの交感の続き ー それは新たな前兆(まえぶれ)の気配とともに、美しい音色が親密に奏でられるコンサートとなります。そしてワールドスタンダード名義としては約1年半ぶりのパフォーマンスが観られる、貴重な機会でもあります。
素晴らしいピアノと音響、そして親密な空間で、ぜひお楽しみください。
■出演:
横山起朗(ピアノ)
ワールドスタンダード ー 鈴木惣一朗(歌/クラシックギター) 松本従子(歌)
■日時:
2024年10月20日(日) 開場14:30 / 開演15:00
■会場:
「um(ウム)」 (https://um-musica.com/access)
■料金:
予約4,000円 当日4,500円(限定40名・全席自由)
■予約:
メール ▶ reserve@inpartmaint.com (インパートメント)
*9月12日午前10時よりご予約受付を開始いたします
*メールのタイトルを「10月20日予約」とし、「お名前・人数・お電話番号」をご明記のうえお申し込み下さい
*公演当日、受付にてお支払いください(現金のみとなります)
■問合:
インパートメント(03-5428-6800 / 平日12:00~18:00)
横山起朗
ヨコヤマ・タツロウ
武蔵野音楽大学演奏学科ピアノコース卒業後、ポーランド国立ショパン音楽大学でピアノを学ぶ。クラシック音楽の研鑽を通じ、より静寂を内包した物語性のある音楽を求めるようになり、ワルシャワにて作曲を始めソロピアノのアルバムを制作する。今日までに “Solo Piano 01:61” “SHE WAS THE SEA” “moonless” “If You Were Closer”をリリース。
現在は宮崎に拠点を置き自身のピアノ音楽表現の他、CMやテレビ番組等の楽曲提供、電子音楽と映像を届ける「nuun」、和楽器を主体に演奏活動を行う「Re:connect」のメンバーとしても活動。また地元の宮崎放送MRTラジオ「be quiet -世界で一番静かなラジオ-」のパーソナリティを務めるなど、幅広く活動する。
鈴木惣一朗
1959年、浜松生まれ。音楽家。83年にインストゥルメンタル主体のポップグループ「ワールドスタンダード」を結成し、85年に細野晴臣プロデュースでノン・スタンダード・レーベルよりデビュー。「ディスカヴァー・アメリカ3部作」は、デヴィッド・バーンやヴァン・ダイク・パークスからも絶賛される。デビュー35周年を迎えた2020年に10年ぶり12枚目のオリジナル・フル・アルバム『色彩音楽』を、続いて2021年に13枚目のアルバム『エデン』をリリース、同時に過去の全作品を全世界での配信を解禁。2022年4月には10年ぶりのライヴ「理想郷」を渋谷WWWで開催。アシッド&トラディショナル・フォーク、南米音楽、トーチ・ソング、ミニマル、サイケデリア、室内楽から民族音楽まで吸収した音楽性が、ジャンルと世代を超えて支持されている。
プロデューサーとしては、程壁(チェン・ビー)、南壽あさ子、ハナレグミ、ビューティフル・ハミングバード、中納良恵、湯川潮音、羊毛とおはな等、多くのアーティストを手掛けた。2013年、直枝政広(カーネーション)とSoggy Cheeriosを結成。
執筆活動や書籍も多数。95年刊行の『モンド・ミュージック』は、ラウンジ・ブームの火付け役となった。細野晴臣との共著に『とまっていた時計がまたうごきはじめた』(平凡社)『細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音を作ってきた』(DU BOOKS)。ビートルズ関係では『マッカートニー・ミュージック~ポール。音楽。そのすべて。』(音楽出版社)。「耳鳴りに悩んだ音楽家がつくったCDブック」(DU BOOKS)などがある。